KORN(コーン)
デンマークのデザイナー、Cecilie Manz(セシリエ・マンツ)がデザインを手掛けたKORN(コーン)は、ウール糸とリネン糸を平行に走らせ、独特の波模様の糸を用いることでツイル(綾織り)パターンを崩したかのようなウーブンラグです。自然の土壌をイメージしたざっくりとした風合いが特徴です。
KasthallはKornの制作に当たり、新たな糸を開発。この特別な糸を織り上げることで、リネンのナチュラルな美しさを際立たせると同時に、深みのある表情をつくり出しています。ウールとリネンの糸が織りなす自然な光沢感が、足触りの良い凹凸感と相まって、
まるで大地の上を歩いているような、心地よさを生み出します。
視覚的にも天然素材のぬくもりが感じられ、五感を満たしてくれる。そんな一枚です。
Landskab Collection by Cecilie Manz
Landskab(ランドスケイブ)は、デンマークを拠点に世界で活躍するデザイナー、Cecilie Manzとのコラボレーションにより2024年に発表コレクションされたコレクションです。
Landskabはデンマーク語で「風景」の意。機能性とフォルムを見事に調和させるとともに、北欧の風景のエッセンスをマンツならではの感性で表現したコレクションです。「控えめながらエレガントで洗練された、最も美しい素材のひとつ」と彼女が称するリネンをすべてのラグに使用されています。リネンの持つ上品な光沢と、自然な温もりは、空間に安らぎをもたらします。まるで自然の中にいるような、心地よい空間を演出します。
ラグの制作に当たり、アトリエに小さな織機を購入し、織りの工程を実際に体験した彼女は、「新たなプロダクトを生み出すためには、その背景にある職人技を学ぶ必要がある。新たな知識や技術の体得、知的好奇心の充足。それが私に刺激を与えてくれるのです」と語っています。セシリエ・マンツのデザインに対する誠実さと真摯さは、自ら織機を操作し、一から作品を作り上げるという姿勢に表れています。デザインの過程をすべて体験することで、素材の持つ可能性を最大限に引き出し、より完成度の高い作品を生み出すことができるのです。