低く吊る理由とは?オシャレなだけではない北欧ペンダントライト
こんにちは、お店のペンダントライトによくぶつかってしまう;スタッフのイトウです。
オシャレなペンダントライトって低く吊ってあるイメージがありませんか?
「ぶつかりそうだし、座るとき邪魔じゃないの?」と思ってしまいますよね。
(確かに、掃除中はたまにぶつかるかもしれません)
しかし、低めに吊ったペンダントは、実際に食事をしたりする分には邪魔になることは少ないです。
それより良くないのが、ペンダントライトを高く吊ってしまうことです。
「まぶしいのに手元が暗い‥‥‥」というリラックスしにくいダイニングになってしまうからです。
ペンダントライトを低めに吊る理由は以下の3点からです。
・見た目が美しい
・ライトを見てもまぶしくない
・手元がしっかり明るく照らされる
リラックスできるダイニングをつくってくれる、ペンダントライトの機能性を一緒に見ていきましょう。
適切なペンダントライトの高さは60~65㎝
北欧では、ペンダントライトの適正な高さはテーブルから60~65cmとされています。
「そんなに低いと座った時に邪魔になりそうで不安……」と想像された方は多いのではないでしょうか?
以下の写真がテーブルから60㎝の高さでつるされたペンダントライトです。天井についているライトに慣れている方には、低く見えてしまいますよね。しかし、体験してみるとダイニングでの会話の邪魔にならない高さであることがわかります。身長180㎝くらいの方までカバーできます。
見た目が美しい
PH5を高く吊ると、私の体感では「少し薄暗くなったかな?」というぐらいだったのですが、大きな違いを感じたのは見た目でした。
この写真は身長163㎝の撮影者の目線の高さに合わせて撮影されたものです。ペンダントライトが机から高さ90㎝で吊られると視界からは見切れてしまいます。
60㎝の高さに吊ったPH5は、下の写真のように自然と視界に入ります。
ただいま~とお家に帰ってきたとき、ダイニングに食事を運ぶとき、意識せずにボーっとしているときに、ふとシェードの美しい影や光が目に飛び込んできてホッと癒されそうだと感じました。
ライトを見てもまぶしくない
ペンダントの高さによってまぶしさに違いはあるのか、実際に座ってテーブルからの高さ60㎝と90㎝に吊ったPH5を見上げてみました。
60㎝に吊ったPH5を見上げるとこんな感じです。
電球のまぶしさが見事に隠されています。
PH5のシェードに映る、光のグラデーションの様子を眺めていると時間がたつのも忘れてしまいそうです。
90㎝に吊ったPH5を見上げるとこんな感じです。
ライトの下部にはガラスのカバーが付いているものの、隙間から電球のまぶしい光が見えてしまうため、目に優しい光とは言えませんでした。
手元がしっかり明るく照らされる
60㎝に吊った場合の手元はこんな感じです。
少し白が反射するくらいの明るさです。
デスクランプを付けて勉強するときの、手元の明るさや照らされ方に似ています。
このくらい明るいと、例えばジュージュー湯気立つハンバーグの肉汁など、お料理がよりキラキラと美味しそうに見えますよ。
90㎝に吊った場合の手元はこんな感じです。
光が遠くなったため少し薄暗くなりました。
文字は十分見えるので明るさとしては合格ラインなのですが、
60㎝のほうがパッとした明るさがあり、ダイニングで過ごす気分も明るくなりそうです。
まとめ
ここまでご紹介してきたように、北欧のペンダントライトは高さ60-65㎝で使うのがオススメです。
低めに吊ったペンダントライトには、以下の3つのメリットがあることをおわかりいただけたと思います。
・見た目が美しい
・ライトを見てもまぶしくない
・手元がしっかり明るく照らされる
ペンダントライトを低めに吊ることで上手に優しい光を取り入れて、リラックスできる機能的なダイニングをつくってみてはいかがでしょうか?
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CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。