Artek(アルテック)照明辞典⑤「A440 Pendant Lamp オパールガラス」
北欧を代表する家具 ブランド「Artek(アルテック)」。アルテックの家具というとスツールやチェアなどの木製家具のイメージが強いかもしれませんが、実は照明も幅広いバリエーションがあります。時代に左右されないシンプルなデザインと機能性、彫刻のような美しさを兼ね備えたアルテックの名作照明の数々を、これから「Artek(アルテック)照明辞典」としてご紹介していきたいと思います。7回目は「A440 Pendant Lamp」についてご紹介します。
名作「Golden Bell」の乳白色ガラス仕様
フィンランドを代表する建築家であるAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)が手掛けた照明「A440 Pendant Lamp(ペンダント ランプ)」。1937年に発表した「A330S Golden Bell」に似たフォルムですが、A440の方がサイズは少し大きく、シェードにスリットも入っておらず、無駄のない洗練されたデザインが特徴です。そして、シェードの素材には乳白ガラスを使用している為、ガラス越しの柔らかな光が空間を柔らかく照らします。
彫刻のように完成された美しさ
A440は灯りがともっていなくても彫刻のように完成された美しさを体現しています。コードや、フランジカバーまで白で統一されているので、よりすっきりとまとまりのある印象です。
場所を選ばないデザイン
アルヴァ・アアルトのデザイン哲学を象徴するような無駄のない洗練された佇まいは、どのような空間にもスッキリと馴染み、和室や洋室を問わず幅広いシーンでお使いいただけます。
柔らかく暖かい光
吹きガラスの不透明な白色のランプシェードは、直接的な光の眩しさを軽減し、温かく柔らかい光として空間に拡散する合理的なデザインです。
日本の住宅天井高に合わせて設定されたコード長
A440に限らずアルテックの照明器具は、現存の日本の住宅天井高の平均を2.2~2.4mとして算出して設定しています。CONNECTで取り扱いのあるルイスポールセンやフリッツハンセンの照明器具に比べて、アルテックの照明器具は比較的コードの長さが短めなのが特徴です。
例えばルイスポールセンの照明はコードの長さだけで約150cmくらいありますが、A440は全長(引掛シーリングキャップ上端から、器具下端までのこと)が100cmなので、コードの長さは71cmとなっています。
どこに吊りたいか、どのように使いたいかなどでコードの長さは変わってきますが、一般的な住宅の天井高でダイニングテーブル上に吊るす場合、コード加工なしでそのまま吊っても十分灯りの確保ができるパターンもあります。吊りたい場所の天井高やテーブル高など事前に十分ご確認の上ご購入ください。
またコード延長などもできますので、コードの長さにお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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Artekについて
アルテックは地元フィンランドの自然素材を調達し、自然の循環を妨げることのない製造方法で安全性と耐久性の高い、優れた製品を作り続けてきました。暮らしの中のあらゆる場面で多用途に使える実用性と機能性を兼ね備えた持続可能なデザインを作り続けること、それがアルテックの哲学です。
まとめ
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この記事を書いた人
CONNECT
こんにちは。ライフスタイルショップ「CONNECT(コネクト)」です。北欧のブランド(ルイスポールセン・フリッツハンセンなど)を中心に照明・家具・ヴィンテージ家具やインテリア雑貨をセレクトし、販売しています。 また、インテリアから考えるお家づくりも手がけています。