世界的ヒットとなった照明 "カラヴァッジオ"
2005年の鮮烈なデビュー以来、安定した人気を誇るペンダントライト「カラヴァッジオ」。デザイナーのセシリエ・マンツは、バロック期の偉大な画家である「カラヴァッジオ」へのリスペクトを込めてこの名を付けました。カラヴァッジオは印象の異なるシェードの3つの仕様とサイズ展開があります。
3つのシェードの仕様
カラヴァッジオ スチール仕様のカラーバリエーション
ハイグロスラッカー仕上げ(艶有り)
※シェードの仕様がハイグロスラッカー仕上げ/ブラック色の場合、コードの色はブラックとレッドの2色からお選びいただけます。
シェードの仕様がハイグロスラッカー仕上げ/ホワイト色の場合、コードの色はグレーになります。
マット仕上げ(艶無し)
※シェードの仕様がマット仕上げ/ホワイト、グレー25、グレー45の場合、コードの色は同色となります。
シェードの仕様がマット仕上げ/ブラックの場合、コードの色はグレー45(濃いグレー)となります。
画像のようにカラヴァッジオのコードはカラヴァッジオ独特の網目状のデザインになっています。
細部に至るまでのセシリエのこだわりが感じられます。
CONNECTおすすめ絶妙な色味”グレー25”
CONNECTではマット仕上げの”グレー25”をおすすめしています。
色に迷ったときは無難にホワイトを選びがちですが、木目になじみ、夜のお部屋を重たくしない絶妙な色味です。
さまざまな雰囲気のお部屋に馴染みやすく、ペンダントのシルエットもきれいに見せてくれます。
夜灯した時のペンダントのシェードは影になり昼間よりも色が濃く映りますが、シェードの色を薄めのものを選ぶことで真っ黒になることなく優しい雰囲気が保たれます。
デザインがシンプルだからこそ、この薄いグレーがインテリアをきれいに見せてくれます。
3つのサイズ
モダンミニマリズムの達人、セシリエ・マンツによるデザイン
数々の受賞歴を誇るセシリエ・マンツは、現在のデンマークの主要なプロダクトデザイナーの一人とされています。2014年にはデンマークの文化・芸術に貢献した人物に贈られる「デンマーク皇太子夫妻文化賞」をデザイナーとして初めて受賞。たった一人で、家具から照明、日用品、カトラリーまでの幅広いデザインを手掛けています。あっと驚くような素材の組み合わせや、ミニマリズムに落とし込んだ完璧な線を用いたデザインが得意です。
シャープな曲線でつくられたシェード
カラヴァッジオのシェードは、曲線をぎりぎりまで切り詰めた直線に近いシャープな線を描いています。
このドレスの裾のようにも見える優雅なカーブは、カジュアルさがありながら気品も感じさせるカラヴァッジオの重要な要素。デザイナーのセシリエ・マンツがデザインの過程で幾度も曲線を描き、カーブを吟味した単純に見えて実は緻密に練り上げられた線なのです。
シンプルで大胆な構造
カラヴァッジオはシェードとコードがひと続きになっておらず分離した構造になっています。シェードをたった3本のフックで吊り下げるシンプルかつ大胆なデザインは、シェードのてっぺんから計算された光量を逃がし、天井を照らす機能性も兼ね備えています。
画像はP2サイズの電球の位置を示したものです。
ソケットの位置は、電球の光が直接目に入らないようにシェードの上部に設置されています。そのため、意識して中の電球を見ようとしない限り、中の電球が見えることがなくまぶしくありません。
また内面がマットホワイトに塗装されているので、明るい光がダイニングに柔らかく広がりながらも、まぶしさを感じることなくリラックスして過ごすことができます。
こんなにも違う!光の反射
ガラスとスチールでは、明かりを点けた時の雰囲気がずいぶんと変わります。以下の写真でガラスとスチールの素材による印象の違いをご覧ください。
光が上下方向にもれる「スチール仕様」
スチールは光を通さないので、メインの光はシェードの下のみに絞られ、落ち着いたリラックス感のある雰囲気をつくります。ドーナツ型にぽわんと浮かび上がる光は、カラヴァッジオのシェードのてっぺんから漏れた光が天井まで届いている証拠。このドーナツ型の光がくっきり見えることも、スチール仕様が人気の理由の一つです。
光が全体に広がる「オパールガラス仕様」
ガラスシェードは光を全方位に透過し、その光の量はスチールのシェードの1.5~2倍にもなります。
オパールガラスは、透明なガラスと違って発光した光が直接目に入ってくることはありません。眩しさを抑えたあたたかい光が空間を包み、見る人の心までぱっと明るく照らしてくれます。
柔らかなオパールガラスのエレガントさとシンプルなデザインによって、控えめながらも他のガラスの照明とは違った無機質でモダンな佇まいが魅力です。
ペンダント照明とテーブルサイズってどうやって決めたらいいの?
ペンダント照明のシェード幅に対して、テーブルは約3倍のサイズが適しています。
以下の式を参考に、テーブルと照明のサイズを一緒にご検討ください。
例えば、カラヴァッジオP2のシェードの幅は258㎜なので、単純計算で
258(シェードの直径)×2灯×3倍=1548(㎜)←テーブルの推奨サイズ
※おおよそ160㎝から190㎝くらいまでのテーブルでしたらP2サイズ2灯吊りがおすすめです。
【ガラスシェードの場合】
カラヴァッジオP2のガラスシェードの場合、光がスチールのシェードに比べて1.5~2倍広がるので光が1.5倍広がると仮定して、
258(シェードの直径)×2灯×3倍×1.5倍=2322(㎜)←テーブルの推奨サイズ
※190㎝より大きいテーブルで2灯吊りしたい、空間全体を明るくしたいという場合に、カラヴァッジオP2オパール仕様の2灯吊りがおすすめです。
ダイニングに必要な明るさ
通常ダイニングには照度(光に照らされた面の明るさ)がJIS(日本産業規格)の照度基準で200~500ルクスあれば十分とされています。
下記画像は、W190㎝×D100㎝のテーブルでカラヴァッジオスチール仕様をP2を2灯吊りしたものです。
夜、まわりの照明を消した状態で照度を実際に測定しました。場所による光の照度の変化をご参照ください。
テーブルの中心付近の照度は約1000ルクスのため、十分な明るさがあることが分かります。
190㎝のテーブルのためコーナー部分がテーブル中央に比べて照度は落ちますが、書き物が可能な程度の明るさは維持できており、
テーブル天板面をほぼすべてを明るく照らすことができます。
180㎝までのテーブルですとコーナー部分が暗くなる心配もありません。
ダイニングにペンダント照明を取り付ける時の適切な高さ
テーブル天板からシェード下端までを適切な高さ(60㎝~65㎝)で吊るすとダイニングに必要な明かりは十分確保できます。
もしこれ以上高く照明を吊るすと光がぼやけてテーブル面に必要な光が届かず、光にメリハリがなくなってしまいます。
スチール仕様を使ったダイニングコーディネート
カラヴァッジオは、シンプルでミニマルな柔らかい雰囲気のあるデザインのため、当店のおすすめ色グレー25には、明るめの木のテーブルと合わせることをおすすめします。シンプルな素材感と優しい色合いによって、キッチンやリビングとのコーディネートがしやすくなります。
キッチンメーカーでいま流行りのグレーのキッチンに、カラヴァッジオのマットカラーとラミネート天板のテーブルを合わすと、キッチンとダイニングの雰囲気が一体化でき、軽やかでほどよく落ち着き感のある空間になります。
組み立て方法
カラヴァッジオは、お客様ご自身で組み立てていただく必要がございます。
①同梱されている袋の中からフック3本、六角レンチ1本を取り出します。
②フックを取り付ける部品の上部にある3つ穴の中にはボルトが入っています。六角レンチでボルトを緩めて浮かせることで、サイドからフックをはめ込むことが出来ます。
フックの角が見えなくなるまで、グッと中までゆっくり押し込みます。(しっかり押し込まないと外れやすくなります。)
③先ほど緩めて浮かせたボルトを六角レンチで締め、固定完了です。
ご覧の通り、オパールガラスをたった3本のフックのみで吊り下げるという、とてもシンプルな構造です。取り付けが甘いとフックの脱落に繋がりますので、フックは奥まで押し込み、ボルトはしっかりと締め切ってください。