【ABOUT OUR MISSION】#0 CONNECTは「シンプルで心地よい暮らし」のお手伝いをしています!
CONNECTは「シンプルで心地よい暮らしを提案する」というミッションを掲げています。暮らしの中で永く愛着を持ちながら使っていただける道具の販売や、心地よい空間を提案・体現していくため、衣食住の『住』に含まれる「家」に関わる商品を取扱っています。
CONNECTをオープンしたのは、2007年3月3日。当初は雑貨の取扱いからスタートしました。その後、照明、家具、建築と商材を展開しており、その延長で地域活動にも尽力してきましたが、その過程でお客様の困りごとがわかり、その一因である業界の問題もわかるようになりました。困りごとや問題がわかったことで以下の想いを持ち続けています。
暮らしの困りごとがなくならないのはなぜ?
家での暮らしにおいて重要なインテリアの配置や組み合わせには、困りごとが尽きません。
そのひとつが照明です。照明では設置場所に関する困りごとがよく起きます。設備としてとらえられる照明は、建築業界が設置もしくは電気配線して位置を決めます。その後、インテリア業界で用意した照明器具を、建物に配線された場所に設置する流れが主流です。
建築業界:いち設備として捉えるため全体の設計図や電気系統の都合を元に照明の位置を決める
インテリア業界:照明そのものの魅力を活かせる、もしくは他の家具との組み合わせで場所や種類を最適化させる、という考えのもと照明の位置を決めたい。
照明とインテリアの配置関係を考えずに建物を建ててしまうと、必要な場所に必要な数を配線されていないことになりかねません。
上記のことを踏まえると、インテリアの配置に困る原因の1つが建物による制限です。建物を用意する建築業界と、インテリアを用意するインテリア業界の間に照明に関する認識の相違があることで、住まいの困りごとがなくならないのです。
心地よい暮らしのことを考えると、「住まう」業界の現状を変えたい
日本の『住まう』業界は、残念ながら「建築業界」と「インテリア業界」に分断されています。戸建て住宅やマンションのような建物は「建築業界」、建物の内装は「インテリア業界」に分類されます。本来、住まうという機能でみると同じ業界のはずなのに経済合理性を追求した結果、大きな隔たりができてしまっています。
しかし、改めて住まう人を中心に考えると業界の分断が原因でたくさんの問題が起こっています。
業界間の壁によって、お客様を困らせることになるのは、非常に残念です。『住まう』業界の建物を基準にインテリアを提案する構造は長年変わっていません。
CONNECTは業界の壁をなくすべく、「空間から発想した家づくり」をテーマに2017年から本格的に『CONNECT HOUSE』を立ち上げました。私たちの家づくりの特徴は、住まう人がどんな空間で生活したいか、から考えて家づくりを行う点です。例えば、「Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)のエッグチェアに似合うリラックスできる空間で暮らしたい」というお客様には、以下の写真で空間を提案したことで、ご満足いただけました。詳細はこちら
インテリアの資産価値を考えたい
高度経済成長期の一億総中流社会から現代の格差社会へと社会が変化していく中で、時代と共に家にかける予算は減少傾向にあります。予算が減ったことにより、インテリア業界は大きな影響を受けています。家にかける予算のなかで、建築予算はあまり変わらず、インテリアの予算が削られているからです。
この結果、インテリアは低価格製品の需要が高くなりました。2018年から2019年の日本のインテリア業界の業界規模(主要対象企業8社の売上高の合計)は1兆3,999億円でした。そのうち、大半は低価格商品を主力としている会社で占めています。(参照:https://gyokai-search.com/3-interior.html )
社会の変化によってインテリアへの予算をあまりかけられなくなったこと、業界トップの低価格路線と戦うことで、インテリア業界はますます低価格戦略をとらざるを得なくなりました。そのため、低価格ではないインテリアも割引があたりまえの社会になってしまいました。このままでは、日本のインテリアの品質・価値がどんどん下がってしまいます。
本来のインテリアは、暮らしをより良くし毎日を彩る存在であるはずです。そのため、「建物を考えたあとでいいや」、「安いものでいいや」、とないがしろにしていては、毎日がその程度の暮らしになりかねないのです。
CONNECTはひとりでも多くの人の日々の暮らしをより良くしたい
CONNECTは、今の「住まう」業界の構造に倣うことが正解ではなく、人々の日々の暮らしをより良くしていくことが正解だと考えています。CONNECTとかかわりのある北欧では、アルネ・ヤコブセン、ポール・ヘニングセン、アルヴァ・アアルトをはじめとする建築家が、家だけでなくインテリアまでを一貫してデザインしています。彼らに共通するものづくり精神は永く使えるモノである前提で、使い心地の追求であったり、タイムレスなデザインであったり、環境へ配慮したりしています。そのため、必要な機能が備わった無駄のないシンプルなデザインで心地の良い空間を作ることができるのです。
また、スクラップ&ビルドの考え方がないため新築は少なく、リノベーション(デンマークではトランスフォーメーション (Transformation) と表現)が主流です。「自分たちがどう過ごしたいか」から家づくりを考えるため、暮らしのツールであるインテリアを軸に置きます。
そして、北欧は持続可能な開発目標SDGsの先進国であり、目標の達成に貢献することを前提にビジネスをしています。目標達成に貢献することで、国内外から安心と信頼を得ており、ブランド価値を維持向上し続けています。
日本が北欧のライフスタイルから学ぶことは家の建て方、家での暮らし方、インテリアの考え方、など多いです。日本の人々の暮らしがよりよくなるためにも、北欧から学んだ知識を生かし、CONNECTは「シンプルで心地よい空間」のお手伝いに尽力していきます。
CONNECTに興味いただけた方は、一度ではお伝えしきれない話題を分けて、お話していきますのでぜひ『【ABOUT OUR MISSION】シリーズ』をご覧いただけるとうれしいです。
index【ABOUT OUR MISSION】
#0 CONNECTはシンプルで心地よい暮らしのお手伝いをしています! ←今ここ
#1 家を建てる人必見!新築・リノベーションで困ることはなに?
#2 家は3回建てないと理想の家にならない?なんでそう言われ続けているの?
#3 家の不動産価値は30年でほぼ0円!? でも、インテリアは50年経っても資産価値があるって知ってます?
#4 あなたはいまの暮らしに満足ですか?そろそろ「シンプルで心地よい暮らし」を手に入れませんか?
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この記事を書いた人
CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。