VLA61 モナークチェアは、1944年にヴィルヘルム・ラウリッツェンがデザインし、当初製作された数はわずか10点のみという希少なデザインでした。世界中のオークションで高嶺の花といわれるほどのコレクターズアイテムでしたが、今回カール・ハンセン&サンより製品化が決定しました。
モナークチェアはアゲハ蝶の一種であるモナークバタフライにちなんで名づけられ、生涯蝶に強い関心を持ち、研究に勤しんだヴィルヘルム・ラウリッツェンへのオマージュと言われています。
ゆったりとした張地、二重に湾曲したアーム、真鍮製の脚部などのディテールからは軽快かつ豊かな芸術的表現が感じられます。
また、すべてのパーツを手作業で磨き上げてから組み立て、さらに椅子全体、特に接合部周辺を再び手作業で研磨することで、最終的に完璧な仕上げを実現しています。これらはカール・ハンセン&サンの経験豊富な家具職人にとっても、生産は複雑で時間のかかる作業です。
ラウリッツェンらしさ溢れるデザインの特徴を忠実に再現した、職人の卓越した技術が光るチェアです。