KADK Renovation Project 始動!! #3
いよいよ、KADK Renovation Projectスタートとなりました!
KADK Renovation Project
ここ最近はもっぱら、地元の建築、不動産、メディア関係の方へ今回のリノベーション・プロジェクトの企画趣旨の説明と参加のお願いに駆けずり回っておりました。
┃ 学生とのプロジェクトが地域で取り組むべき大きなコトに変化
正式にデンマーク大使館からも、日本・デンマーク外交150周年記念オフィシャルのロゴを頂きました!!
イベントカレンダーにも掲載を頂きました。
Denmark and Japan 150 Years
元々はCONNECTが出来る範囲だけで、デンマークの学生と一緒に実行しようと計画をしてきました。
でも、今回のプロジェクトの本当の意味を考えると、地域で継続的に取り組まないといけないんじゃないかってことにいきついてしまいました。
というのも、
当たり前ですが、空き家を作りたくてお家を建てる人なんてまずいないですよね。
空き家になってしまうにはそれなりの理由があって空き家になってしまっています・・・。
地方と都会で空き家が出来てしまう理由は少し異なるかもしれませんが、地方の空き家は仕事のことだったり、地域の特性だったり、生活スタイルの変化だったり、色んな理由やタイミングが重なって空き家になってしまっているんだと思います。何か一つの理由だけで空き家になっていくっていうことはなくて、ほとんどの場合が複合的な理由によって空き家になってしまってるんだと思います。つまり、空き家の問題は、複合的に取組んでいかないと解決されません。一方向からだけアプローチしても、根本的な解決にはならないわけです。
┃ 空き家問題の根本解決には多角的なアプローチが必要
この問題を超零細企業1社と学生だけで約3ヶ月間取り組んでも、取り組める範囲も規模も小さすぎて、いつまで経っても解決できないんじゃないかってことに気づいてしまったのです。(最初からそんな気もしていたのですが、改めて考えるとやはりそうだよなって感じです。)
地方の場合は地域的に取組まないと解決できない問題が多いと思います。仮に都会や別の地域から移住者が入ってきても、間に入れるコーディネーター役の人間がいないと、そのエリアに馴染むことができずに長続きしなかったりします。
地方の空き家を解消させていくには、やはりその地域の人をいかに巻き込むかがカギになってくると思います。
そして、まずは可能性をとにかく広げていくっていうことが重要じゃないかと思っています。
その可能性を広げていく部分に関しても、CONNECTがいつもお世話になっている住宅に関わる方々をメインにしながら色んな業界の方に入ってもらおうと考えています。
例えば、住宅の施工がメインの工務店さん・建設会社さん、土地開発をしている不動産屋さん。皆さん日々のお仕事がとても忙しいので、違う業界とコラボレーションしようと思ってもなかなか難しいところだと思います。
しかし、業界の枠組みを少し越えてみて、お隣の業界のことを少し見てみると、そんなことで悩まなくてもこうすればいいのにとか、スタートラインを少し変えてみるだけで途中経過がすごく楽になったりだとか、ブレークスルーポイントはまだまだあるんじゃないかと思っています。
今回のリノベーションプロジェクトでは出来るだけ、みんなが業界の壁を少しだけでも越えて新しい可能性を広げていくヒントになってもらえればと思っています。
その中にはもちろんインテリアも入っていますので、建築とインテリアがもっと融合していく可能性も広げていければいいなぁと思っています。
で、もちろん最終的には暮らしていく個人の方にメリットが出るような流れが出来るようにしていきたいですね。
というか、業界の壁が低くなればなるほど、必ずお客さんにはいろんなメリットがでるはずだと確信してます!!
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【 KADK Renovation Project 】 INDEX
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KADK Renovation Project #2
KADK Renovation Project #3
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この記事を書いた人
TakagiTomohito
CONNECTの代表・高木智仁です。 普段は北欧に買い付けに行ったり、モノづくりの現場にお邪魔したりしております。最近は北欧のインテリアを通じて、空家の利活用や地域振興 にチャレンジしております!! 北欧のインテリアや北欧の暮らしがもっと広まるように、あれやこれや発信しております。