機能的かつ目を引く存在KNIT『ニット』
日本人デザイナー、倉本 仁がデザインしたシンプルで象徴的なコートラック「KNIT」。ユニークな彫刻的デザインが特徴で、金属なのに柔らかい印象を受けます。
実験を繰り返すことで生まれた機能美
KNITの1番の特徴は、パイプ3本の少ない構成素材を用い、3点で立つことで本体がガタつかずに安定して立ち、少ない加工工程で作られた合理的で機能的なところです。
またこのアイデアを象徴する編み込まれた形状が彫刻的に表現されている点も重要で、感性と悟性の両面を併せ持つ姿になっています。
様々な空間に馴染む、オブジェのようなコートラック
デザイナーの倉本仁氏は、商品をデザインする上で、「プロダクトやオブジェクトそのものをデザインしつつ、そのものが置かれた空間が豊かになるかどうか?」を大切にしています。
KNITは、美しく存在感のある3次元構造をもちながらも、運搬がしやすいフラットパックに収まるデザインになっています。
廊下や寝室、書斎などプライベート空間とパブリック空間のどこにおいても機能的で目を引く存在となるでしょう。
サイズ・バリエーション
KNITのカラーバリエーションは4種類あります。
▲左から、ブラック、トフィー、グレー、ホワイト
KNITのデザイナー / JIN KURAMOTO(倉本仁)
1976年生まれの日本人デザイナー倉本仁は、2008年にJIN KURAMOTO STUDIOを設立し、家具、家電、日用品など幅広い商品をデザインしています。
インスピレーションに満ちたスタジオでは、素材に触れながら試作を重ね、試行錯誤を繰り返すというプロセスが大切にされています。
彼の作品は、Red Dot Design Awardの「Best of the Best」賞や、iF Design Awardなど、数々の国際的な賞を受賞しています。
HAY(ヘイ)について
2002年、HAYはこれまでにない新しいタイプのデザインカンパニーとしてデンマークで設立されました。
共同設立者でありクリエイティブディレクターのメッテ・ヘイとロルフ・ヘイは、世界中の優れたデザイナーと供に製品開発を行っており、“アート・建築・ファッション”の3つをインスピレーションの源とし、高品質でサスティナブルかつ多くのお客様に向けた製品をつくり続けています。
「よいデザインはあらゆる人の権利である」という理念のもと、これまでにない手法により、進化し続ける現代社会のニーズに合わせた手頃な価格で製品を提供することを目指しています。
【あなたらしい使い方ができる】ユニークで自由なライト『MAYDAY』
フックのような取手がついているライトMAYDAY(メイデイ)は、ハンガーラックに引掛けたり、テーブルや床の上に置いたりと場所を選ばず自由に使用できます。また、お部屋のアクセントとして使うことであなたらしい好みの空間を演出できます。
MAYDAYは他のライトとは違い、ユニークで機能的なデザインが特徴です。
■MAYDAYの基本情報
MAYDAYのユニークで機能的なデザイン
MAYDAYのフックのような取手を使えば、さまざまな場所に引っ掛けられたり、サッと手に取って持ち運べたりします。取手に本体のコードを巻き付けられるので、ライトを使わない時はコードをすっきりと収納できます。
MAYDAYの電源コードは4.8mの長さがあります。通常のテーブルランプのコードは約2.5mなので、ずいぶん長いです。MAYDAYは、この長いコードを活かしてコンセントから電源を取り、天井や壁から吊り下げて使用することにも適しています。ウォールライトやペンダントライトは取付工事が必要だったり、天井の電源位置が決まっていたりすることが多いです。しかし、MAYDAYはフックが取り付けられれば、どこでも引っ掛けて使うことができます。
また、シェード(傘)を逆さにして三角形の穴にフックを引っ掛ければ、上向きに照らすこともできます。壁と天井に光が大きく広がるので、明るさを確保したい時におすすめです。
このように、MAYDAYはペンダントライト・ウォールライト・フロアライト・テーブルライトなど、さまざまな使い方ができます。1つで何役にもなれるので、ものを増やしたくないミニマリストの方にもおすすめです。また、MAYDAYは簡単に使い方を変えられるので、引っ越しや模様替えに柔軟に対応できる手軽さも魅力の1つです。
メンテナンスについて
安全に使用していただくために、1年に1回以上は清掃・点検をしましょう。器具の部品にゆるみがないか、コードに傷がないか注意してお調べください。
電源プラグやコンセント回りのゴミ・ほこりは発火や火災の原因となるので、乾いたやわらかい布で拭いて取り除いてください。
推奨される使用場所は屋内のみですが、屋内でも湿気や水気の多い場所での使用はお控えください。
お手入れの際は必ず本体の電源を切ってください。汚れは湿らせた柔らかい布を使い、水気をよく切り、やさしくふき取ってください。
MAYDAYのデザイナー / Konstantin Grcic(コンスタンチン・グルチッチ)
1965年、ドイツのミュンヘン生まれ。イギリスのThe John Makepeace Schoolに家具職人として修業をした後に、ロンドンのthe Royal College of Art にてデザインを学ぶ。1991年、ミュンヘンで自身のKonstantin Grcic Industrial Design を設立して以来、Authentics, BD Ediciones, ClassiCon, Flos, Magis, Muji, Nespresson, Vitraなど、世界をリードするデザインカンパニーのために家具・プロダクト・照明を開発。彼の作品の多くは世界の主要なデザインアウォードを受賞し、今回取り上げたFLOSより発表したMAYDAYランプは、2001年にコンパッソ・ドーロ賞を受賞。ニューヨーク近代美術博物館のパーマネントコレクションに選定されている。
Konstantin Grcic Industrial Designは現在FLOSのテクニカル照明システムやWhirlpoolのマイクロウェーブオーブンなど数々の新しいプロジェクトに携わっている。
イタリアを代表する照明ブランド、FLOS (フロス)とは?
1962年、イタリア メラノで設立された住宅照明および建築照明の製品やシステムを提供する国際企業。新しい創造的な才能を見いだすと共に、技術的研究や革新的な取り組みを継続的に行い、50年以上にわたり成長を遂げている。世界80ヵ国以上に輸出し、ローマ・ミラノ・パリ・リヨン・ニューヨーク・ストックホルムに直営店を展開している。フロスの作品は数々の国際的な賞を受賞しており、その多くが世界の主要な美術館やデザイン博物館のパーマネントコレクションに収蔵されている。日本フロスは1981年に設立された。