世界の定番ダイニングテーブルCH327の魅力を深堀り!

CH327_チーク_オーク_カール・ハンセン&サン_ハンス J. ウェグナー
▲CH327 ダイニングテーブル / チーク材・オーク材・オイル仕上げ / 190×95cm

CH327 ダイニングテーブルは、1962年にハンスJ.ウェグナーによってデザインされました。現在でも、タイムレスなデザインで世界中の人々を魅了しています。

デザインを手がけたハンスJ.ウェグナーは家具職人でもあり、家具の構造や制作過程を熟知していました。だからこそ彼のデザインは無駄がなく、美しさと機能性が感じられます。

完成度が非常に高いCH327ですが、実は日本ではあまりメジャーではなく、知る人ぞ知るダイニングテーブルと言っても過言ではありません。今回は、ウェグナーの隠れた名作と言われるCH327ダイニングテーブルの5つの魅力を北欧家具店のCONNECTがご紹介します。

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327
▲CH327 ダイニングテーブル / オーク材・オイル仕上げ 

 

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CH327 ダイニングテーブルの5つの魅力

1. 無垢材の美しい天板

CH327の天板は、テーブルの長さに合わせて製材した無垢材を使用しています。木目がより美しく見えるように天板はシンプルなデザインで、無垢材が持つ自然のエネルギーをダイレクトに感じられます。

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327
▲CH327 ダイニングテーブル / ビーチ材・オイル仕上げ

 

 

 

2. 軽やかさを感じさせる天板と幕板のデザイン

一般的に無垢材の天板は贅沢な印象があるものの、重く見えてしまうものも少なくありません。
しかしCH327は、天板縁に角度があるデザインによってテーブルの奥に向かって影が深まり、圧迫感を解消してくれます。加えて、天板の薄さを強調することで無垢材の重厚感を残しつつ、すっきりとした印象が感じられます。

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327

また、多くのテーブルには幕板と呼ばれる部材が天板下に付いています。これは、テーブルに強度を持たせたり、無垢材の天板に生じることがある反りを防止したりするためですが、テーブルを置いた際に感じる圧迫感の原因の一つでもあります。
CH327にも幕板が存在しますが、北欧デザインの巨匠・ハンスJ.ウェグナーの手にかかれば、この幕板さえも美しい構造材へ。

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327

CH327は力がかかる部分とそうでない部分で幕板の幅を変え、天板に密着させず約15mmの隙間をつくっています。この隙間があることで水平方向の軽やかさをより一層強調し、またテーブル天板に浮遊感が出るため、圧迫感を感じにくくなっています。

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327

さらにウェグナーは、テーブル脚を先端に向かって程よく細く丸みを帯びた形状にすることで、天板縁や幕板のデザインによる軽やかさをテーブル全体でバランス良くまとめています。

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327

 

 

 

3. 最大6人が快適に使えるゆったりサイズ

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327
▲CH327 ダイニングテーブル / オーク材・オイル仕上げ 

CH327は幅が190cmあり、ゆったりとしたサイズ感です。4~6人での使用を想定されており、6人でもゆとりを持って使えます。Yチェア(CH24)のようなアームチェアを合わせても窮屈になりません。

 

ウェグナーデザインの代表的なYチェアは横幅が55cmありますが、CH327の脚間は127cmあるため、下の写真のようにYチェア2脚が余裕を持って並べられます。

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327
▲CH327 ダイニングテーブル / ビーチ材・オイル仕上げ

 

また、サイドにも人が座ることを想定しており、テーブル脚が27cm内側にあるため、幕板に脚が当たらず快適に使用できます。

 

 

 

4.用途を問わずに使える長方形型のテーブル

さまざまな生活スタイルに合う長方形型のテーブルなのでワークスペースや食事の他に、ほっと一息つく時間・趣味を楽しむ時間・リモートワークなど、用途を問わずに使えます。

また、一般的にダイニングテーブルの奥行は90cmが多いですが、CH327は95cmです。たった5cmの違いですが、向かい合って座っても窮屈さがなく居心地の良い空間を演出します。

 

 

 

5. 無垢材の経年変化が楽しめる

日本では一般的にダイニングテーブルにウレタン塗装が用いられますが、CH327は無垢材オイル仕上げなので、木材本来の自然な風合いと経年変化が楽しめます。
オイル仕上げのテーブルを長く使うためには、定期的なオイルメンテナンスが必要です。
普段のお手入れは固く絞った布で拭くだけで十分ですが、表面の濡れ色やしっとり感が無くなり乾いたようなカサカサした触り心地になったりすれば、オイルメンテナンスが必要になってきます。

オイルメンテナンス

▼ ダイニングテーブルの仕上げとお手入れ方法についてはコチラでも詳しく説明しています。
◇水じみもペン汚れも綺麗に!無垢テーブルのお手入れを実際にやってみました
◇ダイニングテーブルを「仕上げ」で選ぶ①オイル仕上げ・ソープ仕上げの違い

 

また、CH327は良質な無垢材を使用しているため、汚れや傷も時間が経てば独自の味わいになります。適切なお手入れをして手間をかけることで自分だけのテーブルになり、愛着を持って長く大切に使えるでしょう。
その手間も楽しんで、同じ時間を歩み、変化を見守るというのも大切な家具との付き合い方ではないでしょうか。

 

 

 

長く大切に使える一生モノのダイニングテーブル

カール・ハンセン&サン ハンスJ.ウェグナー CH327

ここまでCH327の魅力をお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
ダイニングテーブルは一家に一台のみで、一度購入するとなかなか買い替えません。だからこそ、CONNECTは長く大切に使えるもの、暮らしを豊かで心地いいものにしてくれるものを選んでほしいと考えています。

CH327は決して華美ではなくシンプルなテーブルですが、素材やデザインの秀逸さを感じられるウェグナーの名作です。手間と愛情をかけて味わい深い経年変化を楽しんでみてはいいかがでしょうか。

 

 

 

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masaki

北欧家具の魅力を通して、日々の暮らしが心地良く豊かになる情報をお伝えしていけたらと思っています。夫、子ども2人、猫3匹との暮らしの中に少しずつ北欧インテリアを取り入れていくのが楽しみの一つです。

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