PP Mobler(PPモブラー) / PP19(パパベア) イージーチェア / チェリー材・オイル仕上げ / Hallingdal 368(ハリンダル) / Buttons:スタンダードレザー(Mocca) / ラウンジチェア

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商品番号 pp19-co-hal
¥ 4,400,000 税込
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返品について

1954年頃にハンス J. ウェグナーによってデザインされたPP19、通称パパベア。
パパベアという愛称はウェグナーがつけたのではなく、ある記者が「クマが後ろから抱きしめているみたいだ」と表現したことからそう呼ばれるようになったといいます。 他にも「bare chair(ベアチェア)」「テディベアチェア」など様々な愛称で呼ばれ親しまれています。

包み込まれるような安心感のある座り心地
背もたれが広く、アーチ状に包まれることによって、快適なプライベート空間が生まれます。
斜めに座ってバックの角に頭をもたれる、アームの上に両足を投げ出して仰向けになる、など、どんな体勢でもパパベアの腕は優しく受けとめてくれます。
座面が広く角度があるので、ゆったりと快適に過ごすことができます。
先端部分の爪が木で出来ているのは、手で撫でたり寄り掛かったりした際にファブリックが汚れないようにするためです。

パパベアは、熟練の職人でも一脚一脚に2週間かけて仕上げていくチェアです。
頑丈な木製フレームは、強力な接合部と形状を備えており、金属製のバネで背中をしっかりとサポートしてくれます。
内部にもこだわりがつまっており、背、座面のクッション部分には馬毛、パーム(やし)、リネン(麻)、コットン(綿花)の4つの天然素材が使用されています。当時のままの製法を維持することで60年たった今でも変わらぬ座り心地を保ち続けることが可能になっているのです。

巨匠ウェグナーにも愛されたチェア
北欧の家具職人を代表する椅子の巨匠ウェグナーによってデザインされたパパベア。
500種類以上の椅子をデザインしたウェグナーが、晩年介護施設へ持ち込んだ椅子というだけあって、このパパベアの座り心地の良さは彼の作品の中でも一二を争います。
PP Mobler社はこのパパベアをPPMobler創立50周年記念として、2003年に復刻させました。 ウェグナーの理念を厳格に守り続け、手を抜かず、今日へと作り繋いでいます。
使い捨てではなく、受け継いでいくことができる一脚。 この不朽の名作に座って、パパベアのやさしさと包容力をぜひ体感してみてください。

Material [レッグ・アーム・ネイル]
チェリー材・オイル仕上げ
張地:Kvadrat Hallingdal
[ボタン]STANDARD LEATHER(Elegance Mocca)
Textile Kvadrat Hallingdal 368
(ウール70% / ビスコース 30%)
耐久性:100.000Martindale
マーチンデールとは>
Size W900×D950×H1010(約mm)
AH650 / SH420(約mm)
Brand PP Mobler(PPモブラー)/ デンマーク
Designer Hans J. Wegner(ハンス J. ウェグナー)
Item No. PP19
Remarksインテリア/ ラウンジチェア
【Made in Denmark】

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PP Møbler 究極の一脚 PP19 パパベア

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

デンマークを代表する家具デザイナーのハンス J.ウェグナーによって、1951年にデザインされたPP19、通称パパベア。ウェグナー好きが最後に行き着く椅子とも言われる、知る人ぞ知る名作です。
Yチェアをはじめとし、生涯で500種類以上の椅子をデザインしたウェグナーが、晩年を過ごした介護施設へ持ち込んだ”唯一の椅子”というほど、彼にとって思い入れの深い一脚でもあります。
今回は、家具工房PP Møbler(PPモブラ―)でパパベアがどのように作られているのかご紹介しながら、CONNECTでも1位、2位を争うその座り心地の秘密に迫りたいと思います。

1.PP19パパベアとはどんな椅子?

名前の由来

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

パパベアという愛称は、ある記者が「後ろから熊に抱きしめられてるような座り心地だ」と表現したことからそう呼ばれるようになりました。 他にも「ベアチェア」「テディベアチェア」など様々な愛称で呼ばれ親しまれています。
実はウェグナー自身は、自らデザインした作品に名前をつけることは一切なく、品番をつけるのみでした。それは、彼が「家具は愛でるための芸術作品ではなく、人の生活に密着した日常工芸品である」という考えをもっていたからです。

色々な体勢を楽しめる

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

パパベアは、アームの下が大きく空いています。このスペースがあることで、足の向きを変えられ、気の向くまま自由な体勢で座っていただけます。

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

このように斜めに座って背もたれの角に頭をあずけ、アームの上に両足を投げ出して仰向けになる等、どんな体勢でもパパベアは優しく強く受けとめてくれます。

包み込まれるような安心感のある座り心地

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

綿密に計算された構造と素材の豊かさが織りなすパパベアは、座ると誰しもが「はぁ〜〜」と至福の声を漏らしてしまうほど座り心地の良さは群を抜いています。 アーチ状の広い背もたれに身体をすっぽり預けると、そこは瞬時に自分だけのプライベート空間。
頭の先までしっかりと支えてくれる背もたれは、ストレスを感じさせないベッドに横たわったかのような安心感を与えてくれます。 長時間ゆったりとお過ごしいただくには最も適した最高のラウンジチェアと言えます。

2.世界最高峰の家具工房PP Møblerと巨匠ウェグナー

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

現在、パパベアを製作しているのは、1953年に創業して以来、ウェグナーとともに数々の名作を世に生み出したデンマークの家具工房PP Møbler(PPモブラ―)。木材の調達から加工、最後の仕上げまで、家具作りの全工程を自社工房で行い、少数の優れた職人の手仕事で高品質な家具を製造してきました。

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

元々、パパベアは、AP Stolenというデンマークの別の工房で、1951年から1970年代半ばまで生産されていました。PP Møblerは、創業間もない1953年から下請けとしてフレーム部分の製造を開始しました。しかし、AP Stolen社が廃業したことで長らくパパベアの生産がストップし、30年近く経った2003年に、PP Møbler創業50周年を記念し、復刻生産することになりました。この時以降、ウェグナーの遺族の意向もあり、製作の全工程をPP Møblerで行うことになります。

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

PP Møblerにとってパパベアは、自社で製造された最初のウェグナーデザインであり、その後の長きに渡るウェグナーとのパートナーシップを築くきっかけともなった特別な一脚です。

3.見えないところまで一切手を抜かない。PP Møbler究極の一脚。

パパベアは、熟練の職人がひとつひとつ手作業で仕上げていくチェアです。

頑丈な木製フレーム

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

PP Møblerで使用する木材は、森で木の状態を確認した上で根から引き抜いて仕入れ、含水率を極限まで下げて製材された、最高品質のものです。フレームには非常に硬く強度と耐久性のあるオーク材もしくはアッシュ材を用いています。

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

パパベアはアームの下が大きく空いているため、アームに荷重がかかりやすく、構造的に難しい椅子です。しかし、後ろ足からアームまで1本の頑強な木材で支え、強固に接合することで、構造的な弱さをカバーしています。

天然素材を用いたこだわりの椅子張り

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

頑丈な木製フレームの土台の上に、綿、ヤシの葉、亜麻繊維、馬の毛の4つの天然素材を少しずつ詰め、背もたれの部分にはコイルスプリング(金属バネ)を取り付けることで、形をつくり上げていきます。

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

天然素材を用いた成形は非常に難しく、布や革で覆う前のこのプロセスに、何日もの手作業が必要となります。両アームの詰め物だけで丸2日半かかるほどです。

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

コイルスプリングは、リネン生地の袋に縫い込まれ、ジュート製のストラップで背もたれの全長にわたって張られます。
使用するバネは、ベッドのマットレスの中身を裂いて研究を重ねた、こだわりのものです。
コイルスプリングの周りに天然素材を詰めるので、背部に柔らかくも反発のある座り心地が得られます。

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

パパベアチェアの張り作業には少なくとも 1 週間(ファブリックは約6日、レザーは約12日)かかり、各職人が最初から最後まですべての工程を実行し、極めて丁寧に仕上げられています。

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

こうして出来上がったパパベアは、素材自体が呼吸するため、座ると非常に気持ちがよく、身体が喜ぶ感覚を得られます。また、天然素材を用いることで、使い込むほどに柔らかく快適な座り心地となり、摩耗するのではなく、”馴染む椅子”として座る人の身体に寄り添うように変化してゆきます。

4.機能性とデザインを両立させた妥協のない設計

汚れにくい配慮がなされたアーム先端(爪)

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

パパベアは、全体がファブリック、もしくはレザーで覆われていますが、先端部分の爪は汚れと摩耗に強い”木”で出来ています。先端は座った時に手で触れることが多く汚れやすいためです。
また、この部分に木材が使われることで、どことなくチャーミングな印象もプラスしてくれています。

リバーシブルで使える座面

    世界最高峰の椅子 PP19パパベア 世界最高峰の椅子 PP19パパベア

座面のクッションは、取り外し式でリバーシブルでお使いいただけます。汚れた場合には、クッションだけ交換することもできます。

カスタマイズ自由自在

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

パパベアは、張り地の種類、脚と爪の樹種や仕上げなど、多種多様なバリエーションからお好みのものをセレクトしていただけます。写真のように、張り地のカラーや質感、どの木材を選ぶかで大きく印象が異なります。

【張り地】
ファブリックまたはレザーをお選びいただけます。
座面クッション、パイピング、ボタンは、メインの張り地とは異なる革や布地でカスタマイズできます。
【脚と爪】
脚と爪はオーク、アッシュ、チェリー、ウォルナットからお選びいただけます。
【仕上げ】
オイル仕上げまたはラッカー仕上げからお選びいただけます。
オークとアッシュはソープ仕上げも可能です。
なお、パパベアは受注生産品であり、多くの注文を少数精鋭の職人たちが1脚ずつ順番に対応しているため、現在の納期は1年ほどです。この椅子には、簡単には手に入らないこそ味わえる”待つ楽しみ”があります。

こうしてお迎えした自分だけのオリジナルパパベアは、より一層愛着の湧く存在となってくれることと思います。

5.100年後に価値も想いも受け継いでいくことのできる椅子

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

パパベアは、決して安い椅子ではありません。
しかし、今なお世界中で愛され、売れ続けています。
その理由はどこにあるのか?

1つは、パパベアが、デザイン、使用している材、職人の技術、座り心地、すべてにおいて間違いなく世界最高峰の椅子であるということ。パパベアのことを全く知らない方でも、座るとその心地よさに驚かれます。事実、パパベアを購入される方は、パパベアのこともウェグナーのこともPP Møblerのことも全く知らない方が多数派です。

2つ目は、PP Møblerの、森と木を愛し、人を想い、そして、採算度外視で自分たちの家具づくりに対する信念を貫き通す姿勢に、心を打たれ、惚れ込むファンが多くいるためです。世界各国であらゆる家具とその製造現場を見て来た人々が、実際にPP Møblerの工房でその妥協を許さない丁寧なものづくりを目にし、「こんなことは世界中どこも真似できない。パパベアはむしろ安いくらいだ。」と感嘆の声を挙げるほどです。

時代が変わり、人々の価値観が移りゆこうとも、パパベアには揺らぐことのない確かな価値があります。 数十年ともに暮らし、やがて自分の手元から離れ、子や孫の世代に受け継がれた時にも、その価値がなくなるということはありません。

まとめ

世界最高峰の椅子 PP19パパベア

今回は、PP19パパベアについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

パパベアは、デザインしたウェグナー自身が愛着を持ち、晩年をともに過ごした椅子です。
そして、PP Møblerの誇り、揺るぎない品質へのこだわりが詰まった、究極の一脚でもあります。

この不朽の名作に座って、パパベアのやさしさと包容力をぜひ体感してみてください。