取り付けについて
図の配線器具がついていれば、本体の取り付け・取り外しが電気工事なしで簡単に行えます。
【 ペンダントコード長さ加工価格 】
引掛シーリングキャップ上端から、器具下端までが全長となります。加工は全長をご指定ください。
※コード加工の際に、多少の誤差が生じる場合がございます。予めご了承ください。
CONNECT別注カラー! ダークグレー/ライトグレー
「PH 5(ピーエイチファイブ)」は、照明デザイナーのポール・ヘニングセンによって、1958年に作られました。どこから見ても電球の眩しい光が直接目に入らない、明るいのに眩しくない光の広がりと、その美しいデザインで60年以上経った今でも世界中で愛されている名作照明です。
CONNECTでは、照明は建築とインテリアをつなぐ重要な役割と考えています。その考えのもと、最初に取り扱いを始めた照明器具がPH 5でした。CONNECTにとって思い入れのあるPH 5の別注色カラーを作る際、流行に左右されずどんな空間にも馴染みの良い色にしよう、そのような考えからダークグレーを選びました。
ライトグレーではなく、ダークグレーを選んだことにはもうひとつ理由があります。
PH 5が好きな方は、デザインやコンセプトに魅了されて購入することが多いはず。
見るたびにうっとりしてほしいから、適度に主張させたいなと考えました。
暮らしの中でふと目に映る美しいデザイン、美しいあかり。
別注カラーは、いつまでもお客様のお気に入りであってほしいという願いを込めています。
食卓に座ったとき、目に入ってくるリフレクター(下から3枚目の反射板のこと)のカラーはライトグレーに。定番カラーラインナップのPH 5とは対照的に、ここには敢えてポイントを持たせないようにしました。
空間とマッチさせること、ほんの少しの主張を与えること、このふたつを叶えるために行きついたカラーバランスです。
北欧らしい木のインテリアとも相性良し。
どんな色を持ってきても合わせやすい、ジーンズのようなペンダントライトです。
明るいのにまぶしくない光を作り出す、PH 5のシェードの秘密
電球の眩しい光を巧みに隠しながら効率的に光を広げるPH 5。電球から放たれた光は、それぞれのシェードに反射しながらやわらかく広がっていきます。
つまり、お互いのシェードを照らし合いながら、器具そのものを発光させ、外にも光を広げていくという構造なのです。
光を的確にコントロールできる画期的な形。
手元は書き物や読書もできるほどの明るさです。
失敗しない、PH 5のおすすめの高さ
せっかくの機能を持ったPH 5も、正しい使い方をしなければその能力をじゅうぶんに発揮できません。
ぜひこの記事を参考に、過ごしやすい空間をつくってみてくださいね。
ダイニングテーブルの上に吊るす場合、テーブル面からPH 5の下までの高さは60~65cmがおすすめです。
あまりに高い位置に吊ると手元がどんどん暗くなり、ふと見上げると光源が目に入ってきてまぶしいという現象が起きてしまいます。
PH 5は器具の真下をフロストガラスで閉じているため電球の光が直接目に入ることはないですが、それでも目に優しいとは言えません。
CONNECT BLOG:<低く吊る理由とは?オシャレなだけではない北欧ペンダントライト>
幅180cmのテーブルにも使えるの?
▲写真テーブル:FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン) ANALOG(アナログ)テーブル / JH63 オーク 幅185cm
ダイニング空間を広く取り、大きなテーブルでのびのびとくつろぎたい、という方に選ばれやすい幅180cmのダイニングテーブル。
そこで疑問に思われるのが、PH 5は幅180cmのテーブルにも使えるの?ということです。双方を選ぶとき、『テーブル幅の1/3サイズの照明を合わせるとバランス良し』という基準があります。
PH 5は直径50cmですので、50×3=150cmのテーブルだとちょうどいいという計算になります。
じゃあ幅180cmのテーブルはダメなのか・・・というと、そうとも言い切れません。
両端10cmくらいは若干暗くなりますが、写真のように中央の4人分のスペースは明るく照らしてくれますので、大きいテーブルを少人数で使う場合は問題ありません。大きいテーブルを大人数で使う場合は相応の照明を選ぶ必要がありますので、照明選びに迷ってしまったときはお気軽にご相談ください。
「空間全体をもう少し明るくしたい」壁面を照らす照明を組み合わせましょう。
PH 5はダイニングテーブルを低い位置から照らすことを想定してデザインされた照明です。
正しい使い方をすれば、ダイニングテーブルを明るく照らすという、本来の役割はきちんと果たしてくれます。
とはいえ、慣れ親しんだシーリングライトからいきなりペンダントライトに替えてしまうと、空間全体の明るさに不安がありますよね。
そんなときには壁面を照らす照明器具を加えてあげましょう。
家の中で生活していると、人の視線は自然と壁面に向くもの。ぱたぱたと動き回っているとき、イスに座ったときにも、無意識に壁を見ているものなのです。
その視線の先が暗いとお部屋全体が暗く感じてしまいます。上の写真の場合だと、座ったときに見える壁をテーブルライトやウォールライトで照らしてあげましょう。写真のようなガラス製のライトなら、光がシェードを透過するので広い範囲をやわらかく照らすことができますよ。
ご新築、リフォーム計画中の方必見!
インテリアの見え方が激変する、フラットシーリングカバーをご存知ですか?これがあれば照明をよりスッキリと、美しく見せることができます。ただし、天井と電気の工事が始める前には決めておかないといけないのでお早めの計画が必要です。詳細はこちらをご覧ください。
電源の位置がズレていても大丈夫!
テーブルと電源の位置がズレていてもこれで解消できます。詳細はこちらをご覧ください。
メンテナンスについて
定期的に(6か月程度)部品のゆるみがないか点検してください。普段のお手入れは乾拭きでほこりを取りましょう。汚れがあるときは、軟らかい布に中性洗剤を浸し、よく絞って拭いた後乾拭きしてください。屋内専用ですが、湿気や水気の多い場所での使用はできませんのでご注意ください。万が一シェードが破損してしまった場合、スペアパーツのご購入も可能です。ご希望の方はお問い合わせください。
「北欧照明の父」ポール・ヘニングセンとは?
Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン) 1894-1967年
1894年、デンマーク中心部のオードルップに生まれ、高等学校を中退しテクニカル・カレッジで建築工法を学ぶ。自身の設計事務所をコペンハーゲンに設立後、ルイスポールセン社と協働を始め、複数のシェードから柔らかな光が降り注ぐランプを開発。良質な光を得るための機能的なデザインを生涯にわたり追及し、100種類以上のランプをデザインしました。また、照明以外にも、ジャーナリスト、アーキテクト、エディター、詩人、ソングライターとして多岐にわたり活動しました。特に彼の辛口の批評は有名で、無視できない論客として当時のデンマーク社会に強い影響力を放った人物です。
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは?
北欧・デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具、電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。