Artekの名作テーブル「TABLE 95」。デザイナーのアアルトや使い方を徹底解剖!【YouTube解説動画のご紹介】

北欧インテリアのオンラインショップCONNECTでは、InstagramやYouTubeを使って、シンプルで心地よい暮らしのアイデアを発信しています。
 
本記事では、インスタライブで大好評だったフィンランド生まれの名作テーブル、Artek(アルテック)「TABLE 95」についてたっぷりご紹介します。動画に出演しているCONNECT代表 高木による説明を踏まえ、スペックや使用感はもちろん、デザイナーや特徴的な「L-レッグ」についても解説いたします。
 
 
 

 

 

 

Artek(アルテック)とは?


▲Artek(アルテック) / STOOL 60 (スツール60) / バーチ材

Artekとは1935年、モダニズム文化の促進を目的にフィンランドのヘルシンキで設立されたモダン家具のブランドです。20世紀で最も影響力をもつ建築家・デザイナーであるアルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)が、妻のアイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス・グスタフ・ハールと創業しました。ブランドの名前の由来となった「アート(芸術)」と「テクノロジー(技術)」の融合が、Artekの特徴です。
Artekの家具は手作業による一点ものではありません。とはいえ、完全に機械でオートメーション化されているのではなく、素材の選別から仕上げにいたるまで職人のクラフトマンシップによって丁寧に作られています。そのため自然素材ならではの温かみ、そして高いデザイン性を兼ね備えた家具が手の届きやすい価格帯で購入できるわけです。

 

 

 

TABLE 95

▲Artek(アルテック) / TABLE 95 / バーチ材 / 120×60cm

今回ご紹介するのは、フィンランドを代表するデザイナーであるアアルトが手がけた半円形テーブル「TABLE 95」です。
この半円形テーブルは、先般開催したインスタライブでチラッと映り込んだだけなのに多くのコメントをいただく結果となりました。おかげさまで「確かに、こういう商品ないよね!あると便利なのに…」とCONNECTスタッフ一同の発見や気づきにつながったわけです。
アルテックのアイテムは色々な番号がついていて覚えにくいですよね。半分に切られて苦(9)しいけれどGo(5)…語呂合わせでArtekのTABLE「95」と覚えていただければと思います!実際には、この「95」はサイズとはまったく関係ありません。おそらくデザインが生まれた順番につけられた品番ではないかと思われます。

 

 

 

商品スペックと使い方

展示している天板のカラーはナチュラルな「バーチ(木材の種類)」、テーブルのサイズは幅120cm・奥行60cm・高さ72cmとなります。
一般的な日本製のダイニングテーブルの高さは約70cmなので、少し高めです。ただし北欧家具をはじめ輸入系のスツール(Yチェアなど)のシートハイ(座面の高さ)は43〜45cmなので、テーブルの高さは72cmくらいあるほうが合わせやすいと思います。
3本の脚で天板を支えており、ピタッと壁面につければ安定するので転倒することはありません。アアルトがデザインしたテーブルには、規格が統一されたモジュール設計という特徴があります。そこで2つを繋げて円形テーブルとして、幅120cmの長方形のテーブルと組み合わせれば楕円系の大きなテーブルへと拡張も可能です。

 

 

 

限られた壁面スペースにピッタリ!

反響が大きかった理由の1つは、壁に接したデスクとして使える点でした。限られたスペースしかない自宅でワークスペースがほしい… そういったニーズにマッチするテーブルです。2人でも簡単な作業なら無理なくご使用いただけます。
一般的な幅120cmの長方形のテーブルに2人で横並びに座ると、お互いの腕や脚があたってしまいますよね。でも半円形テーブルなら、丸みを利用して斜めに向かい合って座れるので居心地がよく、作業スペースも広く感じられます。
カラバリは、ナチュラルなバーチ、ホワイト、ブラックの3色です。ただし天板のみのカラバリで、脚や木口(こぐち:天板の側面、断面のこと)はいずれも同じ仕上げとなります。
他にも天板、木口、脚を含めたテーブル全体がホワイト、あるいはブラックというデザインがありますが、ご希望の場合にはフィンランドからの取り寄せとなるのでご留意ください。お待ちいただけるのであれば、オーダー自体は可能です。

 

 

 

ヴィンテージのように、経年変化を楽しむ。

新品のバーチ材は白く、経年変化すると木の色が濃くなります。半円形テーブルが新品の色。経年変化したスツールの色と比べると、その違いがわかりますね。座面のほうが光を受ける面が広いことから、脚と比べると色の変化が進んでいます。
色が徐々に濃く変化していくところが、バーチ材の良さです。ヴィンテージで人気があるのは、このように色が変わって奥行きが増すところですね。

 

 

 

L-レッグとは? 何がすごいの?

L-レッグは、アアルトが開発したArtekの象徴ともいうべき技術です。今となっては、アアルトのデザインのように曲げられた脚をよく見かけますよね。
アアルトはフィンランドの発展のためには、フィンランドの材料を使ってものづくりをするべきだと考えました。そこで着目したのが、フィンランドで入手しやすいものの、やわらかく家具材には向かないとされるバーチ材です。
とくに家具の脚のように荷重がかかる部分には適さないとされていたため、アアルトは強度を増しながら曲げる技術を開発しました。バーチ材の先端から曲げる部分までに切り込み(スリット)を入れることで、曲げやすくし、そのスリットの間に薄いベニヤ板を挟んで接着し、加熱しながら曲げることで強度アップすることに成功したのです。
Artekの製品コレクションは、高いデザイン性と強度を兼ね備えたL-レッグをベースに展開されています。

 

 

 

まとめ

フィンランド発Artekの製品コレクションは、どこか懐かしさを感じる柔らかなフォルムが魅力です。森林を伐採するのではなく、人の手で育成されたバーチ材は地球環境にやさしく、年月とともに味わい深い経年変化も楽しめます。
今回ご紹介したTABLE 95は、フィンランドを代表するデザイナー、アアルトによるデザインです。プライベートからオフィス空間まで使える汎用性の高さや、ライフスタイルの変化に合わせた拡張性の高さもアアルトのデザインならではといえるでしょう。
半オートメーション化された工程と熟練した職人の手を経て作り出された名作テーブルを、この機会に検討されてはいかがでしょうか。
 
 
 
 

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こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。

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