玄関の照明でそのおうちのセンスがわかる？！
おうちの顔になる玄関。毎日家族やお客さんをお迎えする場所なので照明にもこだわって素敵に見せたいところです。玄関に素敵な照明があるおうちを見たら家の中に入らなくてもとてもセンスのいいおうちなんだろうな～っと思います。せっかくマイホームを建てたなら、玄関の照明もしっかりといいものを選びましょう。仕事で疲れて帰ってきたとき、あたたかな灯りがお迎えしてくれると嬉しいですよね。
年月を重ねるごとに深まる味わいのある質感。
PH Wallは無塗装仕上げの銅を使用しています。はじめは真新しい10円玉のようにピカピカと輝いていますが、屋外で使用されるうちに表面に緑青が形成され、時とともに味わい深い質感となっていきます。経年変化が楽しめる素材は永く愛着を持って使う楽しみのひとつになります。
「北欧照明の父」ポール・ヘニングセンのデザイン
ポール・ヘニングセンとルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、1967年に亡くなるまで続きました。
ルイスポールセンのアイコニック的存在になっている「PH5」「3枚シェードのPHランプ」「PHアーティチョーク」など、彼のイニシャル「PH」が名前に付く照明はすべてポール・ヘニングセンがデザインを手がけています。
ヘニングセンがデザインした照明器具はすべて、「人間にとって良質な光を与える照明」という彼の哲学が貫かれています。
ヘニングセンが追求した対数螺旋のシェード
ヘニングセンがデザインした照明器具は美しい光のグラデーションが特徴です。
この光の秘密は、巻貝のカーブと同じ“対数螺旋(たいすうらせん)”と言う数学的な形が照明の傘(シェード)に応用されているからです。
対数螺旋のカーブは、下図のように、光がどの角度から当たっても同じ角度で反射します。この仕組みにより、なめらかな光のグラデーションをつくることができるのです。
明るいのに眩しくない、「グレアフリー」のデザイン
“グレア”とは眩しさのことで、光源からの光が直接目に入ることで発生します。「眩しさを感じると、部屋は灰色になり、とても貧しい光のように感じられる」と語ったヘニングセンは、グレアによって引き起こされる眼の疲労などについて医学書なども参考にしながら徹底的にグレアを取り除く「グレアフリー」の照明器具をデザインしました。
PH Wallは3枚のシェードで巧みに光源を隠しながら、対数螺旋を活かしたデザインで効果的に光を広げるデザインになっています。
シェードの内側は白く塗装されているのでより光が広がるようになっています。
屋外使用可能な防雨型
【IP保護等級】
IEC規格(電気・電子技術分野の国際規格)でIPコードという人体及び固形異物に対する保護、水に対する保護を等級別に分類、規定しています。PH Wallは「IP23」で器具に対する保護内容は、鉛直から60°の範囲の降雨によって有害な影響を受けないようになっています。建物の外壁や軒下など、斜め上からの風雨にさらされない場所でご使用頂けます。取付には電気工事が必要です。新築やリフォームをご検討中の方は工期を確認し、お早目のプラン検討をお願いいたします。屋外で使用する際は雨水や砂ぼこりで電球が汚れやすいです。電球が汚れたままだと本来の明るさを保てないので定期的な清掃をおすすめします。
CONNECT WEBショップ事務所でも使ってます！
設置してから5年が経過し、いい感じに渋みが増してきました。
ここからもっと年月が経つと鎌倉の大仏のような緑青が出てきます。どんな風に変化するか楽しみです。
↑ CONNECT WEBショップの事務所のエントランス
↑ きれいな緑青に変化した様子
設置する高さについて
玄関ドアの脇に設置する場合、地面から器具芯まで170～180cmの高さが目安となります。ですが、軒先の高さや玄関の作りによってちょうどいい高さは変わってきます。設置には電気工事が必要となりますので、現場で高さを見ながら調整することをお勧めいたします。
PH Wallが気になっている人はこちらもおすすめです
■Nyhavn Wall (ニューハウン ウォール)/ 銅
￥218,900(税込)
Size φ310 H215 D445
質量 4.1kg
E26 LED電球（白熱60W相当）
PH Wallと同じ無塗装の銅で経年変化が楽しめます。Wallより小さく、こちらも下方への光の広がりです。
詳細はこちらをご覧ください。
■PH 3-2 1/2 Wall
￥126,500(税込)
Size φ283 H262 D336
質量 2.5kg
E26 LED電球（白熱60W相当）
同じPHシリーズなのでPH Wallと器具の形は似ていますがサイズは小さいです。ステンレスの黒色塗装の為、無塗装の銅のような経年変化はありません。
詳細はこちらをご覧ください。
「北欧照明の父」ポール・ヘニングセンとは？
Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン) 1894-1967年
1894年、デンマーク中心部のオードルップに生まれ、高等学校を中退しテクニカル・カレッジで建築工法を学ぶ。自身の設計事務所をコペンハーゲンに設立後、ルイスポールセン社と協働を始め、複数のシェードから柔らかな光が降り注ぐランプを開発。良質な光を得るための機能的なデザインを生涯にわたり追及し、100種類以上のランプをデザインしました。また、照明以外にも、ジャーナリスト、アーキテクト、エディター、詩人、ソングライターとして多岐にわたり活動しました。特に彼の辛口の批評は有名で、無視できない論客として当時のデンマーク社会に強い影響力を放った人物です。
老舗照明ブランド、ルイスポールセンとは？
北欧・デンマークの照明ブランド。創業一族のポールセン一家は1800年代末頃から工具、電気用品の販売を手掛けていました。1924年にパリの博覧会のためにポール・ヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、照明器具の発売を開始。これが100種類以上のラインナップを誇るPHシリーズの始まりとなりました。現在では、ルイスポールセンは近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている"北欧のあかり"となっています。
