丸テーブルの進化系!洗練されたモダンな一本脚テーブル

北欧でも多くの家庭で取り入れられている、人気の丸テーブル。
圧迫感のない柔らかな印象で、コーディネートもしやすい丸テーブルは、中央に大皿を置いてみんなで食事やお菓子を分け合ったり、キャンドルを囲んで談笑したり、ヒュッゲな時間を分かち合う場としても、もってこいのアイテムです。
様々な丸テーブルがある中で、唯一無二のモダンで洗練されたフォルムが特徴のFRITZ HANSEN「スーパー円テーブル」。
丸テーブルの良さを活かしつつ、通常の丸テーブルのもつ弱点を克服し、機能性にも優れた名作です。
円を超える「スーパー円」という秘密の形

このテーブルは幅100cmですが、実際に使うと直径110cmの丸テーブルと同じくらいのスペースのゆとりを感じられます。その理由は、円と正方形の中間の「スーパー円」という特別な形状。

正円ではなく正方形の角を取ったような形になっており、カーブの部分が円(図の赤線)よりも少し膨らんでいます。この数センチのゆとりが意外と大事。手元にカップを置きやすかったり、パソコン作業のときには肘がしっかり置けたり、食事や作業がぐんと快適になるんです。
向かい合って座った時の距離感はφ110cmの円テーブルよりも親密に。でも、手元のスペースはゆったりと確保。まさに、丸テーブルの進化系といえるでしょう。
壁付けもしやすい「スーパー円」

▲各辺のカーブが緩やかなため、壁付けにしてもデッドスペースが生まれにくいということもあり、コーディネートの幅も広がります。
普段は上の図のように3人掛け、来客時には壁から離して4~5人で囲むなど柔軟な対応ができるのも嬉しいですね。
2. 重たさを感じさせない天板の薄さ

極薄の天板が生み出す浮遊感
スーパー円テーブルのもう一つの魅力は、その天板の薄さ。まるで浮いているかのような軽やかさを演出し、モダンな印象を強調します。
木製の無垢材では、反りや膨張のリスクがあるため、これほど薄い天板を実現することはなかなか難しいです。また、無垢材のテーブルに必須の幕板(補強材)がないため、見た目もすっきりとしています。

天板の縁にはテーパー加工(斜めにカットする加工)が施されており、実際の厚みは2.2cmですが、見た目上は縁部分の1.3cmしかないように見えます。この絶妙なデザインが、スーパー円テーブルならではのスタイリッシュな印象を生み出します。
3. エレガントで抜け感たっぷりの脚のデザイン

もうひとつの特徴は、スチール製の一本脚。木製では実現できない細さと強度を備えており、脚周りに十分な余白が生まれることで、圧迫感を軽減します。

また、すっきりとした一本脚なので、どこに座っても足元にゆとりがあります。
3人や5人などで囲んでも脚が邪魔にならないのはとっても嬉しいポイント。
四本脚や三本脚のテーブルだと、どうしても足元のスペースが狭く感じたり、元々想定されていない人数だと囲みづらかったりするので、これは一本脚ならではの魅力ですね。

さらに、脚のデザインにもこだわりが。支柱部分はクローム仕上げ(粉体塗装仕上げも選択可能)、ベース部分はマットなサテン仕上げと、異なる質感のコントラストが美しい。床との接地部分の光沢を抑えることで、軽やかな浮遊感を演出しています。

この「スターベース」デザインを手がけたのは、北欧の名建築家・デザイナーであるアルネ・ヤコブセン。彼の代表作であるエッグチェアやスワンチェアにも同様のデザインが採用されており、名作の系譜を受け継いでいます。

よくある疑問
Q.スタイリッシュなのはいいけど、無機質で冷たい感じがしませんか?
A. こだわりの素材と仕上げで、モダンだけど温もりを感じるデザインなんです!

▲A603 / 天板:グレー / 脚:クローム + グランプリチェア / ウォルナット / ウッドレッグ
実は、スーパー円テーブルは木製家具との相性も良いです。その秘密は、こだわり抜かれた素材と仕上げにあります。
天板の特別な素材「フェニックスラミネート」
通常のラミネートは表面がざらっとしており、光沢感が強いものが多いですが、スーパー円テーブルに採用されている「フェニックスラミネート」は異なります。

・粒子が非常に細かく、表面が滑らかで手触りがすべすべ。
・ペンダントライトの光をテカテカと反射せず、柔らかく拡散する。
・目に優しく、落ち着いた印象を演出。食事をする際にも心地よい質感。
さらに、フェニックスラミネートは傷や汚れに強く、お手入れが簡単な最強素材なんです!
≫フェニックスラミネートについて詳しくはこちら
縁のフレームもマットなヘアライン仕上げ

天板の縁を囲むアルミニウム製のフレームは、横からの衝撃にも強く、耐久性に優れています。また、マットなサテン仕上げが施されているため、ギラギラとした光沢がなく、上品で落ち着いた印象を与えます。
脚部もマットな仕様を選べる
脚部は、つややかなクローム仕上げだけでなく、マットな粉体塗装仕上げも選択可能。
モダンでスタイリッシュにしたい方は「クローム仕上げ」

▲A603 / 天板:グレー / 脚:クローム + セブンチェア / フルパディング / エッセンシャルレザー・ブラック
落ち着いた印象にしたい方は「粉体塗装仕上げ」

▲A603 / 天板:グレー / 脚:ブラウンブロンズ
このように、スーパー円テーブルはスタイリッシュでありながら冷たさを感じさせない、上品で柔らかな風合いを持つデザインで、木製家具や木のフローリングとの相性も抜群。
木製ではないからこそ実現できる、モダンで洗練されたダイニング空間を作りたい方に、ぜひおすすめしたい一台です。
CONNECTオススメのコーディネート

・テーブル... FRITZ HANSEN 『A603』 / 天板:グレー / 脚:クローム
・チェア... FRITZ HANSEN 『セブンチェア』 / フルパディング / VANIR 193 / クローム脚
・ペンダントライト(テーブル上)... FRITZ HANSEN 『コンサート』 / P1 / ホワイト
・フロアランプ(右奥)... FLOS 『ベルホップ F』/ チョコ
・収納... USMハラー / サイドボード / ベージュ
木製家具のほっこりした空気感ではなく、モダンで洗練された雰囲気のダイニングに。
スーパー円テーブルA603とセブンチェアの組み合わせは、何と言っても足元の抜け感が抜群です。
脚をクロームで揃えることで、奥にあるUSMハラーのサイドボードとも調和し、上品な統一感が生まれています。
一方で、スタイリッシュになりすぎず、温かみのある柔らかな風合いも同時に備えているのが、このコーディネートのポイント。
グレーの天板は、ペンダントライトの暖色の灯りに照らされて穏やかな光を広げてくれるため、冷たい印象にならず、奥のベージュのサイドボードやフローリングの色味と合わさって、やさしい印象を演出してくれます。セブンチェアもブラックではありますが、ファブリックの座面を取り入れることで、かっこよさと柔らかな風合いを両立させています。
お部屋を理想のテイストに。選び抜かれたカラーバリエーション
天板の種類

天板の種類は6種類。
ホワイト・ブラックに加え、ニュアンスの違ったグレー&ベージュ系の色が4種類あります。
一番ベーシックな「グレー」に対し、「グレーエフェソ」はいわゆるライトグレーに近く、グレーブローモはブラックが混ざったような濃いめの色です。
「ブラウンオッタワ」はグレーにブラウン系の色が混ざったようなグレージュカラー。人気のジャパンディスタイルとも相性の良い、自然な柔らかみのある色合いです。
脚の種類

脚の種類も6種類。
クロームは光沢のある鏡面仕上げで、高級感のあるモダンでエレガントな雰囲気に。さびにくく傷がつきにくいという機能性も備えています。
それ以外の5色はマットな塗装を施された仕上げになっており、より落ち着いた印象に。ナチュラルな雰囲気が好きな方や、クロームだとちょっと主張が強いかも、と思った方におすすめです。
ホワイト・ブラックの他に、ニュアンスちがいのグレーが2色(光沢のない銀色のような「シルバーグレー」と、深めのグレー「ウォームグラファイト」)。加えて、こげ茶に近い色味の「ブラウンブロンズ」があります。
お手入れの仕方・お取り扱いの注意点
■天板(フェニックスラミネート)
https://www.fritzhansen.com/ja/sales-support/care-and-maintenance/laminate
■脚 / 支柱部分・ベース部分の上部(クローム仕上げ)
https://www.fritzhansen.com/ja/sales-support/care-and-maintenance/chrome
■脚 / ベース部分の側面(サテン仕上げ)
https://www.fritzhansen.com/ja/sales-support/care-and-maintenance/stainless-steel
■脚(粉体塗装仕上げ)
https://www.fritzhansen.com/ja/sales-support/care-and-maintenance/powder-coated-metal
6人掛けテーブルをお探しの方必見!「スーパー楕円テーブル」
FRITZ HANSENのテーブルシリーズには、今回紹介した「スーパー円テーブル」の他にも、もう一つ素敵なテーブルがあります。
6人掛けのテーブルを探してるけど、木のナチュラルなほっこり感というよりは、モダンでスタイリッシュなデザインのテーブルがいい...
そんな方におすすめなのが「スーパー楕円テーブル」。

▲B616(170cm×100cm・H72cm)B616 / 天板:ブラウンオッタワ / 脚:ブラウンブロンズ
長方形と楕円形の特長を融合させた独自のフォルムが魅力の「スーパー楕円テーブル」。
広々としたスペースを確保しつつ、楕円形の柔らかな雰囲気を併せ持った、圧迫感のないデザインです。
脚部も極めてシャープで、抜け感たっぷりの軽やかなフォルム。ネジを使わず、女性でも簡単に組み立てが可能な点も嬉しいです。
サイズのバリエーションもたくさんありますが、4~6人掛けならおすすめは「B616 / 天板:ブラウンオッタワ / 脚:ブラウンブロンズ」。小さすぎず大きすぎない、ゆとりを持って使えるちょうどいいサイズ感。天板も脚もブラウンの混ざった色味にすることで、温かみのある風合いに。木製家具やフローリングとの相性も◎です。
3人の名匠が結集した、FRITZ HANSENのテーブルシリーズ
「スーパー楕円テーブル」「スーパー円テーブル」をはじめとするFRITZ HANSENのテーブルシリーズは、3人の卓越したデザイナーによって生み出されたことでも広く知られています。
ピート・ハイン (1905~1996)
天板のデザインを手がけたのは、デンマークの詩人であり、哲学者・数学者としても活躍したピート・ハイン。感性と合理性を高い次元で併せ持った彼だからこそ、家具デザインにふさわしい「機能美」に富んだ形に行きつくことができたのでしょう。
ブルーノ・マテソン (1907~1988)
スリムで耐久性の高いスパンレッグの脚は、スウェーデンの名匠ブルーノ・マテソンによるもの。デザイナーであり建築家である彼は、シンプルで美しく優雅なフォルムを提唱し、自身の家具デザインにもそれらの本質を取り入れていました。スパンレッグの「B616」や「B612」の「B」はブルーノ・マテソンの頭文字です。
アルネ・ヤコブセン (1902~1971)
一本脚のスターベースをデザインしたのが、エッグチェアやセブンチェアで知られるアルネ・ヤコブセンです。エッグチェアやスワンチェアの脚のデザインをテーブルにも汎用させたのですね。
一本脚テーブルの「A603」や「A602」の「A」はアルネ・ヤコブセンの頭文字です。
北欧を代表する3人のデザイナーの発想が結集した、まさに北欧デザインの真骨頂といえるプロダクトです。
テーブル選びでお悩みの方へ
CONNECTでは、あなただけの理想のテーブル探しをサポートしています。
・お部屋の雰囲気に合わせたテーブル選び
・サイズや素材の選び方
・チェアや照明とのコーディネート
・古いテーブルの処分方法
など、どんなことでもお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、あなたにぴったりのテーブルをご提案します。
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