数多くの家具デザインを残すボーディル・ケアは、常に家具を建築の一部と捉えていました。彼女にとって、家具は空間を彩るオブジェではなく、その機能性、経済性を追求し、美的に表現したものです。教授、デザイナーとして世界中を飛び回り、デザインと建築の関係を説き、同時に自身の知識を深め、様々な職種の人々と協働で空間をより最適化することに取り組んでいました。日々変わるオフィス環境に対応し、クリエーターをサポートする事務所用の家具システムなどがその好例です。Indoor-Outdoor シリーズをはじめ、家具、照明器具、サービングワゴン、花器と多岐に及び、いずれも軽快さと優れた機能性で共通しています。