「シンプルで心地よい暮らしを提案する」というミッションをかかげ、日々の生活の中で心の充足感を満たすような空間作りをしているインテリアショップCONNECT。この記事では前回のブログに引き続き、2017年から手がけている地元・丸亀市の地域活性化プロジェクトについてクローズアップします。

地方のインテリアショップが「自分たちの家の中だけでなく、地域全体に”心地よい暮らし”を広げていく」ことをテーマにスタートしたこの取り組み。

今回は、2018年から2024年の現在まで継続的に続いている、香川県の離島「本島（ほんじま）」での活動をお届けします！

▶ブログ【CONNECT・地域活性化プロジェクト①】はこちら

 

 

 

地域エリアマネジメントに特化した「スナック」を設立。その活動場所を本島へ

2017年、デンマーク王立芸術アカデミーの学生らとオフィス近くの古民家をリノベーションしたことからCONNECTの地域活性化プロジェクトは始まりました。その経験を活かし、2018年からは自然豊かな香川県丸亀市の離島「本島（ほんじま）」へと活動の場を広げていきます。

▲岡山県と香川県に挟まれた塩飽諸島（しわくしょとう）。大小28の美しい島々が広がっています。

日本国内の有人島（人が住んでいる島）の約半数を占める瀬戸内海の島々。その中でも岡山県と香川県の間に広がる塩飽諸島（しわくしょとう）は、香川県丸亀市の島です。

その中心地に位置しているのが、静かで穏やかな時間が流れる「本島」。人口は現在約260人という小さな島ですが、戦国時代には水軍の拠点として、また江戸時代は北前船の海運業として栄えた深い歴史を持っています。

▲重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「笠島集落」

現在も、その歴史の息吹を感じることが出来るのが、この地域でかつて腕を振るった”塩飽大工”たちにより造られた古いまち並み。塩飽大工とは、江戸時代から明治にかけて塩飽諸島で活躍した、造船に必要な高度な建築技術をもつ大工たちのこと。本島には、彼らが手がけた江戸時代末期から昭和初期の歴史的建造物が数多く現存しています。

美しい自然と、歴史あるまち並みから、近年は瀬戸内国際芸術祭の開催地としても注目されている「本島」。しかし高齢化と過疎化が止まらない地方の離島では、現在も大変深刻な空き家問題に直面しています。

昔の人が残してくれた美しい暮らしの痕跡を、そのままにしておくのはあまりにも勿体無い。

そこでCONNECTは、2018年より本島の地域活性化を目的とし、リブランディングに特化した地域エリアマネジメント会社「スナック」を設立。スナックを主体とし、さまざまな企業や地域の協力を得ながら、カフェ「Honjima Stand（本島スタンド）」や、2019年の「フリッツ・ハンセン庵」など、地域活性化のプランニング・リノベーションとその運営を手がけてきました。

 

 

 

【スナックとCONNECTが手がけてきた本島のリノベーションプロジェクト】

◾️2018年

▲本島唯一の定食屋だった店舗を引き継ぎ、カフェレストラン「本島スタンド」をオープン

◾️「本島スタンド」についてのブログはこちら
◾️本島スタンド公式サイト

 

◾️2019年

Photo © Nacása & Partners Inc. FUTA Moriishi

▲フリッツ・ハンセンとタッグを組み、笠島地区の江戸時代の古民家に「フリッツ・ハンセン庵」をオープン。

◾️「フリッツ・ハンセン庵」についてのブログはこちら

 

◾️2022年

▲2019年のフリッツ・ハンセン庵を継承し、久福ブルーイング本島、本島スタンドなど島全体にプレゼンテーションの場所を広げ、「フリッツ・ハンセン島」を開催。

◾️「フリッツ・ハンセン島」についてのブログはこちら

 

◾️2023年

▲笠島地区の古民家に、フリッツ・ハンセンをメインとした北欧のインテリアを堪能できる一棟貸しの宿泊施設「Villa Kasashima en」をオープン。

◾️「Villa Kasashima en」についてのブログはこちら
◾️Villa Kasashima en 公式インスタグラム

 

 

 

デンマーク王立芸術アカデミーの留学生、卒業生たちも本島の地域活性化に力を貸してくれています！

▲2019年に丸亀市に滞在した留学生のヨセフィーヌとペニーレの2人。毎年、2〜3名の留学生、卒業生を定期的に受け入れています。当時のブログはこちら。

またこの本島の地域活性化プロジェクトには、前回のブログでもご紹介したデンマーク王立芸術アカデミーの留学生・卒業生たちも継続的に参画しています。彼らは主に本島のフィールドワーク、プランニングを担当。2019年からは、本島に残されたものを丁寧に読み取り、再構築する「Reading honjima」プロジェクトとして、様々な施設のリノベーションをプランニングし続けています。

 

 

 

構想から5年。ついにVillaTomariのオープン準備が始まります！

その中のひとつとしてプランニングを進めてきた宿泊施設、「Villa Tomari」。2019年の構想開始からコロナ禍を経て、ついに今年、オープンに向けて本格的な準備が始まりました！

▲工事途中のVilla Tomari。コロナを経て、オープンに向けて準備が進んでいます！

当初、複数人で宿泊するゲストハウスとして計画していた「Vlla Tomari」は、コロナ禍を機に、コンセプトを一新。本島の自然の中に佇む古民家と北欧インテリアが調和した、一棟貸しのプライベートな空間として近年中にオープンする予定です！

瀬戸内海の雄大な景色と大切に受け継がれた歴史ある空間で、ゆったりとした時間を過ごす…。CONNECTが提案する、新たな休日の過ごし方を、お楽しみに！

 

 

 

▶ブログ【CONNECT・地域活性化プロジェクト①】はこちら

▶ブログ【CONNECT・地域活性化プロジェクト③】はこちら

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