名作建築“シドニーのオペラハウス”をデザインした、ヨーン・ウツソンのペンダントライト
建築界のノーベル賞とも言われているプリツカー賞を受賞した「ヨーン・ウツソン」がデザインしたペンダントライト”コンサート”。有名な建築家として知られている「ヨーン・ウツソン」は、建築業界での活躍が有名ですが、照明デザイナーとしても活動されていました。”光と影のコントラストを空間に効果的に落とし込むこと”をテーマとしているウツソンは、「オペラハウス」の様にシェードを緻密な角度で重ねることにより、美しい陰影が生まれる「コンサート」をデザインしました。
ヨーン・ウツソンについて
JORN UTZON(ヨーン・ウツソン)1918-2008年
1918年デンマークのコペンハーゲンに生まれ、造船技師の息子として育った「ヨーン・ウツソン」。コペンハーゲンのロイヤル・アカデミーで建築を学び、卒業後に世界各地の伝統的な建築手法を修得しました。その後、多数の住宅の建築に携わりました。
1957年、彼はオーストラリア・シドニーに建設される予定のオペラ・ハウスの建築設計競技に応募し思わぬ勝利を収め、世界の建築界に鮮烈なデビューを飾りました。1959年に着工した後、完成まで14年もの月日を費やしました。その間にヨーン・ウツソンはプロジェクトから撤退するなど複雑なバックグラウンドがありましたが、2003年にはその功績が認められプリツカー賞を受賞しました。
どこから見ても眩しくない 考え抜かれた光と影の設計
上下2枚ずつのパラボラ型のシェードが重なるようにデザインされており、その隙間から放射線上に光がそっとこぼれるように照らしてくれます。
中の光源を隠すようにくもりガラスのサスペンションとランプカバーが設置されており、どこから見ても眩しくなく、それでいて広範囲に優しい光をもたらすペンダントライトになっています。
P1
P3
ランプカバーは3点の突起部分に引っかかっており、それを外すと電球の交換も簡単に行えます。
灯りを消した状態でも主役になる美しいデザイン
オペラハウスも「昼間の顔」と「夜の顔」がそれぞれ美しい様に、昼間灯りを消した状態でも4枚のシェードがバランス良く重なるようにデザインされているので、ダイニングやリビング空間の主役のアイテムとなってくれます。様々な建築物を手がけたヨーン・ウツソンだからこそ成し得る4枚のシェードとランプカバーの陰影が美しく、空間を上品に仕上げてくれます。
サイズのバリエーション
コンサートは、「P1:φ320」「P3:φ550」の2つのサイズからお選びいただけます。ダイニングテーブルにはテーブルのサイズに合わせて1灯吊り。解放感のある吹き抜けのリビング空間には大小の2灯吊り。ダイニングやリビング空間の主役となるペンダントライトです。
コーディネート事例