雫の様な先が窄まったライン指標のデザインです。時間の読みやすさを高めると共に、すっきりとしながらしなやかな印象を与えます。
器の形から着想を得てデザインした壁掛け時計です。木枠に向けてなだらかに立ち上がる文字盤は余白が広く、斜めから見た際も木枠が針や指標を遮らず時計の見やすさを高めてくれています。器のような一体感のある形状は、針や指標を引き立てながら周囲の光を受けやわらかい陰影を作り出します。
これからの暮らしに寄り添う時計
リモートワークが普及し、家が多様な用途に使われる空間に変化しつつあります。仕事や勉強の時、リラックスしたい時、いずれのシーンにも合う存在でありながら愛着の感じられる時計を目指しました。
人にも環境にもやさしいデザイン
レムノスの時計としてはじめて国産のクリ材をフレームに採用しました。地産地消の素材を用いることで、国産の森林資源を活用し、輸送によるCO2の低減に努めています。クリ材は淡い色味により空間に馴染みやすく、かつ、ずっしりとした素材感を備えています。
※クリ材について
日本では、古くは縄文時代の住居や寺院仏閣の土台、線路の枕木にも使われてきたクリ材。非常に硬く頑丈で、耐久性・耐水性に優れているのが特長で、家具や室内装飾など様々な用途にも使用されています。
色味は淡く木目がはっきり出る美しい材で、経年により次第に黄金色(こがねいろ)に変化します。幹から直接葉が芽吹くときにできる葉節(はぶし)と呼ばれる小さな斑点が多く、自然の表情を楽しめるのも無垢材ならではの特徴のひとつです。