フィン・ユールは、現在では家具デザイナーとして知られていますが、家具と空間の相互作用を熟知する建築家としても評価された先駆者でした。
1950〜1952年にかけて取り組んだニューヨークの国連総会ビル内にある信託統治理事会会議場は、彼の名が広く知られるきっかけとなったと言われています。
そのインテリアの一部としてデザインされた「フィン・ユール クロック」は、木製の表面に沿ってわずかにカーブしています。
チーク材の中でも「本チーク」と称される、上質なことで有名なインドネシア産チークを使用しており、アルミニウムのドットはフィン・ユールのミニマリズムのセンスを表現しています。
これまでニューヨークの国連にしか存在しなかったデンマークデザインの傑作が、このたび世界で初めて製品化され、手にすることが可能になりました。