ダイニングはテーブル・イス・照明のトリオで心地よくおしゃれになる
こんにちは、改めてダイニングという場所の重要性についてしみじみと感じているスタッフのメオです。
仕事と育児に追われる日々を送っていますが、1日の中で自分がリラックスできる時間は子供を寝かしつけてから。夜9時頃から好きな紅茶を淹れて、ダイニングのYチェアに腰かけてホッと一息つくと、1日の疲れが和らいで心地良く眠れるようになります。ダイニングは私にとって毎日の食事をする以外にも、ホッと一息つける癒しの場所にもなっています。
食事をしたり、お茶をしたり、暮らしの中で必要不可欠な場所、それがダイニングスペース。日中に過ごす時間が長い場所なので、快適さやで居心地の良さ、そしておしゃれさも追及したいですよね?今回は心地良く感じるおしゃれなダイニング空間の作り方について、テーブル・イス・照明の3点セットの組み合わせからお伝えしたいと思います。
「ダイニング」は食事だけの場所じゃない
よく「ダイニングキッチン」とか「カフェダイニング」という言葉を耳にしますが、そもそもダイニングとは何でしょう?
普段使用している「ダイニング(dining)」と言う言葉の意味は「食事」、英語では「食事をする」を意味します。
基本的には「食事をする場所」と位置づけられますが、ダイニングでの過ごし方は人それぞれですよね。家族が集まり食事をするスペース、パソコンや仕事などの作業をするスペース、またはお子さんの勉強机の代わりであったり、お裁縫や読書など趣味を楽しむスペースでもあったりします。
ダイニングの心地良さとおしゃれさはテーブル・イス・照明の3点セットで決まる
ダイニングは、家族での食事や子供の勉強、友人とお茶を楽しむなど、暮らしになくてはならない場所です。家族もゲストもみんなが使う空間だからこそ、心地よくおしゃれにしたいダイニング。CONNECTがオススメする心地良くおしゃれなダイニングをつくるポイントは「テーブル・イス・照明の3点セットで考える」ということ。
ではなぜその3点で考えなければならないのか?その理由について見ていきましょう。
理由①空間に統一感が出る
日中に過ごす時間が長いダイニングスペースなので、気に入るおしゃれなデザインのインテリアを選びたいですよね。でもテーブル、イス、照明、それぞれ1つ1つがおしゃれなものであっても、3点セットで考えないと統一感がなく、ダイニング空間がちぐはぐな状態になってしまうのです。下の写真のダイニングコーディネートを例に見てみましょう。
北欧のヴィンテージ家具をメインに考えた、優しい落ち着いた雰囲気のコーディネートになります。
赤褐色のチーク材が使われたヴィンテージのダイニングテーブル、ミナペルホネンの生地を張ったヴィンテージのダイニングチェア、その向かいには同系色のセブンチェアを合わせています。ヴィンテージの家具は新品の家具に比べて色合いが落ち着き、大人な雰囲気を醸し出しています。ここに白っぽい木の素材の家具を置いてしまうと、そこだけが浮いてしまい、変に目立ってしまってせっかくのコーディネートが残念な感じに…。まずは同系色や同素材のものでまとめると、空間に統一感が出るようになります。
また一緒に合わせたルイスポールセンのペンダントライトは、乳白ガラスにソケット部分が真鍮素材を使用しています。乳白ガラスがヴィンテージ家具の濃い色を中和してくれると共に、真鍮は経年変化と共に色合いが変化していくものなので、ヴィンテージ家具との相性も◎
テーブル・イス・照明3点でコーディネートを考えることで、無駄のないシンプルで心地良くおしゃれなダイニング空間を作ることができるのです。
理由②テーブル・イス・照明の機能やサイズが相乗効果を生み出す
ダイニングは自分や家族が毎日のように過ごす場所。長時間居てもくつろげて、心地よく感じる場所にしたいものです。なので、デザインだけが良い家具を揃えたダイニングでは、決して居心地の良い空間とは言えません。ダイニングテーブルのサイズに適した照明の明るさだったり、椅子の座り心地であったり、テーブル・イス・照明の機能やサイズがピッタリ合ってこそ暮らしやすい環境が生まれます。
テーブルと照明のバランスについて
テーブルのサイズに合った照明のサイズでないと見た目のバランスが悪くなるだけでなく、明るさも足りずにテーブルの端まで灯りが届かず、なんだか暗い印象のダイニングに…。さらにテーブルに並べたお料理だっておいしさが半減してしまいます。そうならないためには、テーブルから照明までの高さに秘訣があります。
CONNECTのオススメする照明の高さは上の写真のようにテーブルから60~65cm。
「ちょっと低いかな?」という印象をもたれるかもしれませんが、北欧ではこの高さが一般的なんです。
手元がしっかりと照らされているので、食事以外にも勉強や読書をする時にも適した明るさになります。
テーブルから60~65cmという高さは、手元をしっかりと照らしてくれるだけでなく、お料理がよりキラキラと美味しそうに見えるのです。
例えば居酒屋さんやバーの店内を想像してみてください。少し薄暗いかなと感じる空間であってもテーブルの上は手元がしっかりと照らされ、お料理やお酒がおいしそうに見える。テーブルと照明の見た目のバランス、そして日々の生活にも適した明るさ、ダイニングで過ごす時にもリラックスできる明るさになるのです。
※テーブルは幅160cmのものを使用
※吊っている照明「PH5」自体の明るさを見るために他の照明は消した状態にしています。
またテーブルから60~65cmという高さは、立った時ちょうど人の目線の位置になります。そこにペンダントライトがあると、視線がそこに一旦定まり奥の壁を感じるので、何もないところを見る以上に奥行きを感じるようになります。これをフォーカル・ポイントと言って、空間の中にフォーカル・ポイントをつくることでメリハリのあるインテリア空間になるのです。
テーブルの横幅別!ペンダントライトの選び方
一般的にダイニングテーブル上のペンダントライトは、テーブル幅の約3分の1の大きさが最適と言われています。きれいな三角形の構図を描けて、バランスも丁度よくなるからです。ではテーブルの横幅から考えるペンダントライトの選び方についてご説明したいと思います。
①130~150cm幅のテーブルの場合は40~50cmのペンダントライトを
4人家族の場合だと、ダイニングテーブルのサイズは横幅130~150cmが一般的です。このサイズのテーブルは、ペンダントライトの横幅が約40~50cmサイズであれば全体のバランスが取れるようになります。例えばルイスポールセンのPH5 クラシック ホワイトの場合は直径50cmなので、横幅130~150cmのテーブルのサイズに最適な照明と言えます。
louis poulsen ( ルイスポールセン ) PH5
北欧の照明を代表する「PH5」。ダイニングに吊っている方が多い、とても人気の高い照明です。美しいデザインも人気の理由ですが、「まぶしさを感じないこと」もダイニングの照明として選ばれている理由です。
よくある照明は下の部分が開いていて電球が見えるデザインのものが多いですよね?PH5は電球の光を隠しながら、人の目に優しい灯りを作り出すことができます。お家でのくつろげる団らんの時間や、食事をよりおいしそうに見せてくれるPH5は、ダイニングの照明としてぴったりなのです。
②160~180cm幅のテーブルの場合は複数のペンダントライトを
大きいサイズのダイニングテーブルの場合だと、ペンダントライト1灯だけではテーブル面が暗く感じることや、テーブルと照明のバランスが悪くなってしまうことがあります。テーブル全体を照らそうとしてペンダントライトを高くしてしまいがちですが、これはNG。ペンダントライトは手元を明るく照らしてくれるものなので、適性の高さより高く吊ってしまうとテーブル面が暗くなってしまうのです。
大きいサイズのテーブルの場合は、1灯だけで灯りをまかなおうとせず、2~3灯並べて吊ってみましょう。ただし、ダイニングテーブル上のペンダントライトは、テーブル幅の約3分の1の大きさが最適なので、PH5 クラシック ホワイトのような横幅が50cmもある照明を2灯吊るとなると圧迫感があり全体のバランスが悪くなってしまいます。
2~3灯吊りの場合は小型のペンダントライトを選んでみましょう。例えばルイスポールセンのToldbod 155。テーブルを3分割し、その間に2灯吊るようにすると全体のバランスが取れ、また必要な明るさも取れるようになります。
louis poulsen ( ルイスポールセン ) Toldbod ( トルボー )155
先程のPH5と同じくらい人気の照明「Toldbod ( トルボー )155」。取り付ける空間のテイストを選ばないシンプルなデザインが人気です。外側はクリア、内側はマットフロストの仕上げのガラスシェードになっています。ガラスシェードだからこそ柔らかい光が拡散されて、目に優しい光を作り出してくれるのです。またTolbod(トルボー)のランプ位置はしっかりと奥に設置されているので、イスに座って上を見上げた時にも直接ランプが見えにくいようになっています。
Point!
ペンダントライトのカタログや画像だけでは分かりにくくても、その照明からどんな光が出るのかをイメージすることが大事です。ペンダントライトはデザインやフォルムで選んでしまいがちですが、まずは光の出方が1番重要なので、そこに注意してペンダントライトを選ぶようにしてみましょう。
服を試着するのと同じ。インテリアを試着する
洋服を買うときって、持っている服と合うかどうか考えたり、試着したりしますよね?いくら1つ1つのモノが素敵で気に入っても、自分に似合わなかったり、合わせるものがなかったりすると使えません。でもインテリアは試着することができないですよね…。
インテリア選びで言う試着が、いろんなダイニングセットのバランスを見たり座ってみたりすること。このくらいの大きさには、このくらいのテーブルか…や、こんなテーブルにはこんなペンダントが合うんだな…など、実際に見て肌で感じることでお部屋のイメージが沸いてきて、自分の求めていたダイニング空間が見えてくるはずです。
心地良く感じるダイニングコーディネート例
日々の生活の中で欠かすことのできないダイニングスペース。毎日使う場所だからこそ快適で心地良く過ごせる場所にしたいですよね。心地良いと感じるダイニング空間をCONNECTがコーディネートしました。「テーブル・イス・照明」の3点のバランスに注目しながらご覧頂けたらと思います。
家族で過ごすゆったりとした休日の朝食風景
4人家族の休日の朝をテーマにコーディネートしました。ダイニングのメインとなるのがカールハンセンのCH006ダイニングテーブル。両サイドの板が取り外し可能になっているので、子供の成長に合わせて片側だけ使用、来客が多い場合には両方の板を足すことができ、シーンに合わせてマルチに使えるテーブルです。このテーブルに合わせているのが、ゆったりと座れるカールハンセンのYチェア。テーブルとチェアを同じブランドのもので合わせることで統一感が生まれています。
照明はライトイヤーズのカラヴァッジオ マットP2。柔らかい色合いのグレーがダイニングセットによく馴染み、さわやかな北欧らしい雰囲気に。またダイニングテーブルの横幅を考え、1灯吊りではなく2灯吊りにすることで、両サイドの伸長板を付けた場合にも十分な明るさが取れるようになっており、見た目のバランスも美しく仕上がっています。
【コーディネートに使用したインテリア】
・テーブル
CARL HANSEN&SON (カールハンセン&サン) CH006 / ダイニングテーブル オーク材・オイルフィニッシュ
・チェア
CARL HANSEN&SON (カールハンセン&サン) CH24 / Yチェア / ビーチ材・ソープフィニッシュ SH43cm
CARL HANSEN&SON (カールハンセン&サン) CH24 / Yチェア (ワイチェア) ウォルナット材・オイルフィニッシュ・ブラックペーパーコード
CARL HANSEN&SON (カールハンセン&サン) CH23 / チェア / オーク材・オイルフィニッシュ カバーキャップ:オーク
CARL HANSEN & SON (カールハンセン&サン) CH88P オーク材・オイルフィニッシュ・ステンレスフレーム
Leander (リエンダー) / ハイチェア/ベビーチェア ホワイトウォッシュ
・照明
FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン) / Caravaggio Matt ( カラヴァッジオ マット ) P2:φ258mm
・その他
北欧ヴィンテージ ビューロー(vd1702-182)
山口一郎 花シリーズ 050 / LL
yumiko iihoshi porcelain (イイホシユミコ)×CONNECT dandan (だんだん) お茶碗 小
yumiko iihoshi porcelain (イイホシユミコ) unjour (アンジュール) apres-midi プレート モク
ARABIA(アラビア)/Ruska(ルスカ)/ティーカップ&ソーサー(写真はカップのみを使用)
商品検討の際はリモートでご相談も可能です
「このテーブルにはどの照明が合うんだろう?」「くつろげる空間にするにはどうすればいいの?」とお悩みのお客様は多いです。そんな空間作りについてお困りの方へ、CONNECTでは、リモートでのご相談も承っています。(プランニングスタッフによるビデオ通話)
気になるソファや椅子の座り心地、メンテナンス方法・お部屋に合う色・デザイン・照明の組み合わせ方など、わからないことや不安なこと等、ご相談ください。メールやLINE電話など、ご要望に合わせて対応します。
各商品ページ内『商品についてのお問い合わせ』から受付しているので、まずは「こんな雰囲気の空間にしたい」とご希望をお聞かせ頂くか、イメージに近い写真などあればご用意ください。ご新築やリフォーム中の方は設計図なども、メールでお送り頂ければご相談もスムーズにお答えできます。お客様のニーズに合った空間作りのお手伝いをさせて頂きます。
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この記事を書いた人
meo
香川県生まれ、香川県育ちのmeoです。CONNECTに勤めて早10年近くになりました。北欧のインテリアの魅力を発信しつつ、お客様のインテリアに対するお困り事が解決できるようなブログを書いていけたらと思っています。