あなたのお部屋にペンダントライトはありますか?
お部屋の雰囲気をパッと変えたい、シーリングライトをやめて落ち着く空間を作りたい、ダイニングで過ごす時間を心地よくしたい…。
そんな方にはペンダントライトがおすすめです。照明は心地いい空間作りになくてはならないもの。世界一、照明にこだわると言われているデンマーク人は、シーリングライトのように均一に煌々と照らすのではなく、必要なところに必要な灯りを配置し、やわらかな陽だまりを作り出し心地いい空間を作ります。このこだわりを生み出せるのがペンダントライトです。あなたもペンダントライトで心地いい空間を作ってみませんか?
ダイニングの照明に
PH 3/2 Pendantはダイニングテーブルでの使用に適しています。1灯吊りでは、テーブル幅700~900mmぐらいまでと相性が良く、2灯吊りの場合はテーブル幅1600~1800mmぐらいがおすすめです。
テーブル幅1900mmでもお使いいただけますが、テーブルの両端は少し薄暗くなってしまいます。
同じく、ルイスポールセンのPH 3 1/2-3 Pendantに比べて、シェードの縦のボリュームが控えめですので、多灯吊りしてもスッキリとした印象になります。
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CONNECTにリノベーションプランをご依頼してくださったお客様のお部屋
テーブル幅1800mm
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テーブル幅1900mm
CARL HANSEN & SON (カールハンセン&サン) CH327 / ダイニングテーブル ビーチ材・オイルフィニッシュ
周りにダウンライトなどの照明がない場合、テーブル幅1800mm以上の大きさのテーブルだと、4人で過ごすには大丈夫ですが、5人、6人となると端の方に座る人は薄暗く感じてしまうでしょう。
端まで照らしたい場合は、3灯吊りか、もう一回り大きいPH 3 1/2-3 Pendantを2灯吊りをおすすめします。
1灯吊りの場合は、幅900mm前後のテーブルをカバーできます。
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テーブル幅900mm
HAY(ヘイ) / Copenhague(コペンハーグ) / Round Table(ラウンドテーブル) CPH20 / グレー / Φ90
ダイニングに最適な高さ
ダイニングテーブルの上に設置する場合は、器具の一番下からテーブル面までの高さが60~70cmになるのが最適です。これ以上高く吊ってしまうと手元が薄暗くなり、ふと見上げると光が直接目に入ってまぶしいという状態になりますのでご注意ください。また、この高さに吊るすことによって、自然と視界にペンダントが入り、一度目線が止まります。そうすることによってペンダントの後ろの空間に奥行きを感じ、空間を広く見せる効果もあります。
2灯吊りする場合の取り付け場所
取り付ける場所はテーブルの幅を3等分した位置に設置します。そうすると、見ためのバランスも良く、テーブル面をきれいに照らすことができます。
お部屋のコーナーやエントランスに
ダイニング以外ですと、お部屋のコーナーやエントランスに吊るすのもおすすめです。コーナーに灯りを付けることで空間に奥行きが出て、お部屋をより広く感じられます。フロアランプと同じくらいの高さ、床上から130cm程度の位置に吊るすのがおすすめです。
ヘニングセンが追求した対数螺旋のシェード
ヘニングセンがデザインした照明器具は美しい光のグラデーションが特徴です。
この光の秘密は、巻貝のカーブと同じ“対数螺旋(たいすうらせん)”と言う数学的な形が照明の傘(シェード)に応用されているからです。
対数螺旋のカーブは、下図のように、光がどの角度から当たっても同じ角度で反射します。この仕組みにより、なめらかな光のグラデーションをつくることができるのです。
グラデーションの光をつくる手吹きガラスシェード
ずっと眺めていられるあたたかい灯りの理由はシェードに隠されています。すべてのガラスに厚みがあり、透明・乳白・透明の3層になっています。これは高度な技術を持った職人の手によってつくられています。表面はつるっとした質感で、内面はマットでサラサラになっています。このサラサラした加工はフロスト仕上げと言い、眩しい光をやわらかい光に変えてくれます。
「北欧照明の父」ポール・ヘニングセンのデザイン
ポール・ヘニングセンとルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、1967年に亡くなるまで続きました。
ルイスポールセンのアイコニック的存在になっている「PH 5」「3枚シェードのPHランプ」「PH アーティチョーク」など、ポール・ヘニングセンのイニシャル「PH」が名前に付く照明はすべて彼自身がデザインを手がけています。
ヘニングセンがデザインした照明器具はすべて、「人間にとって良質な光を与える照明」という彼の哲学が貫かれています
「北欧照明の父」ポール・ヘニングセンとは?
Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン) 1894-1967年
1894年、デンマーク中心部のオードルップに生まれ、高等学校を中退しテクニカル・カレッジで建築工法を学ぶ。自身の設計事務所をコペンハーゲンに設立後、ルイスポールセン社と協働を始め、複数のシェードから柔らかな光が降り注ぐランプを開発。良質な光を得るための機能的なデザインを生涯にわたり追及し、100種類以上のランプをデザインしました。照明以外にも、ジャーナリスト、アーキテクト、エディター、詩人、ソングライターとして多岐にわたり活動しました。特に彼の辛口の批評は有名で、無視できない論客として当時のデンマーク社会に強い影響力を放った人物です。
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは?
北欧・デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具、電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。
ご新築、リフォーム計画中の方必見!
インテリアの見え方が激変する、フラットシーリングカバーをご存知ですか?これがあれば照明をよりスッキリと、美しく見せることができます。ただし、天井と電気の工事が始める前には決めておかないといけないのでお早めの計画が必要です。詳細はこちらをご覧ください。
賃貸、マンション住まいの方も2灯吊りできます!
電源が一か所しかない場合でも、ダクトレールを設置すれば多灯吊りが可能です!また、テーブルと電源の位置がズレている場合もこれで解消できます。詳細はこちらをご覧ください。
メンテナンスについて
定期的に(6か月程度)部品のゆるみがないか点検してください。普段のお手入れは乾拭きでほこりを取りましょう。汚れがあるときは、軟らかい布に中性洗剤を浸し、よく絞って拭いた後乾拭きしてください。屋内専用ですが、湿気や水気の多い場所での使用はできませんのでご注意ください。ガラスシェードに汚れがあるときは、シェードを1枚ずつ外し、食器用の中性洗剤と柔らかいスポンジでやさしく洗った後乾拭きしてください。ガラスシェードが破損してしまった場合、スペアパーツのご購入も可能です。ご希望の方はお問い合わせください。