自然の素材を活かした心地よい暮らし
素材がよかったら、その素材自体を
楽しむことができる。
そしてそれが一番、飽きがこないから
何度でも味わいたくなるんだと思う。
無垢の家具もやっぱり同じで、
いい素材に、厚化粧はいらない。
とんかつ屋さんで「塩だけで味わって
みてください」と言われたことがあるけれど、
このテーブルなら「木本来の肌触りを
ソープフィニッシュでお楽しみください!」
そんな感じでしょうか。
CONNECTが考えるナチュラルは
自然の素材を活かした、心地よい暮らし。
山の緑に誰もがホッとするように、自然の
木の気配は不思議な力を持っていますよね。
そんな息をしている木の気配をそのままに
感じることが出来る家具を北欧で見つけました。
クロスレッグテーブルと呼ばれるこの
テーブルは、PPモブラー社という木に対して、
深いこだわりと愛情を持った小さな
家具工房がつくっているのです。
PPモブラーの何がすごいかって普通、
工場で作っている家具は、いろんな
丸太から板になった木材を輸入して、
それをつぎはぎで家具にして終わり。
PPモブラー社は違うんです。
材料に使う木は根っこから抜き取ります!
木を根っこから抜き取れば、
穴に盛り土をして、苗木を植えることで、
その場所で木を増やすことができます。
この費用は木を単に切り倒すのと
比べると、莫大です。そして、製材する
ときも一つの椅子やテーブルは、
同じ1本の木からつくることができるように、
一枚一枚の板に対してどの木からとれた
板かわかるようにナンバリング
をしていくのです。
全世界をみても、ここまでやってる
家具工房、会社はありません。
木本来の肌触りってことは、汚れが
そのままつくんじゃないかって心配!?
気になるテーブルのメンテナンスは…、
手入れはお風呂掃除やトイレ掃除と
一緒で必須です。
「だからウレタン塗装がよいのよ!」って、
家族会議が始まりそうですが、
ソープフィニッシュは手入れをすれば
するほど汚れもつきにくくなります。
メンテナンスフリーじゃないのなら、
子供がいる家庭にはもってのほか?
と思われるかもしれませんが、
子供がいる家庭こそピッタリだと思うのです。
普段よく目にする完璧に塗装で覆われた
木の家具は汚れにくいですが、
キズがついても、塗装が剥げても自分で
簡単に直すことは難しいです。
一方でソープフィニッシュの家具なら
汚れたら大人でも子供でも、
安心して石鹸の泡を使って綺麗に出来て、
傷がついてもやすりで磨けばもとどおりです。
たまに山登りをして、普段の喧騒から離れて
自然に癒されたり満足したりするように、
生活の中で使って、その木が息をしている
気配を肌や目で直接感じ取れることは、
それ以上に心が満たされる
瞬間かもしれません。
毎月日曜日は子供たちと一緒に家具の
お手入れ。息をする素材でつくられた、
一つ一つが特別な思いのつまった家具たち。
手はかかりますが、まるで家族の一員の
ように手をかけた分だけ愛着を深めながら、
PPモブラーの家具たちが発する気配は、
いつでも使う人を無条件に
ほっこり癒してくれるんです。
照明: louis poulsen(ルイス・ポールセン)/PH 2/1ステム・フィッティング
テーブル:PP Mobler(PPモブラー)/PP85 クロスレッグドテーブル
チェア:PP Mobler(PPモブラー)/PP68 チェア
チェア:PP Mobler(PPモブラー)/PP58 チェア
チェア:CARL HANSEN&SON (カールハンセン&サン)/CH24 Yチェア
置物:ARCHITECTMADE (アーキテクトメイド)/Duck and Duckling
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この記事を書いた人
CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。