エッグチェアはデンマークのSASロイヤルホテルのためにデザインされました。 発砲ウレタンを加工した画期的な手法と独特のフォルム。 カラダをすっぽり包み込む、卵を思わせるその形状からエッグと名付けられたユニークな作品です。 その完璧なフォルムを生み出すために、アルネ・ヤコブセンは彫刻家のように粘土を使用し、シェル(背・座面)のフォルムを追求しました。シェル(ボディ)の張地の下に硬い発泡材を使用するという、当時では画期的な手法で完璧なデザインを実現。
グレースレザーは非常に美しいアニリンレザーです。軽くワックスが塗られた表面は、自然な表情をそのまま生かしているため、ナチュラルマークが多く残っています。それがレザーの特徴を際立たせ、家具に素朴な魅力を加えます。エレガンスレザーをはじめとするアニリンレザーは、革本来の経年変化を楽しめるレザーであり、他のレザーに比べて汚れやホコリに弱く、日光や使用方法、環境に応じて徐々に変化し、艶が出てきます。また、クロームなめしで柔らかさや発色の良さを出し、加えて表面に硬さを与えるためのベジタブルなめしを施し、自然な風合いを革に残すなど、単独のなめしでは出せない革本来の良さを感じられるレザーに仕上げました。