CLAM(クラム)
クラムは、デザイナーのイザベル・アーム(Isabel Ahm)と大工のシーネ・ルンド(Signe Lund)からなるデンマークのコペンハーゲンを拠点とするデザインスタジオ「Ahm&Lund(アーム&ルンド)」の作品です。
新時代のデザイナーを発掘するテレビ番組「Denmark's Next Classic」の受賞作品であるこのペンダントライトは、2019年に発表されました。クラフトとデザインの領域で活動する二人は、美的持続可能性と長く愛されるデザインへの共通の信念を持ち、マテリアルを深く理解した製品作りを大切にしています。
“貝殻”にインスピレーションを受けた開閉が可能なシェード
貝が真珠を隠すように光源を”隠し”、開閉することで光とデザインの表現を変えられます。
シェードの調整によって美しくまぶしさのない光を作り出し、お部屋の雰囲気を演出することができます。
消灯時
点灯時
明るさについて
ダイニングテーブルに必要な照度は、200~500ルクスと言われています。(JIS規格)
クラムは、テーブル全体をまんべんなく約300ルクスの光が照らします。
ダイニング空間にもリビング空間にも優しい光を注いでくれるエレガントな照明です。
全閉時
乳白色のオパールガラスに包まれた光が優しい光となって、空間を照らしてくれます。
リビングには貝が閉じたようなクラムを合わせることで落ち着いた印象のリビング空間を演出してくれます。
半開時
貝から少し真珠がのぞくようなデザインになるクラムは、消灯してもエレガントでジュエリーのような佇まいがあります。
ダイニングにはシェードを少し開けたこのタイプがおすすめです。
全開時
シェードを全開にすると中の貝が宿す真珠のような光が広がります。
開いた時の眩しさを防止するために内側のディフューザー部分もシェルと同様にオパールガラスで作られています。
乳白色のオパールガラスが光源を覆ってくれているので、どこから見ても眩しくなく、光源が見えません。
▼ ディフューザーのサイズ
美しい手吹きガラスのシェードと無加工の真鍮が織りなす高級感
アーム&ルンドによりデザインされたクラムは、美しい乳白色の手吹きガラスを使用したシェードが特徴的な照明です。
またサスペンションやフランジカバー(天井の接続部分を覆う目隠し)はあえてヘアライン仕上げの無加工の真鍮製で制作されています。
空気に触れることで酸化し、年月をかけて濃いアンティークゴールドの輝きが増していきます。
日頃のお手入れは乾いた布で拭いていただき、くすみや汚れが気になる場合は真鍮専用のクロスで磨くときれいになります。
下側のシェードを安定して動かせるため、真鍮製のサスペンションは三本に分かれています。
サイズのバリエーション
クラムは、「φ440」「φ550」の2つのサイズからお選びいただけます。ダイニングテーブルにはテーブルのサイズに合わせて一灯吊り。解放感のある吹き抜けのリビング空間には大小ニ灯吊り。ダイニングやリビング空間の主役となるペンダントライトです。
クラムを使ったコーディネート
日本人にも馴染みのある貝や、昔ながらのオイルランプをイメージとさせるデザインは、和空間の中にも違和感なく馴染んでくれます。また無垢材や天然石の円テーブル(PK58)と、クラム(φ550)の相性は大変良く、優しい光に包まれたダイニング空間になります。
すっきりと軽やかなラインの無垢材のダイニングテーブルと組み合わすことで、クラムのエレガントなフォルムが際立ちます。
低くクラムを吊ることで、光に明暗ができ、視線の高さが自然と下がりよりリラックスできる空間になります。