<112 壁付け棚>は、バーチ材の合板を曲げて形作った小さな三角形のループがブラケットとなり、しっかりとした天板を両端で支えています。三角形のループは、「ラメラ曲げ木」という技法により、合板でありながらもまるで無垢の一本木のように滑らかな見た目をしています。三角形のループを上に向けても、下に向けても、棚として使うことができ、ループを上向きにして設置すると、ブックエンド付きの本棚として使うことができます。アルヴァ・アアルトらしい、実用性と機能性、そしてシンプルで柔らかな美しさを兼ね備えた壁付け棚です。