ボーエ・モーエンセンがデザインした家具は、2018年からカール・ハンセン&サンのコレクションの一部となっています。そしてこの度、モーエンセンが1957年にデザインしたBM0057サイドボードがコレクションに加わりました。
BM0057 サイドボードのフレームと内部には、FSC認証を受けたオーク材を、前板にはオーク材の突板と真鍮製の金具を使用しています。この複雑な家具の製作技術は、デンマークのゲルステッドにあるカール・ハンセン&サンの工場の熟練した家具職人のみが習得できるものです。
サイドボードの組み立ては手作業で行われ、ほぞと面取りが施された接合部に両開き式の金具や扉など、あらゆる角度から見ても美しく見えるよう細心の注意を払い仕上げられています。ボーエ・モーエンセンは、機能的に必要なネジの溝も真鍮金具の中心に向かせることでシンメトリーなパターンにしたいと考えました。
BM0057 サイドボードには、調節可能な棚と引き出しがそれぞれ2つ付いています。オーク材の引き出しには、ほぞ組みや上部に向かってテーパーが付けられた側板など、美しい接合ディテールが施され、すっきりとしたデザインでありながら安定性も兼ね備えています。