OW58 T-チェアは、クラフトマンシップや快適性に妥協することなく、芸術的な表現の可能性に挑戦した特徴的なデザインです。その愛称(T-チェア)の由来となったT字型の背もたれは、伝統とモダンの優美な融合が独特の美を奏で、軽快さと優雅さを付加しています。OW58 T-チェアは、デンマークのゲルステッドにあるカール・ハンセン&サン社の工房で製造されており、熟練した技術をもつ職人の加工により高い品質を保証しています。復刻にあたっては、オーレ・ヴァンシャーのオリジナル図面に沿って製作が行われていますが、最適な快適性を考慮し、今回の復刻にあたり座面の高さを1インチ(2.54cm)高く調整しています。これはデザインが発表された1958年当時と比較し、体格が大きくなっている現代人のエルゴノミクス(人間工学)を考慮した結果です。