フリッツ・ハンセン庵プロジェクト#1 ー“椅子だけじゃない”フリッツ・ハンセンー
こんにちは。スタッフの本宮です。
先日のブログで、この秋Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)とCONNECTが本島でコラボイベントを2つ開催することをお知らせしました。前回はサクッと案内した「フリッツ・ハンセン庵」について、今回から複数回にわたって詳しくご紹介していきます!
前回のブログはこちら「Fritz HansenとCONNECTが本島でコラボ!」
「フリッツ・ハンセン庵」とは
丸亀市本島の町並み保存地区である笠島地域の一軒の空き家をリノベーションし、フリッツ・ハンセンのインテリアでコーディネートした、期間限定の無料休憩所です。フリッツ・ハンセンの世界を実際に座って堪能していただけます。
[場所]笠島まち並み保存センターすぐそば
[利用可能日時] 9/28(土)-11/4(月) 10:00-16:30 (木曜定休)
突然ですが、問題です!
↓の写真のどの家具がフリッツ・ハンセンのアイテムでしょう?
実は、椅子・テーブル・照明・ソファ、すべての家具がフリッツ・ハンセンなんです。
第1回となる今回は、“椅子だけじゃない”フリッツ・ハンセンのアイテムをご紹介します。北欧家具好きならみんな知っているフリッツ・ハンセン。椅子のイメージが強いかもしれませんが、インテリアをトータルコーディネートできるアイテムがそろっているんです。
恥ずかしながら、私はCONNECTで働き始めるまで、セブンチェアは知っていましたが、フリッツ・ハンセンという名前を知りませんでした。そんな方にも、北欧家具好きのみなさんにもフリッツ・ハンセンってこんなブランドだったのかと改めて知ってもらえればうれしいです。
フリッツ・ハンセンの代名詞「椅子」
フリッツ・ハンセンといえば、やっぱり何といっても「椅子」。1872年にデンマークで創業し、約150年の歴史をもつフリッツ・ハンセン。長い歴史の中で、一番のベストセラーは1955年の発売以来累計生産数が800万脚を超えたセブンチェアです。
↑の写真の椅子、みなさんもどこかで見たことがありませんか?これらすべてをデザインしたアルネ・ヤコブセンは、仕事はとても厳しく完璧主義だった一方、「生まれ変わったら庭師になりたい」と言っていたほどの植物好きだったそうです。植物や自然のラインにインスピレーションを受け、このアイコニックで一度見たら記憶に残るデザインが生まれました。
1960年に完成したコペンハーゲンのSASロイヤルホテルのためにデザインされた、エッグチェア、スワンチェア、ドロップチェア。世界で初めて発泡ウレタンを使い、不可能と言われていた椅子の形を実現しました。アントチェアから始まった成型合板の加工など新しい技術に挑戦し、新しいデザイナーとコラボしながら、高い技術を維持することで長く愛される椅子を多く作り出しています。
椅子について書き出すとつい長くなってしまうので、今回はここまで!椅子について詳しくはこちらをご覧ください。
椅子とともにダイニングを形作るアイテム
冒頭に出てきた写真のフリッツ・ハンセンのアイテムたち。ダイニングテーブルは丸みがあり、脚の付き方が工夫されているのでみんなで囲んでも脚が邪魔になりにくく、たくさんの椅子と一緒に囲みたいテーブルです。
家族や友人と会話をしながら食事をしたり、お酒を飲んだり、ゆっくりくつろげる場所にしたいダイニングスペース。そのためには、大きめサイズのダイニングテ
くつろぎの時間を作り出すアイテム
デンマークの暮らしに欠かせないヒュッゲな時間。そんなくつろぎの時間を作り出すアイテムが充実しています。
フリッツ・ハンセンのラウンジチェアを代表するエッグチェア。卵型に包み込むようなデザインは周囲を遮断し、自分だけのくつろぎ空間を手に入れられるよう考えられています。
オープンでやさしい印象のフリチェア。シンプルな形にたくさんの張地バリエーションを持ち、やわらかくゆったり包み込みます。コーヒーテーブルやクッションのプフなど、家族や友人と一緒に囲んで楽しむアイテムも充実しています。
大きな体のお父さんも一緒に横になれるたっぷり大きなサイズのソファ。いつも自然とソファに集まり、家族が思い思いに過ごす、そんな時間を作り出してくれます。
空間を照らすアイテム
フリッツ・ハンセンのデザイン哲学を反映する、デンマークの照明ブランド「ライトイヤーズ」が2015年に傘下に入り、フリッツ・ハンセンでも照明アイテムを広く扱うようになりました。
北欧のインテリアで大切な役割を担う照明。ダイニングは照明・テーブル・椅子をバランスよく選ぶことで、統一感のある心地よい空間になります。ペンダントライトのカラヴァッジオをはじめ、シンプルなデザインとインテリアに合わせやすいカラー展開が特徴です。
部屋全体を均一に照らすのではなく、明るさが必要なところや見てほしいところだけを照らすのが、北欧のライティング。見てほしくないところから視線をそらし、空間を広く感じる効果もあります。そのために活躍するテーブルランプやフロアランプも多く展開しています。
空間を彩るアイテム
フリッツ・ハンセンでは、インテリアアクセサリー「オブジェクツ」の展開を2016年にスタート。「あなたの生活を際立たせる存在」をキャッチフレーズに、フラワーベースやキャンドルホルダーなどを展開しています。
日本の生け花からインスピレーションを受けてデザインされたIKEBANA(イケバナベース)。シンプルなつくりながら、生けるお花やバランスによって印象が変わる、おもしろい特徴のフラワーベースです。
最新作ムーンアイベースは手作りの吹きガラスでできています。ハンドメイドシリーズのガラスや陶器には、フリッツ・ハンセンならではの高い品質を守る職人さんの手のぬくもりを感じます。
北欧のシンプルなインテリアの中に彩りを加え、空間も気持ちも豊かにしてくれるアイテムたちです。
「フリッツ・ハンセン」×「空き家リノベーション」
「たった1つの家具が部屋や建物全体を美しくすることができ、その空間で過ごす人々の幸せを高める」というフリッツ・ハンセンのデザイン信念。空き家になって人が遠ざかってしまっていた建物に、フリッツ・ハンセンの家具を置くことで、空間が華やぎ、人が集い、空き家に息を吹き込むことができるのではないか。そんな思いで、本島の空き家リノベーションをフリッツ・ハンセンと一緒に始めることになりました。
今回紹介したように、フリッツ・ハンセンにはインテリアをトータルコーディネートできるたくさんのアイテムがあります。フリッツ・ハンセン庵で、このアイテムたちがどう生きるのか。ぜひ、実際に目で見て手で触れて、インテリアの持つ力と空き家の可能性を感じてもらえると嬉しいです。
まとめ
北欧家具のブランドやデザイナーの名前って、カタカナで、似たような名前で、正直覚えにくい・・。だけど、それぞれのブランドに特色があり、巨匠から現在活躍する人まで多くのデザイナーが作りだした、たくさんの魅力的なアイテムがあることをCONNECTに入って知りました。その中で、CONNECTが家具の中で初めに取り扱いを始めたのがフリッツ・ハンセンのセブンチェアです。
それは「シンプルで心地よい暮らし」を考えるCONNECTが、フリッツ・ハンセンの「時代に左右されないものづくりの価値観・美意識」に共感したから。CONNECTにとって大切なブランドであるフリッツ・ハンセンについて、「フリッツ・ハンセン庵プロジェクト」を通して、多くの方に知ってもらい身近に感じてもらえたらうれしいです。
続く第2回では、フリッツ・ハンセン庵の気になる中の様子や、なぜ瀬戸内海の小さな島でフリッツ・ハンセン庵をすることになったのかなどをお伝えしていきたいと思います。お楽しみに!
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フリッツ・ハンセン庵プロジェクト
#1 ー“椅子だけじゃない”フリッツ・ハンセンー
#2 ーついに完成!空き家×北欧インテリアのチカラー
#3 ープロジェクトに込めた想いー
#4 ー絶賛開催中!お客様の声を聞きましたー
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この記事を書いた人
CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。