日本の暮らしに寄り添うスツール
家に置きたいスツール
スツールとは、背もたれや肘掛けのない1人用の椅子のことです。
椅子といっても、座るだけで終わらないのがスツール。
来客用の椅子やサイドテーブルとしてなど様々な用途があり、家にひとつ置いておくだけでとても便利に役立ちます。
ずっと側に置いておきたい、と思わせるデザインと実用性を備えたTRII-Sの魅力をご紹介します。
鳥居をモチーフとした
シンプルで直線的なデザイン
日本の文化として私たちが生まれる前から存在し、関わりをもってきた鳥居。
鳥居は、神域と人間が住む俗界を区画するもので神域への入口を示していると言われています。このモチーフはどこか馴染みを感じ、シンプルで直線的なデザインだからこそ空間を選ばすに使用することができます。
伝統のあるフォルムは長く使っていてもあきのこないデザインと言えます。
強度が高く、見た目が美しい
伝統的な木工加工技術「仕口」
座面に入り込んだ脚が印象的な "TRII-S" 。脚と座面の接合には、伝統的な木工加工技術「仕口(しくち)」を用い、日本ならではの精緻なものづくりを追求しています。
仕口とは、2つ以上の部品を組み合わせて接合する複雑な加工形状のことです。経年による伸縮やねじれ・狂いを見越した配慮がされているため、見た目が美しいだけでなく、かかった力の伝達が的確に行われるという非常に強度も高い、日本の伝統技術です。
現代の暮らしに合わせたコンパクトさ
TORII-SはW450×D260×H440(約mm)とコンパクトなサイズでありながら、使用方法は様々。
例えば、靴を脱ぎ履きするときなどの使用で玄関スペースに置いても奥行きが狭いため場所を取りません。座面が平で4本脚なので、安定感がありサイドテーブルとしても使用できます。
また、世帯が増えたときなど、暮らしの変化に合わせた使い方も可能です。
実は現代、家に和室を設ける割合が年々増え続けています。昔は6畳以上を必要としている人がほとんどでしたが、現在は4.5畳と和室の広さは縮小し、客間としての利用から普段使いの場として変化しているのです。小さめの和室でも邪魔にならず、置いていても空間を損なわずマッチする、和室と洋室どちらにも合うデザインとコンパクトさです。
移動させたいときに重さは3kgと他のスツールは4kgが多い中、比較しても小さく軽いため持ち運びがしやすいことも特徴です。軽くて、様々な使い方ができるTRII-Sは、日々のちょっとしたストレスを解消してくれるアイテムです。
国内の広葉樹を伝える
TORII-Sはイタヤメープルという広葉樹を使用しています。
Karimoku New Standardは本当の意味でスタンダードになるには、一般的なだけでなく時代の模範でなくてはならないと考えています。その中で、広葉樹のサスティナブルな活用や森林保全と林業地域の活性化など日本が抱える問題に対して何ができるだろうか?どうあるべきなのか? 家具が生まれるまでのどのプロセスにおいても、常にこのテーマに立ち戻り考えています。
広葉樹はこれまで、主に紙パルプ原料のチップとしての利用が多く、広葉樹が持つ本来の価値に比べてあまり有効な利用がされているとは言えませんでした。
針葉樹に比べて成長が遅く、内装用等の用材になるには200年以上を必要とします。成長に時間がかかるため密度が高い広葉樹は、強度が高く傷がつきにくく、肌触りが滑らか。樹種によって光沢や色、肌目が多彩といった広葉樹の特徴を活かすことは、世界中で注目されているSDGsにも繋がるものづくりであるともいえます。
KARIMOKU DESIGN TEAM
TORII-Sはカリモクデザインチームによりデザインされました。
カリモク家具インハウステザイナーで、これまでの社内の常識や品質要件を前提としたデザインからの脱却を目指しつつ、ブランド全体のデザイン性と製品のクオリティを高いレベルで両立させるべく、チャレンジを続けています。
新たなスタンダードを目指すKarimoku New Standard
日本の木製家具メーカーであるカリモクが2009年に設立したKarimoku New Standardは、先進的なアイデアと優れた製造技術を融合したブランドです。カリモクの職人が培ってきたユニークな視点と、国内外から選ばれた有数のデザイナーたちが手を組み、Karimoku New Standardは日本の家具デザインの新たなスタンダードとなるべく取り組んでいます。
Karimoku New Standardの家具は、今所有している家具にひとつずつ追加しても溶け込む小さなオブジェクトともいえます。
保証とお手入れ
普段のお手入れとしては乾拭き程度。また、安心してご使用いただくために、お買い上げより3年間のメーカー保証がついています。
※保証の詳細は付属の保証書をご確認ください。
古くから存在し、日本人にとって親しみのある鳥居の形で、生活にすっと馴染むTORII-S
暮らしに合った使い方で日本の伝統を側におき、長く寄り添ってみてはいかがでしょうか。