Hans J.Wegner (ハンスJ・ウェグナー)
Hans J.Wegner (ハンスJ・ウェグナー)は1914年、靴職人であり町議会議員も務めた父を持ち、デンマークとドイツの国境の町トゥナーで生まれました。13歳から家具職人の元で家具を学び、17歳で家具職人のマイスター資格を取得。20歳でコペンハーゲンに移り、1936年から1938年までコペンハーゲン美術工芸学校に入学。家具設計を専攻しました。その後デザイナーとしての活動を開始しました。 1940年、ウェグナーはアルネ・ヤコブセンとエリック・ムラーが担当する、オーフス市庁舎の建築プロジェクトに参加し、家具デザインの設計に携わりました。またデニッシュデザイン界に大きな貢献を残した、家具工房ヨハネス・ハンセン社との共同作業も同年に始まりました。1943年には、自身のデザイン事務所を開設しました。数多くの名作を残し、才能溢れる多作なデザイナーとして知られるウェグナーは、ルニング賞(1951年)、第8回国際デザイン賞(1997年)をはじめ、デザイン界における各種の賞を数多く受賞しています。