取り付けについて
図の配線器具がついていれば、本体の取り付け・取り外しが電気工事なしで簡単に行えます。
【 ペンダントコード長さ加工価格 】
引掛シーリングキャップ上端から、器具下端までが全長となります。加工は全長をご指定ください。
※コード加工の際に、多少の誤差が生じる場合がございます。予めご了承ください。

PH 5 Retake
光と素材が織りなす、唯一無二の照明体験。

剥き出しの素材が美しい、特別なPH 5
長年愛され続けているルイスポールセンのPH 5。
その普遍的なデザインはそのままに、新たな魅力を纏った「PH 5 Retake」が誕生しました。
従来の塗装を剥がすことで、新たな魅力が引き出されたPH 5についてお伝えします。
PH 5ってどんな照明?
「PH 5」の人気の秘密は何なのか?見た目の美しさだけじゃない、機能性や光へのこだわりについて解説します。

PH 5の特徴的なシェードの形はただのデザインではなく、「対数螺旋」と呼ばれる巻き貝と同じカーブが応用されています。このカーブが光を的確にコントロールできる画期的な形なのです。PH 5は、眩しい電球光を巧みに隠し、どこから見ても穏やかな光を提供します。

Photo by Louis Poulsen
PH 5は1958年に発表されました。名前の由来は、デンマーク人デザイナー『Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)』のイニシャル「PH」と直径が50cmという理由から「PH 5」となりました。 PH 5はまずデンマークで圧倒的支持を獲得しました。その後「国民的ランプ」と称されるまでになり、海外で知られる最初のデンマーク製品の一つとなりました。1991年にはデンマークでPH 5の切手も発行されています。 発売当時の白熱電球から電球型蛍光灯、そして現代のLED電球へと発展を遂げた光源技術にも見事に対応し、
デザインされて60年以上を経た今も世界中の食卓を美しく照らしています。
PH 5 Retakeの魅力について
1. 塗装を剥ぎ取った素材感

PH 5 Retakeの最大の特長は、なんといっても塗装を剥がして生まれるスチールとアルミのダイナミックな素材感です。従来のPH 5は、シェードが全て塗装されています。それをあえて剥ぎ取ることで個性的な、PH 5の新たな表情が誕生しました。
2. 点灯時の優しい表情

消灯している時とはうって変わって、点灯時のPH 5 Retakeには温かみがあります。電球色のオレンジ色がザラザラしたアルミの素材に反射すると、消灯時のモダンで無骨な印象とは異なった表情を見せてくれます。消灯と点灯でまるで表情が異なるところに、今までのPH 5とは違った魅力を感じます。
3. サスティナブルな観点から生まれたPH 5 Retake

従来のPH 5は、シェードが全て塗装されているため、製造工程で発生する塗装不良や傷により、製品として販売できないものがありました。しかし、それらの製品を無駄にしないために、あえて塗装を全て剥ぎ、素材そのものの美しさを活かしたのがPH 5 Retakeです。したがって、年間250~300台しか製造することができません。
4. 1点1点異なる、世界で一つだけの個性
塗装を剥ぎ取る工程で生まれる表情は、1点1点異なります。それはまるで、木目のように、この世で唯一無二の価値を生み出します。北欧照明の代表格であるPH 5に、無骨でモダンな印象が加わり、新たな魅力が生まれました。

アルミ素材の表面には、塗装を剥ぎ取った際にできる模様や傷が現れます。その模様や傷は、すべて出方が異なり、同じものは二つとありません。

ボトムシェードはスチール素材で、黒ずみや錆が生じる可能性があり、経年変化を楽しむことができます。黒ずみや錆の出方も、個々のPH 5次第です。しかし、それこそがPH 5 Retakeの個性。時間の経過とともに変化していく素材の表情を楽しむ、そんな贅沢な体験を提供します。
従来品との比較

PH 5 モノクローム・ホワイト

PH 5 Retake
同じPH 5シリーズでも、モノクローム・ホワイトとRetakeから受ける印象はまるで違います。爽やかで明るい印象なのはモノクローム・ホワイトです。Retakeはアルミの素材感と電球色をダイレクトに感じ、見るからに個性的です。Retakeは木製家具と合わせにくそう…と思うかもしれませんが、ざらっとした質感のメタリックなシルバーがポイントで、お部屋に入った瞬間に目線の先のアクセントとなります。世界に一つだけの自分だけのPH 5という特別感があります。

PH 5 モノクローム・ホワイト

PH 5 Retake
従来のPH 5と比べると、シェードへの反射の仕方が異なります。モノクローム・ホワイトはシェード全体に光が反射していますが、Retakeは光が絞られていて、よりスポットライトのような直下にオレンジ色の光が際立ちます。
定番にして王道を求める方は従来のPH 5で、変化球を楽しみたい方はPH 5 Retakeをおすすめいたします。
スタッフからの声
PH 5 Retakeは今までになくスタッフから絶賛のコメントが多く、購入を検討していたり、すでに購入したスタッフもいるほどの人気者です。
・「パッと見た瞬間に、かっこいい!と思いました!」
・「我が家は木を基調としたナチュラルテイストなので、あえてアクセントになる照明を探していました。PH 5 Retakeを見た時にこれだ!と思いました。」
・「定番のPH 5は優しすぎる印象だったのですが、これは欲しいです。」
・「経年変化を楽しめるのが良いですね。長く愛用することで、自分だけのPH 5に育てていきたいです。」
インテリアのプロからも一目置かれるPH 5 Retakeは、あなたの暮らしを心地よく照らしてくれるはずです。PH 5 Retakeは展示ショップ限定での販売ですので、購入できるお店が限られています。ぜひご検討下さいませ。
フランジカバーについて

引っ掛けシーリングにペンダントを取り付けた際の電源元を隠す「フランジカバー」は商品と一緒に同梱しています。Retakeのコードの色に合わせて、白色のものをお付けしています。フランジカバーは余ったコードを収納するものではございません。コードを無理やり押し込めるとコードの劣化の原因となりますのでご注意ください。 フランジカバーが劣化や破損した場合、お取り寄せ可能ですのでご購入希望の方はお問い合わせください。
よくあるコードカットのご質問
ご希望のコードの長さを決める計算式は下の図をご参照ください。

図のとおり、全長=ご自宅の天井高 -(A:合わせるテーブル高+B:600㎜~700㎜+C:ボディー高(大体どのボディー高も2~3㎝くらい)この式で全長が計算できます。ペンダントライトと加工費のご購入時に「全長〇〇cm」とお伝えください(※ご注文手続きページ下部の通信欄に記載ください)。 コード加工は1cm(10mm)単位で承ります。
※「全長」とは、上の図の通り、プラグの厚み、コードの長さ、器具の高さの全てを含めた寸法のことです。
また、ご自宅の天井についている電源の形状も必ずご確認ください。以下5種類のどれかに該当する場合は「引掛けシーリングプラグ付き」の加工をお選びください。

■アルミシェード部のお手入れ方法
日頃のお手入れは埃を払う程度でOKです。拭き掃除をしたい時には、まずは柔らかい布で乾拭きしてください。しっかり拭き掃除をしたい時には、やわらかい布と水または50度以下のぬるま湯を使用して、水拭きをしてください。それでも落ちない頑固な汚れがあった場合は、やわらかい布を中性洗剤を薄めた水に浸し、よく絞って拭き取った後、洗剤が残らないように水拭き、乾拭きの順番に仕上げてください。
ボトムシェードはスチール製で、錆の原因にも繋がりますので、基本的に触れない方が良いです。どうしても拭きたい場合は乾いた柔らかい布をご使用いただくか、市販の乾式潤滑剤を使って拭いてください。
「北欧照明の父」ポール・ヘニングセンとは?

Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン) 1894-1967年
1894年デンマーク中心部のオードルップに生まれ、高等学校を中退しテクニカル・カレッジで建築工法を学びました。自身の設計事務所をコペンハーゲンに設立後、ルイスポールセン社と協働を始め、複数のシェードから柔らかな光が降り注ぐランプを開発。良質な光を得るための機能的なデザインを生涯にわたり追及し、100種類以上のランプをデザインしました。照明以外にも、ジャーナリスト・アーキテクト・エディター・詩人・ソングライターとして多岐にわたり活動しました。特に彼の辛口の批評は有名で、無視できない論客として当時のデンマーク社会に強い影響力を放った人物です。
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは?

北欧デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具・電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。