薪ストーブを使う時に出る煙が気になります。
薪ストーブを使う時に出る煙が気になります。
薪ストーブといえば煙突から煙がもくもくと上がっているイメージが強いと思います。設置したいけど「分譲住宅だと設置できないの?」「近隣の方からの苦情が心配なんです。」といった声も実際にあります。ただ、なぜ煙が出るのかを理解した上で使用すればもくもくと煙が上がると言う事はありません。今回は薪ストーブから煙が出ないようにするために必要なことと分譲住宅に設置する際のポイントを書いていきます。
完全燃焼すると煙はでない!
えー、煙出るでしょ~と思う方いますよね。私も初めはそうでした。(笑)でも本当に煙は出ないんです。環境性能の認証を受けた薪ストーブは排気中に含まれる微粒子まで燃やしてしまうことができる仕組みになっているので、正しく使えばもくもくとした煙が出ることは無く、透明な気体が出るだけなんです!
何故煙は発生するの?
煙は薪が充分に燃えていない時(不完全燃焼)に発生します。薪の乾燥ができていない時、炉内の空気の調整が上手くできていない時に薪が燃え切っていない状態となり煙が発生するんです。煙の発生を抑えるにはどうすればよいか3点ほどピックアップしてみました!
煙の発生(不完全燃焼)を抑えるには
1.良く乾いた薪を使う
不完全燃焼を防ぐにあたり1番重要なのはよく乾いた薪を使用する事です。よく乾いた薪を使用することで燃焼効率が高まり完全燃焼が 起きやすくなります。
薪作りから保管方法も記載している記事を下記に貼っていますのでチェックしてみてください。↓↓
薪作りについて | インテリアショップ CONNECT(コネクト) ブログ (connect-d.com)
2.着火時、薪の補給時に気を付ける
着火時、薪の補給時は煙が発生しやすいです。着火するときは下の画像のように薪を組みてっぺんから火をつけることをお勧めします。てっぺんの炎が下の薪を炙りそこから揮発した可燃性のガスが炎に引き寄せられて燃えます。これによって着火の段階で完全燃焼が行われるため煙の発生を抑えられます。
薪は組み上げるごとに細くなるように薪を選ぶことが望ましいです。また空気の通り道を考え井型に薪を組むことをお勧めします。
薪を補給するタイミングは熾火になったタイミングです。炎が最盛期に薪を補給すると揮発するガスの発生量に対しそれを燃焼させる酸素が足りなくなり不完全燃焼が発生してしまいます。↓画像の時がベストタイミングです!!
3.品質の高い薪ストーブを選ぶ
使用する薪ストーブも大切になってきます。CONNECTが取り扱っている薪ストーブはクリーンバーン燃焼方式の薪ストーブです。クリーンバーン方式とは一次燃焼、二次燃焼を一つの炉体で行う方式です。薪が高温で熱せられると可燃性のガスが発生しそこに火が付きます。(一次燃焼)ここで燃え切らなかった可燃性のガスを高温の空気で燃やせる事ができれば完全燃焼が起きるんです!(二次燃焼)そのため燃焼効率が良く煙の発生を最小限に抑えてくれます。
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どうしても煙は出るもの
煙の発生量を抑えることは可能ですが、着火時、薪の補給時の煙の発生を完全に防ぐのは不可能です。そのため分譲住宅や近隣の方との距離が近い場合は薪ストーブの設置場所、煙突の設置場所を考える必要があります。特に注意すべきことを2つ紹介します!
1.隣家の境界線から離れた場所に設置する
隣家と煙突の位置が近い場合、煙の臭いが問題になる事も考えられます。ですのでなるべく隣家との境界線より離れた場所に設置する必要があります。
2.煙突の設置位置を高くする。
まとめ
薪ストーブは煙に対するネガティブな情報が多いです。確かに煙は出るものですが、うまく燃焼する事さえできればほとんど煙は出ない。これが結論です!ただ少量ながらも煙は出ます。設置計画をよりよくするためにも早い段階での相談をお願いします!
それでも実際に見たり、使っていないと不安ですよね。CONNECTにも薪ストーブを設置しています。薪ストーブを設置したいけど実際の煙の量が気になる方、上手に火をつけることができるのか不安な方は是非薪ストーブ体感会に足を運んでみてはいかかでしょうか?薪ストーブに触れ、体感することで不安も解消できるはずです!
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この記事を書いた人
kubo
こんにちは。薪ストーブ担当の久保です。週二回の薪割りで健康維持しています。 北欧の文化、空間を薪ストーブを通してお伝えできたらと思います。どうぞよろしくお願いします。