憧れのアームチェア“必要スペース”を確保するポイントを解説!
こんにちは、ダイニングに1脚はアームチェアがほしいマエバです。
アームがあるだけでそんなに快適さが変わるの?と思いますが、人の両腕の重さは体重の1/8をも占めます。アームの有無だけで、座った時の体の楽さは格段に変わるのです。
しかし、ダイニングテーブルに合わせて利用する際、アームチェアはテーブルの下に収まらないケースがほとんど。自分のお部屋のスペースに合わないものを選んでしまうと、毎日の生活の中で使いづらいものになってしまいます。
「このアームチェアって、うちのダイニングに入りきるかな?」と心配な方へ。
5種類のアームチェアを快適に使用するための“必要なスペース”をご紹介します。
人が通る幅は50~60cm必要
スペースはイスの奥行だけではなく、人が通る幅も考慮しなくてはいけません。
食事を用意したり、片づけたり、家族がダイニングスペースを行き来するのは毎日のこと。
よく通る道が、テーブルから飛び出したアームチェアに塞がれてしまうと不便なものです。
測ってみると、人が無理なく通れる幅は50~60㎝でした。
▲写真は60㎝のスペース。人が座っている場合も考えると、このくらい余裕があるとベストです。
※体の大きな人もいますので、ご家族の身体の大きさに合わせて幅を確認してみてください。
5種類のアームチェアの“必要スペース”はどのくらい?
テーブルとそれぞれのアームチェアと合わせて、テーブルの端から後ろの壁までどのくらいのスペースが必要か図りました。
計算方法:アームチェアの出っ張り+通り抜け幅(50㎝~60㎝)=必要スぺースとします。
▲基本にしたのは、日本の平均的なテーブルの大きさである、MARUNI木工のライトウッドテーブル(高さ71㎝)
PP701の必要スペースは【69~79㎝】
デザイナーのハンスJウェグナーが妻インガのためにつくったダイニングチェア。
線のように細いフレームが女性の身体にピタッとフィットして、姿勢を保ってくれるアームチェアです。
PP68の必要スペースは【70~80㎝】
ハンスJウェグナーが生涯で最後につくったダイニングチェア。
ウェグナーのこれまでの知識が総動員されており、座り心地、使い心地ともにダイニングチェアの最高傑作と呼ぶにふさわしいアームチェアです。
NO42の必要スペースは【71~81㎝】
空間でかさばりがちなクッションチェアなのに、スッキリした見た目を持つNO42アームチェア
なんと背の部分は可動式。後ろにのけ反ってリラックスした姿勢になっても、背筋を伸ばして食事をする姿勢になっても、快適に座ることができます。
Kai Kristiansen / No.42チェア SOLDOUT
CH24(Yチェア)の必要スペースは【90~100㎝】
誰もが雑誌やインテリアショップで、一度は見かけたことのあるほど有名な北欧家具の代名詞Yチェア。
細くて柔らかいカーブは美しく、包まれるような安心する座り心地です。
ヒロシマアームチェアの必要スペースは【90~100㎝】
ハンスJウェグナーの有名なアームチェアであるザ・チェアをもとにつくられたヒロシマアームチェア。
腕全体を支えてくれるしっかりしたアームと、背中をやさしく支えてくれる背面によって、至福の座り心地を体感できます。
まとめ
アームに肘をかけることで、ダイニングで過ごす時間を快適にしてくれるアームチェア。
アームチェアをお部屋に取り入れるときに気を付けることは、
それぞれのイスに合わせた“必要スペース”を確保すること。
必要スペースを事前にチェックしてアームチェアを取り入れることで、
快適に、ゆったり、家族や友人とのダイニングでの時間を楽しまれるのはいかがでしょうか?
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CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。