ジャン・プルーヴェの工房、the Ateliers Jean Prouveは、1941年から1942年にかけてソルヴェイ社のインテリアや、家具デザインを多数手がけました。
この時に生まれた木製のテーブル「ターブル S.A.M. ボワ」は、プルーヴェの構造を重きとする哲学を反映された作品です。
後に生まれた「EM Table」とデザインは似ていますが、EM Tableが金属製の脚を用いているのに対し、ターブル S.A.M. ボワは第二次世界大戦中の金属不足を受け、木製の脚で作られました。
ターブル S.A.M. ボワは、削ぎ落された構造美に、温かみを感じさせる無垢材のオイル仕上げです。
素材はナチュラルオーク、スモークドオーク、アメリカンウォールナットの3種類があり、無垢材の重厚感が、プルーヴェの洗練されたデザインを引き立たせています。