フロアランプでお部屋に明るさをプラス
「ダイニングにペンダントを使いたいけどペンダントだけじゃ暗くないかな?」「リビングがなんか薄暗い」
そんなときはフロアランプやテーブルランプをプラスするのがおすすめです。テーブルランプを使う場合は、それを置くチェストなどが必要になりますが、フロアランプなら自立するから置くだけでOK。電気工事や難しい設置が不要で手軽に取り入れられます。お部屋のコーナーや、壁面を照らせば光が反射し、お部屋が明るくなり、空間に奥行きが出てメリハリがつきます。
コンタクトジャグリングにインスピレーションを得たデザイン
水晶玉が宙に浮いているかのようにパフォーマンスをする、「コンタクトジャグリング」から発想を得て生まれたフロアランプ「IC LIGHTS」。細い棒の上にガラスの球体が浮いているような、重力を感じさせないユニークなデザインです。
"IC" に込められた意味
デザイナーのアナスタシアデスはキプロス島出身で、イギリスで活動をしています。頭文字のICは、英国の入国管理局によって英国に入る移民を分類するために用いる識別コードが元になっています。このランプのデザインは斜面を離れて転がらない球形のように、アナスタシアデス自身の、外国人としての固有なバランス、アイデンティティの不安定な平衡についても表現しています。
スタイリッシュで洗練されたデザイン
スイッチは足元に。その隣に無段階の調光ダイアルがついているので、お好みの明るさに調整できます。
照明器具のデザインの良し悪しを左右するのはコードの処理です。IC LIGHTSのコードは、支柱の中を通り、ベースにそのまま抜けていくデザインで非常にスッキリとしています。
吹きガラスのシェードは熟練の職人の手によってイタリアで作られています。
おすすめの使用場所は、リビング、ダイニング、寝室
IC LIGHTSはガラスシェードなので、光が透過し、器具を中心に光が広がります。リビングやダイニング空間のコーナーに置くことで、壁に光が反射し、効率的に照らすことができます。リビングは、シーリングライトだけ、ダイニングはペンダントやダウンライトだけ、となると光りの広がりが均一になり、どこか垢抜けない印象になります。フロアランプを足すことによって、光のグラデーションが生まれます。そうすると、空間にメリハリがつき、雰囲気の良い心地いい空間が生まれます。
寝室など光量を抑えたい空間にもIC LIGHTSは最適です。調光ダイアルで光量を調整してリラックスできる空間を作れます。
豊富なシリーズ展開
IC LIGHTSシリーズは、フロア、ペンダント、テーブル、ウォールの4タイプがあります。同じシリーズで揃えてインテリアの統一感を出すこともできます。
デザイナー / Michael Anastassides(マイケル・アナスタシアデス)
1967年、キプロス島生まれ。
ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートとインペリアル・カレッジ・ロンドンで工業デザインと工学を学び、1994年に自身のロンドンデザインスタジオを設立。アナスタシアデスはとくに照明器具で有名であり、自身のスタジオへの依頼の80%が照明器具関連のものである。彼は反射性材料(鏡面仕上げのガラスや、光沢のある青銅など)を使うことが多く、これにより自身の作品が周囲の空間と相互作用しながら見えなくなり、独立して浮いているかのようである。彼の照明は世界中のホテルやレストラン、店舗などで見ることができる。
2007年には自身のデザインの可能性を広げるため「Michael Anastassiades」ブランドを立ち上げ、照明、家具などを制作し、絶え間ない探求や選択、個性とデザインの一貫性を発表している。この活動により、FLOS、Herman Miller、Salvatori、Nilufar、スウェーデンのSvenskt Tennなどの世界的に有名な数多くのブランドとのコラボレーションが実現した。シンプルでクラフト感を感じさせる、感性に働きかけるデザインが特徴。アートと工業デザインの間に位置する彼の作品は、実用的な機能と詩的で謎めいた魅力の両方を兼ね備えている。その作品は、ニューヨーク近代美術館、V&A博物館などのパーマネントコレクションに選定されている。
イタリアを代表する照明ブランド、FLOS (フロス)とは?
1962年、イタリア メラノで設立された住宅照明および建築照明の製品やシステムを提供する国際企業。新しい創造的な才能を見いだすと共に、技術的研究や革新的な取り組みを継続的に行い、50年以上にわたり成長を遂げている。世界80ヵ国以上に輸出し、ローマ・ミラノ・パリ・リヨン・ニューヨーク・ストックホルムに直営店を展開している。フロスの作品は数々の国際的な賞を受賞しており、その多くが世界の主要な美術館やデザイン博物館のパーマネントコレクションに収蔵されている。日本フロスは1981年に設立された。
メンテナンスについて
明るく安全に使用していただくために、1年に1回以上は清掃、点検をしてください。器具のネジや部品のゆるみがないか、損傷、脱落、コードの痛みがないかお調べください。プラグやコンセント回りのゴミやほこりは発火や火災の原因となりますので、乾いたやわらかい布でよく拭いて取り除いてください。屋内専用ですが、湿気や水気の多い場所での使用はできませんのでご注意ください。