フロアランプを使ってほっと落ち着く北欧空間を演出する方法
こんにちは。先日、CONNECTの店舗にデンマークの照明ブランドlouis poulsen(ルイスポールセン)の方がセミナーに来て下さって、そのお話を聞いてから照明のことをいろいろと考えているメオです。
定期的にセミナーをして下さるですが、今回はデンマークの住宅で実際に使われているルイスポールセンの納品事例の写真を見ながら、灯りの使い方や北欧の人たちが普段どのように灯りを使って過ごしているのかをお話して下さいました。毎回とても勉強になるので、皆さんにもお伝えできたらなと思っています。
お部屋の灯りを増やしてくつろげる空間を作る
突然ですが、皆さんは1つのお部屋に照明はいくつありますか?1灯しかないという方も多いのではないのでしょうか。1灯だけの照明で部屋全体を明るく照らそうと思うと、大体天井に直接付ける「シーリングライト」を設置している方が多いかなと思います。
でもシーリングライトだけだと部屋全体がのっぺり見えてしまい、味気ない印象の空間になってしまいます。例えばオフィスを想像してみてください。仕事がはかどる空間ではありますが、決してくつろげる空間とは言えません。
北欧の暮らしのような、ほっと落ち着く空間にするためには、部屋の照明を1灯だけでなく複数散りばめること(1室多灯)が重要になってきます。
▲photoby/louis poulsen
北欧の人たちはほとんどシーリングタイプの照明は使わず、フロアランプやテーブルランプで過ごしています。「自分の過ごす場所に必要な灯りがあればそれでいい」という考え方なので、キャンドルの火を灯すように照明をつけていくそうです。
照明はデザインで選んでしまいがちですが、まずは部屋の広さや、その場所でどのように過ごすのかを考えながら、暮らしに合った照明を選んでいく必要があります。
いろいろある照明の中でも今回は「フロアランプ」にスポットを当ててご紹介したいと思います。「フロアランプってどうやって使ったらいいんだろう…?」とお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
フロアランプとは?
ランプ自体が自立していて、床置きできる照明のことをフロアランプと言います。コンセントにさすタイプの照明なので、特別な工事が必要なく、配置を自由に変えることができるのが特徴です。必要な場所に必要な灯りをともすことができます。
▲photoby/louis poulsen
▲louis poulsen(ルイスポールセン)/YUH(ユー)/ Floor ホワイト
フロアランプの3つの特徴
1.スペースを取らずに明るさをプラスできる
フロアランプはデザインも豊富でスマートな形状のものが多く、場所を取らずに気軽に灯りをプラスできます。ソファでくつろぐ時、読書する時に手元を明るくして欲しい時など、シーンに合わせて必要な場所を照らしてくれます。
▲photoby/louis poulsen
▲louis poulsen(ルイスポールセン) AJ Floor (AJフロア)ブラック
2.部屋のコーナーに置き、壁面を照らすことで間接照明としても
部屋のコーナーにフロアランプを置くことで、立体的な空間を演出できます。またコーナー以外にも壁の近くに設置することで部屋を広く見せる効果もあります。その効果を実例から見てみましょう。
■ before ■
部屋の奥のコーナーに置いてあるフロアランプに注目です。
■ after ■
部屋の角を照らすことで立体的な空間になりました。
3.移動させやすく、買い足しやすい照明
ペンダントタイプの照明を別の場所に移動させようと思うと、脚立を出してきて…と、結構な手間がかかりますよね。フロアランプのいいところは気軽に移動させられること。コンセントがある場所に気軽に灯りを追加できます。また新築の場合、住み始めてから灯りの足りない場所が分かってきたりするので、その時もフロアランプは活躍してくれます。
▲photoby/louis poulsen
▲louis poulsen(ルイスポールセン) AJ Floor (AJフロア)ブラック
フロアランプの選び方
フロアランプの特徴が分かったところで「どんなタイプを選んだら良いんだろう?」と、お部屋のイメージに合ったランプを選ぶのって案外難しいものです。フロアランプにもいろんな種類があって、それぞれ光の出方も異なり、光の演出の仕方も変わってきます。まずはどういう空間にしたいのか、そのためにどの場所に灯りが欲しいか考えながら、目的に合ったフロアランプを選んでいきましょう。
1.フロアランプの種類について
・シェード型
スタンドの先の電球に笠のようなカバーが覆いかぶさっているタイプのものをシェード型と呼びます。シェードの部分はアクリルや布、ガラスなどさまざまな素材があります。ご家庭でも一般的に使用されることが多いタイプで、インテリアにも合わせやすいです。
▲photoby/louis poulsen
▲louis poulsen(ルイスポールセン) PH 3 1/2-2 1/2 Floor シルヴァー・クローム
こちらはルイスポールセンのガラス素材のシェードのフロアランプです。電球を覆っているデザインなので眩しさを感じず、ガラスから透過する光がとても美しいです。柔らかい光を演出してくれるので、まるでホテルのような雰囲気を演出してくれます。ソファサイドやリビングのアクセント照明としてオススメです。
・スポットライト型
スポットライト型は、シェード型のランプと同じように電球部分を覆う笠がついたタイプです。電球を覆う笠の部分が光を通さない素材のものが多く、一点の場所を照らしたいときに適しています。シェード型との違いは角度を自由に変えられるので、読書の時に手元を明るくしてくれる照明としてや、壁面を照らして間接照明として使うこともできます。
▲LE KLINT(レ・クリント)/ CACHE (キャシェ) フロアランプ ブラック
こちらはレ・クリントのフロアランプです。アルミ製のシェードの中にレ・クリントを代表するシェードが隠れたおもしろいデザインのランプです。お気に入りのチェアに座ってゆっくり過ごしたい時、優しい光が手元を明るく照らしてくれます。
2.デザインがいいものを選んで、アート感覚で飾って楽しむ
フロアランプの置かれる場所というと、ソファの隣や、お部屋のコーナーに設置することが多いと思います。観葉植物を飾る時と同じような感覚で飾って楽しめるのもフロアランプならでは。デザインがいいものを選ぶことで、日中電気をつけない時間もおしゃれなインテリアの1つになります。
▲photoby/louis poulsen
▲Fritz Hansen(フリッツ ハンセン) KAISER IDELL(カイザー・イデル) Super,フロアランプ,チルト機能付き ブラック
まとめ
いかがでしたか?フロアランプは、効果的に置くことで、お部屋をくつろいだ空間やほっと落ち着く空間に変えてくれるため、お部屋の雰囲気づくりには欠かせない照明です。まずはお部屋をどんな空間にしたいのか考えながら、灯りが必要な場所・使いたい場所にフロアランプを取り入れて、居心地のいい空間を作ってみてはいかがでしょうか?フロアランプについてお困り事などあれば、気軽にご相談くださいね。
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この記事を書いた人
meo
香川県生まれ、香川県育ちのmeoです。CONNECTに勤めて早10年近くになりました。北欧のインテリアの魅力を発信しつつ、お客様のインテリアに対するお困り事が解決できるようなブログを書いていけたらと思っています。