- Designer’s message -
磁器素材に凹凸のレリーフラインを施した時計です。
円周を12等分しながら表面は異なる面積で分割しています。
時間は皆に平等に与えられたものですが、
その時になるまでの過ごし方は、人それぞれ、紆余曲折。
忙しかったり、ゆったりしたり。
過去を振り返ったり、 先を予測したり。
そんな様子をレリーフラインで表現し、
曲線の違いで2つの表情を作りました。
しっとりしたきめ細かい磁器の素材は
いつまでも美しい質感を保ちます。
うねったラインは、ガスで包まれた木星のような躍動感を感じさせます。
橋田 規子