Karimoku Case(カリモクケース)
Karimoku Case(カリモクケース)は、日本を代表する老舗木製家具メーカーであるカリモク家具が2019年に立ち上げたブランドです。2024年1月末より新たな名称「Karimoku Case」となり、従来の「Karimoku Case Study」のコンセプトをより明確で普遍的なものとし、さらに洗練されていくことを示唆します。
国内外の建築家やデザイナーと組み、具体的な建築プロジェクトを通じて、その建築・空間に最適な家具をデザインし、製品化するという新たな試み。
良質な素材と長年培った高度な技術で、「静謐な美への敬愛」、「素材の豊かな表現」、「時間に左右されない魅力」を大切にし、同じ意識をもつ建築家たちとともに、
プロジェクトごとに特色あるコレクションを生み出しています。
「空間から家具を考える」 という新たなアプローチ
デンマークでは、アルネ・ヤコブセンが「SASロイヤルホテル」の建築を設計し、その建築・空間・用途に合わせて【エッグチェア】や【ドロップチェア】といった新たな家具を生み出したように、心地よい空間を作るという目的において、建築と家具は切り離せない存在です。
これまでの日本の家具作りにおいては「物ありき」の考えがあり、カリモク家具においても最高品質の家具を作ることに重点を置いてきました。しかし、より家具を建築と一体のものとして、その空間で生活する人を考えたものづくりをしたいという想いから、「空間から家具を考える」という新たなアプローチに至りました。
この新たなアプローチを取ることで、これまでたどり着かなかった、人々が暮らしの延長線上に求めている理想の家具の在り方を目指しています。