【レポートブログ】シンプルだけど存在感のあるコートラック。 北欧生まれの「HAY KNIT」
こんにちは。HAYのインテリアをこよなく愛する筆者が、HAYのコートラック・ハンガーラックの「KNIT」を紹介します。まるで毛糸を編んでいるかのようなデザインは、HAY製品の中でも非常にアイコニックな存在。
KNITを生み出したのは、日本人デザイナーの 倉本 仁。HAYの公式サイトでは、KNITがこのように紹介されています。
― 素材に触れるという体験や、ロープや金属棒を曲げたり編んだりする実験的なプロセスに触発され、 3本の金属パイプを互いに交差させることから発展して誕生しました。
作り手の創意工夫によって生まれた、シンプルだけれどもどこか存在感のあるコートラックを、手に届いた瞬間からレビューしていきたいと思います。
3本のパーツだけで出来上がる、シンプルなコートラック
早速、箱を開けてみると、主に支えとなる3本のパーツが綺麗に整列!3本の金属パイプを組み合わせた、シンプルな構造です。
これの何が凄いかというと3本ともすべて同じ形をしているのです。こんなにシンプルな構造なのに強度もあり、使い勝手の良さにまで配慮されている点が、この商品の素晴らしいところです。
取扱説明書等には「2人で組み立てることを推奨します」と記載があります。各パーツが160cm程度あるため、身長174cmの私でもパーツは大きく感じました。説明書に記載の通り、2人で組み立てるほうが安心ですが、十分なスペースがあれば1人でも無理なく組み立てることができると感じました。参考ですが、男性一人の組み立て所要時間は「15分程度」でした。
また、組み立て時には組み立てをアシストするガイドシートが同封されており、1番から3番まで、KNITのパーツを立てかける場所の目安が記載されています。
組立説明書を参考にしながら進めていきましょう。
ちなみに電動ドライバーなどの特別な工具は必要なく、付属の六角レンチを使っていきます。組み立てのコツは「少しずつビスを締めながら組み立てる」こと。
ビスで固定する箇所が3ヶ所あるのですが、1ヶ所を強く締めすぎてしまうと、組み立てが難しくなります。少しずつビスを締めながら組み立てることで、最後にきっちり固定することができます。ただし、家具の組み立てに慣れていない方は、ビスがうまく締まらなかったり、組み立てをしながら他の家具に当たってしまったり、といったことも想定されます。
一人で組み立てることが不安な方は、CONNECTさんの有料組立オプションを活用するものひとつです。
しなやかなデザインが、空間にさりげない存在感をつくりだす
実際にお部屋に置いてみると、3本のパーツだけなのに、しっかり存在感のあるデザイン。KNITのデザインがもっている柔らかい曲線が、空間にしなやかさを与えてくれています。
それは「ただ目立っている存在」ではなく、「空間に馴染んでいるけれど、なんだか気になる存在」という表現が近いです。それくらい、空間に馴染みつつもお部屋をちょっと違った印象に包み込んでくれる、KNITにしか出せない味が、魅力のひとつだと感じています。
コートラックをただそのまま置いても良し、カバンなどを引っ掛けても良し。部屋に馴染みつつも存在感を与えてくれるのが、HAY製品らしさだと感じています。
ちなみに設置場所は、約50cm四方のスペースが必要となります。少しゆとりのある空間に置くことでKNITに視線が向けられるため、よりその良さを引き出してくれると思います。
どの色をセレクトしても後悔しない4色展開
色は「ホワイト・グレー・ブラック・トフィー」の4色展開です。
私もどの色にするかかなり悩みました。
「ホワイト」と「グレー」に絞ったのち、空間全体に落ち着いた印象をつくってほしいという思いから、落ち着いたトーンの「グレー」をセレクトしました。
「グレー」はグレーというよりオフホワイトやグレージュを連想させるような、非常に柔らかい色合いです。
(ちなみに、トフィーとは「砂糖とバターを適度に煮詰めてつくられたイギリス生まれの伝統的なお菓子」のことを指しており、キャラメルのような色を想像すると分かりやすいと思います。)
HAYの製品は発色の良いビビットカラーの製品も多くみられますが、KNITのカラーバリエーションは空間のベースカラーに近いブラウンやホワイトなどを中心に構成されています。
なので、どのカラーをセレクトしてもお部屋には馴染みやすいと感じます。
それでも悩む…という方は、私自身が感じるおすすめポイントを紹介しますので、是非参考にしてくださいね。
・ホワイト … あえて存在感を出さずスッキリとした印象にしたい方に。
・グレー … どんなデザインにも馴染む、飽きの来ないデザインを選びたい方に。
・ブラック … 空間全体のアクセントとして欲しい方に。
・トフィー … 木のようなあたたかみをつくりたい方に。
使うシーンに応じてコートラックに掛けるものを選びましょう
さまざまなシーンに分けて使ってみた感想を紹介します。
まずは玄関先で使用するとき。
玄関先で使うときは、帰ってからコートを掛けたり、帽子やカバンを掛けたり、さまざまなものを掛けることが多いのではないでしょうか。
KNITの場合、毛糸を編んでいるかのようなデザインだからこそ、引っ掛けられる場所がたくさんあるため、さまざまな場所に引っ掛けられる。これがとても便利です。
また、寝室やクローク周りで使用するとき。
玄関先での使用方法に加えて、ベッドサイドにさりげなく置いてみましょう。こんなときは、たくさんモノを掛けるよりも「ちょっとモノを掛ける」がお勧め。
インテリアや小物の配置なども一緒に考えることで、コートラックだけれども生活感をおさえた使い方をすることもできそうです。
▲FLOS(フロス) / MAYDAY(メイデイ) / 全2色 / テーブルランプ / フロアランプ
余談ですが、CONNECTのお客さまには、インテリアとして使用する方も多いという話を聞いたこともあります。
例えば、照明を吊るしたり、植物を吊るしたり。コートラック以外の使い方ができるのも、KNITならではだと感じます。シンプルだからこそ、創意工夫を重ねることで、さまざまな使い方を生み出すことができそうです。是非、自分にぴったりのKNITの使い方を見つけてみてくださいね。
HAY「KNIT」と「倉本仁」
1976年生まれの日本人デザイナー倉本仁は、2008年にJIN KURAMOTO STUDIOを設立し、家具、家電、日用品など幅広い商品をデザインしています。
インスピレーションに満ちたスタジオでは、素材に触れながら試作を重ね、試行錯誤を繰り返すというプロセスが大切にされています。
彼の作品は、Red Dot Design Awardの「Best of the Best」賞や、iF Design Awardなど、数々の国際的な賞を受賞しています。
倉本仁は、HAYというブランドを「大量生産によって実現されるアヴァンギャルド」と表現します。大量生産のプロダクトは、突出した個性の少ない製品が多い傾向にありますが、HAYはしばしば革新的でアーティスティック。KNITも、そんなHAYらしさを体現した製品です。
シンプルだけど、どこか個性を感じるコートラック・ハンガーラック。暮らしのひとさじに、HAY「KNIT」を迎え入れてみませんか。
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この記事を書いた人

阿部哲
東京のマンションリノベーション会社に勤務しています。趣味はインテリアや雑貨を集めること。家電や雑貨のセレクトショップでの接客経験を活かし、暮らしにまつわるコラム・おすすめインテリアの紹介をしています。