バリスタの声から生まれた「kaico籐」。
琺瑯は、鉄素材。熱伝導の良さからお湯を入れて時間が経つと、取っ手が熱くなります。
家庭で1~2回淹れるのなら、素手で持てる取っ手も、続けて何杯も淹れるプロが使うと、冷める間が無く、やはりミトンや布が必要になります。
一日中使うものだから、愛着の湧く「素材」を使いたいと、選んだのが「籐」
「籐」は、東南アジアを中心に育つヤシ科の植物で、トゲを取り、皮をむき、節を平らにし、多くの手間を掛けて1本の素材が出来上がります。素材となった籐は、柔軟性があり湿気や乾燥にも強く、ケトルの取手に巻く事で、手に優しく、熱も遮り、使い易さを増しました。
籐巻きは、東京都の指定工芸品でもあり、墨田区の「おみねらたん」で丁寧に巻かれています。
プロの声から生まれた「kaico籐」ですが、珈琲好きにも使ってほしい。
籐は使い込むことで、艶が出て飴色に変化してゆきますので、籐工芸の技とともに経年変化をお楽しみ下さい。