いつものリビングを美術館のような空間に変身させるアートなハイバックソファ
彫刻的で滑らかな曲線が美しい2人掛けのソファ、BAKER SOFA(ベイカーソファ)は、1951年にフィン・ユールがアメリカのBaker Furniture Inc.のためにデザインしました。フィン・ユールの作品の中で、ベイカーソファがアメリカでのデビュー作となり、19世紀末から20世紀初頭にかけての時代に主流となっていたモダンアートの影響を受けた作品と言われています。
大きく包み込むような背もたれは、一度見たら忘れられないほどのインパクト。そして、細部にまでこだわったフィン・ユールのデザインは、360度どこから見ても美しく、軽やかささえ感じさせます。
フィン・ユールデザインがアメリカ進出したきっかけ
1949年、ニューヨーク近代美術館のインダストリアル・デザイン部門のディレクターだったエドガー・カウフマン・ジュニア(Edgar Kaufmann Jr.)は、デンマークへの旅行中、フィン・ユールのデザインに出会い魅了され、雑誌「インテリア」にフィン・ユールについての記事を書きました。その記事がミシガン州の家具メーカーであるホリス・ベイカー氏の目に留まり、フィン・ユールにモダンな家具コレクションのデザインを依頼したことがきっかけとなりました。
これらの出来事は、後にデンマーク・モダンとして知られるようになるものの始まりとなり、デンマークのデザインのアメリカへの輸出ブームが始まったのです。
最先端モダンアートに影響をうけた大胆なデザイン
▲1951年のベーカーソファを描いたフィン・ユールのオリジナルの水彩画。写真提供: Pernille Klemp, Designmuseum Danmark
フレームから分離している背もたれの上部は、浮いているかのような軽やかな印象を与えるフィン・ユールらしい美しいデザインです。
まるでラウンジチェアのようなハイバックソファ
▲BAKER SOFA(ベイカーソファ) / ウォルナット材・オイル仕上げ / Hallingdal 110・376(ハリンダル) / ソファ
高めの背もたれは包み込まれる安心感とプライベートスペースが確保できます。全身をゆだねてくつろいでいると、思わずうたた寝してしまいそうな掛け心地です。
ゆったりと包み込むようなフォルムは、芸術的でありながら、機能性やディテールにもこだわり最高の快適さと耐久性を実現しています。
張地の色を変えるだけで印象ががらりと変わる
これまでの画像は全て、張地の色が違うベイカーソファを掲載していますがいかがでしょうか?
張地の色を変えるだけで、大きく印象が変わるのがお分かりいただけると思います。
お部屋の主役になるようなソファなので、雰囲気に合わせた張地選びをすることで、他にはない洗練された美しさが際立つインテリアになること間違いなしのソファです!
サイズや素材の詳細について
サイズ:W1950×D800×H980(約mm)座面の高さSH440(約mm)
素材(樹種について):オーク材・ウォルナット材・チーク材からお選びいただけます。
素材(張地について):ファブリック・レザーからお選びいただけます。
デザイナー: FINN JUHL(フィン・ユール)
ブランド: HOUSE OF FINN JUHL(ハウス オブ フィン・ユール)
※素材の詳細や、お選びいただく際は、スタッフがサポートさせていただきますのでお気軽にCONNECTまでお問合せ下さい。
Finn Juhl(フィン・ユール)とは
1912年デンマークのコペンハーゲン生まれ。1914年生まれのハンス J.ウェグナーやボーエ・モーエンセンと同世代のデザイナーです。フィン・ユール独特の発想と造形力を評価され、数々の素晴らしい作品を生み出したデザイナーであり『デンマークモダンの父』とも称されています。
彼は、幼い頃から美術に興味を持ちますが、父親から芸術の道に進むことを反対され、建築家になるべくコペンハーゲンの王立芸術アカデミーの建築学科に入学しました。そこで建物の設計やインテリアデザインを通じて現代美術への関心を持ち、独自の発想をもとに家具デザインを手がけるようになりました。
大学在学中に、建築家のヴィルヘルム・ラウリッツェンの事務所に勤務したフィン・ユールは、1937年の家具職人ギルド展示会で出展したのがきっかけになり、のちに自身のデザインスタジオを設立しました。
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)とは
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)は、2001年フィン・ユールの夫人ハンネ・ヴィルヘルム・ハンセンにより、フィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する権利を与えられました。デザイン当初に意図されたのと同じ価値と品質、フィン・ユールらしさである特徴的な仕上げと繊細な造形の実現を大切にフィン・ユールの家具を製造しています。
まとめ
1951年にフィン・ユールがアメリカのBaker Furniture Inc.のためにデザインしたBAKER SOFA(ベイカーソファ)のご紹介でしたがいかがでしたか?大きく包み込むような背もたれは、一度見たら忘れられないほどのインパクト。しかし、細部にまでこだわったフィン・ユールのデザインは、360度どこから見ても美しく、軽やかささえ感じさせます。
樹種は、オーク材・ウォルナット材・チーク材から。張地は、さまざまな色のファブリック・レザーからお選びいただけます。雰囲気に合わせた張地選びをすることで、他にはない洗練された美しいインテリアになること間違いなしのソファです!
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