濃い色の床だけどテーブルは何を選ぶべき?大人な北欧ダイニングのつくり方
こんにちは、最近家具のコーディネイトのコツを発見しました!スタッフイトウです。
ダイニングスペースの風景をつくっている、床、テーブル、イス。
「とりあえず床やテーブル、イスの素材すべてを揃えれば間違いないよね!」と選んでしまいがちです。
しかし、そうやって選んだ家具を設置してみると、「なんだかオシャレに見えないな」「お部屋がなんだか暗い」と上手くいかないことがよくあります。
中でもチーク材やウォルナット材などの濃い色の床を選んだと時に、上手くいかないことが多いのです。
その理由は、以下の2点です。
・同じ木材の色は同化してしまうので、家具の形がぼやけてしまう
・濃い色はお部屋の光を吸収し、お部屋を暗くしてしまう特性を持っている
失敗を防ぐために大切なのは、床・テーブル・イスのコーディネイトで“色と明るさのメリハリ”をつくること。
チーク材の床・ウォルナット材の床に分けて、“色と明るさのメリハリ”がある大人な雰囲気の北欧ダイニングのつくり方を一緒に見ていきましょう。
同じ色で揃えると、
家具の形がぼやけてお部屋が暗くなるのが分かる写真
こちらのミーティングスペースでは、ウォルナット材の床・白い天板のテーブル・ライトグレーとネイビーのイスを組み合わせて、色のメリハリをつくったコーディネイトがなされています。写真から爽やかな印象を受けますよね。
部屋の明るさを比較するには写真を白黒にするとわかりやすいです。
まずこちらがコーディネイトを変えずに、写真だけを白黒にした例。
次に、机を床と同じカラーにして、イスをすべてライトグレーのイスに変更して、写真を白黒にした例をご覧ください。
すると特徴的なセブンチェアの形がなんだかボヤッとしてしまい、地味で暗い雰囲気になってしまいました。
家族揃って美味しいものを食べるダイニングは、明るく楽しい気分でいたいもの。
明るい色を組み合わせたり、明度の異なる家具を組み合わせたりすることでつくり出す“色と明るさのメリハリ”は、心地よいダイニングに大切な要素なのです。
床がチーク材の場合の
明るく、くっきりと家具が際立つ大人なダイニング
1 チーク材のテーブル×カラーのイスを組み合わせる
写真のコーディネイトでは、発色の良いからし色のようなイエロー。
発色の良い明るい色を組み合わせることで、メリハリをつくることができます。
下写真の生地見本の中だとブルー・ホワイト・イエローが発色の良いオススメカラーです。
▲デンマークのKvadrat(クヴァドラ)社×Akira Minagawaの生地。CONNECT店頭でお取り扱いがあります。
2 チーク材のテーブル×ビーチ材のイスを組み合わせる
ここでのポイントは、白ではなく、明るいビーチ材を選ぶこと。
そうすることで、チーク材の中でイスが浮きすぎることがなく、メリハリもつくることができます。
以下の写真では、さらにテーブルをホワイト脚にすることで、お部屋に明るさをつくっているのもひと工夫です。
▲写真はセブンチェアのビーチ材
床がウォルナット材の場合の
明るく、くっきりと家具が際立つ大人なダイニング
1 スチール脚×ホワイト天板のテーブルを組み合わせる
ウォルナットの濃い色味には、ホワイト天板のテーブルを選ぶと明るくメリハリのある空間をつくることができます。
しかし、ウォルナットと白って目立つからそんな勇気ないよ・・・と不安になりますよね。
そんな時は、テーブル天板と脚で違う素材を組み合わせたテーブルを選べば上手く馴染んでくれます。
▲写真はセブンチェアのナイングレーとフリッツハンセンBテーブル(写真サイズは廃番ですが現在W1500のものあり)
2 オーク材の木脚×ホワイト天板のテーブルを組み合わせる
かっこよくモダンな雰囲気より、温かみのある木の雰囲気が好きな方におススメの組み合わせ。
オークの脚を組み合わせることで、白とウォルナット材の色のメリハリが少し和らぎ、柔らかい雰囲気をつくることができます。
いかがでしたでしょうか?
組み合わせる家具の色や素材を工夫し、メリハリのあるコーディネイトすることで、
明るくくっきりと家具の際立つ、大人な北欧ダイニングをつくってみてはいかがでしょうか?
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CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。