ヴィトラ初の復刻チェア!
フランスのデザイナーJean Prouve(ジャン・プルーヴェ)による『Chaise Tout Bois(シェーズトゥボワ)』
ジャン・プルーヴェが第二次世界大戦中の金属不足をクリエイティブな精神で乗り越えた末に生まれたデザイン、それが「シェーズ トゥ ボワ」です。
1941年に彼が手掛けた唯一の全木製チェア。自然素材である木材を用いている点だけでなく、状況に合わせた創意工夫という点においても、現代に蘇るに相応しい製品としてヴィトラから復刻されました。今回の復刻にあたり、ネジを使わない1941年当時のデザインが忠実に再現されていますが、大きさや座面の高さは現代の暮らしに合わせて調節されています。
Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)
Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)は、鍛冶工としての経験を積んだ後、1924年にナンシーで自身の工房を開きました。
1971年には、ポンピドゥー・センターのデザインコンペのトップとして、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースのデザインを選出し、建築史にその名を刻みます。
彼は生涯を通じ、自身のアイデアを製品化するデザイナーであり、エンジニアであり、また製造も自らの手により行っていました。 彼のユニークな作品は幅広く、レターオープナーからドアや窓の部品、照明、家具、プレハブ住宅、建築モジュラーシステムまで多岐に渡ります。