イス選びに迷ったら
セブンチェア
新築やダイニングチェアの買い替えを検討しているとき、自分の家の雰囲気には、どんなイスが合うのか悩みますよね。雑誌を見ていても、素敵なイスがいっぱいあって、どれがいいのか迷います。
「イスは、簡単に買い替えできるもんじゃないから絶対に失敗したくない。」
「座ってて楽なイスがいい。」
「長く使うものだから安心して使えるものがいい。」
イス選びに迷っているなら、セブンチェアをおすすめします。これまでCONNECT では、たくさんのイスを取り扱いしてきましたが、セブンチェアほど、総合的にバランスのとれたイスはないと思います。
セブンチェアがなぜ、総合的バランスの良いイスなのか、なぜ、世界で売れ続けているのか解き明かしていきたいと思います。
1955年アルネ・ヤコブセンによりデザインされたセブンチェア
デンマークデザイン界の巨匠、アルネ・ヤコブセンによりデザインされたセブンチェアは、フリッツ・ハンセンを代表するベストセラーであると同時に、家具の歴史においてアイコン的存在の椅子でもあります。
1955年、世界ではじめて背座一体の三次元曲面を実現したアリンコチェアの開発から3年、成形合板によるチェアが更なる進化を遂げて誕生しました。
どんな体型や姿勢にもフィットする
座り心地
からだをすっぽり包み込む
「立体的」なカタチ
セブンチェアは「三次元曲面」でデザインされているため、座面から背中までを体のラインに沿って、すっぽりと包み込みます。
人間の体は、丸みを帯びています。特に背中は人それぞれの体型の違いだけでなく、姿勢や動きによっても丸みのラインが変わってきます。脚を組んだり、少し斜めに座り直したり。そんなさまざまな人の動きにも対応できるつくりになっています。
背もたれ部分のゆるやかなカーブは、背中の丸みに合わせて成型されています。もたれかかったときに背もたれが優しくフィットするようデザインされているので、背中にあたっても痛くありません。
三次元曲面の体のラインに沿ったセブンチェアだから、体を自然なかたちで支えることができ、どんな体型の方でも座りやすいのです。
長時間座っても疲れにくい
セブンチェアの特長でもある、ほど良い「しなり」。
背もたれに深くもたれかかると、木のイスとは思えない「しなり具合」に驚きます。
誰でも、直角に近い状態で座っていると疲れてしまいますよね。セブンチェアは、背もたれにもたれかかったときに、ぐぅっと柔らかくしなるため、長時間楽な姿勢で座ることができます。
これは、「背座一体の成形合板」だからできたこと。
世界ではじめて、この背座一体の成形合板を開発したのがフリッツ・ハンセンです。
座面と背もたれが一体になっているため、座った時に背もたれがしなり、堅い木のイスとは思えないほど、やわらかい座り心地です。
9層もの成形合板で作られているため、しなりがありつつも、丈夫で耐久性のあるつくりになっています。
セブンチェア以外のイスでも、座り心地をよくするために、背もたれに丸みをもたせていたりするものはありますが、背座一体ではないため、しなることはありません。
アームがなくても
肘を掛けてリラックス
リラックスして長時間座るためには、ひじ掛けがあるイスのほうがいいのかなとお考えのお客さまもいると思います。
実は、セブンチェアには「ひじ掛け」になってくれるところがあります。それは少し張り出した、背もたれの部分。
セブンチェアは、一般的なイスより背もたれが広く、しっかりと体を受け止めてくれるので、姿勢が変わったりくずれたりしても大丈夫。
少しナナメに座ってひじをかけたり、横に向いて座ったり。どんな座り方をしても、リラックスして心地よく座ることができるため、ホッと一息つきたい時やゆっくりお酒を飲みながら食事を楽しみたい時にもおすすめのイスです。
品質にこだわりぬいた
成形合板技術
FRITZ HANSEN - Making of Series 7
成形合板とは
成形合板とは、薄い単板を板の向きが交互になるように重ね、型に入れて成形した合板のことです。プライウッドとも言われます。一見すると同じような成形合板も、素材の品質や製造工程により強度や美しさが全く異なります。
セブンチェアの成形合板は
ここが違う
セブンチェアを成形する前の状態。強度、品質を保つために、使用する単板や接着剤にもこだわり、職人の目によるきびしいチェックが行われています。セブンチェアは9枚の薄くカットした板を使用しています。7枚は中材。外側2枚は表面の仕上げ材になります。
外側2枚の仕上げ材の裏には、インド綿が張られています。それにより強度が増し、板がそれにくくなっています。セブンチェアにインド綿を張るようになったのは1980年代頃から。品質向上のため改良が加えられています。
職人の手によって、丁寧にやすりをかけて表面をなめらかにしていきます。イスの表面は、どこを触っても凹凸がなくなめらかな手触りです。セブンチェアはすべて機械で量産されているわけではなく、工程によっては手作業で行われています。
セブンチェアとリプロダクト品を比べてみました。正規のセブンチェアのほうが薄くて軽く、なめらかな曲線になっています。リプロダクト品は、触ったときに凸凹があったり、板がそっていたりする場合があります。背もたれが左右対称ではないこともあり、形は似ていますが、細部に正規品との違いがでています。また強度を出すためか、厚みのある合板を使っていますが、そのぶん重さがでて扱いにくいイスとなってしまっています。
成形合板と一言で言っても、セブンチェアとリプロダクト品では、品質が異なります。
セブンチェアの座り心地の良さをもたらす「背もたれ部分のしなり」も、品質の良い成形合板だからできたこと。ひっくりかえして男性が乗っても壊れない、強度と弾力性があります。
扱いやすさまで考えられた
使い心地
女性が片手で持ち上げられる
軽いイス
セブンチェアは、女性が片手で持ち上げられるほど軽いため、イスを引いても軽く、扱いがとても楽なイスです。力のない小さいお子さんやお年寄りにとって、重いイスだと立ったり座ったりするたびにイスを持ち上げるのは、大変ですが、セブンチェアなら大丈夫!
お掃除の際もササッと持ち上げて掃除機がかけられるので便利です。
床にキズがつくのを防ぐ
専用の保護キャップ
毎日ごはんを食べたり、お茶をしたりするたびに座るイス。そのたびにイスをひくと、イスの劣化や床のキズの原因となります。それを防ぐために一般的に使われるのが、イス専用のフェルトシートです。ですが、粘着で固定されているだけなので、使用しているうちにはがれてしまいます。
セブンチェアの脚先には、ゴムキャップがついています。さらに、フェルトグライドという専用の保護キャップが別売で販売されています。フェルトグライドは、ゴムキャップの脚先が硬質フェルトとなっており、フェルトシートをつける手間もなく、はがれてしまう心配もありません。
12脚まで積み重ね可能で
収納に困らない
セブンチェアは最大12脚までのスタッキング(積み重ね)ができるため、収納に場所を取りません。 図書館や美術館などの公共施設、カフェや飲食店などで使われることが多いのは、座り心地やデザインだけでなく、このスタッキングできることも理由の1つだと思います。 一般の住宅でも、使わないときはお部屋のコーナーに重ねて置いておけば、場所も取らず雰囲気も損ないませんし、掃除のときも便利ですね。
スタッキングした時に座面に傷が付かないよう、椅子の裏側には保護キャップが付けられています。
セブンチェアが作られるようになって60年。
細部まで考えられ、改良されてきました。それもすべて、セブンチェアが長く愛され続けるための努力といえます。細かいところにもこだわる、フリッツ・ハンセンのモノづくりに対する姿勢がわかります。
最長10年のメーカー保証付き
長く安心してお使いいただくため、セブンチェアには通常5年のメーカー保証期間があります。
さらに、商品購入後フリッツ・ハンセンのメーカーホームページ「マイフリッツ・ハンセン」からメンバー登録をして頂くと、一部のセブンチェアでは最長10年に保証期間を延長することができます。
長期間の保証がつけられるのは、品質に自信があるからできること。デザイン、座り心地だけでなく、丈夫で長く使えるというところもセブンチェアをおすすめしたい理由なのです。保証期間が過ぎた後でも、万が一の場合はパーツ交換などに対応しておりますので、安心してお使いいただけます。
セブンチェアには発売以降、さまざまなタイプが登場しているのをご存じですか?とくに特徴的なのは、その豊富なバリエーション。セブンチェアが繊細な温かみを持つ調和のとれたカラーをまといます。
色の違いだけでなく、塗装仕上げの違いによっても表情がかわります。
世界的デザインキュレーターとの
コラボにより誕生した新しいカラー
フリッツ・ハンセンとクリエイティブな先見性を持つカルラ・ソッツァーニとのコラボにより16色の新しいカラーが誕生しました。
イタリア人のカルラ・ソッツァーニは本や雑誌の編集者であり、イタリア版「VOGUE」の編集長を務めるなど、デザインキュレーターやギャラリストとしても活躍する実業家です。1984年に10 Corso Como(ディエチ・コルソ・コモ)を立ち上げ、「COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)」をはじめ、「DIOR HOMME(ディオール オム)」、「CÉLINE(セリーヌ)」、「BALENCIAGA(バレンシアガ)」、「Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)」といった人気ブランドを取り扱う、ミラノで有名なセレクトショップを創り上げました。コンセプトストアの先駆けでもあったコルソ・コモは現在、ソウルにも展開しています。
組み合わせても調和する
一貫性のあるカラー展開
カラーバリエーション
シェル
※気になるカラーをタップしてアイテムをご覧ください
※気になるカラーをクリックしてアイテムをご覧ください
大胆かつ鮮やかな16色のシェルは、カラフルな世界の中に一貫性のある色味と組み合わせが感じられるカラーになっています。
ホワイト、ブラック、ナイングレー以外の13色すべてに少しのレッドを加えることでまとまりが生まれ、色同士が互いに引き立てあいます。また、16色の中にグリーン、イエロー、レッド、ブルー、ローズの5つのカラーファミリーを構築し、ニュートラルカラーとしてライトベージュとディープクレイを足すことで、カラーファミリーが結びつき穏やかで繊細なカラー展開になっています。
カラーバリエーション
レッグ
ベースは、メタリック粉体塗装仕上げ3種類、モノクローム粉体塗装仕上げ3種類、クローム仕上げの7種類から選択可能です。
おすすめの組み合わせ
デザイナーセレクション
●=デザイナーセレクション
〇=可能な組み合わせ
※左右にスクロールしてご覧ください
カラードアッシュ/ラッカー | ウォームグラファイト | ブラウンブロンズ | シルバーグレー | ブラック | ホワイト | ナイングレー | クローム仕上げ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ペールローズ | ● | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ● |
ワイルドローズ | ● | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ● |
ベネチアンレッド | ● | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ● |
パラダイスオレンジ | ● | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ● |
バーントイエロー | ● | ● | ◯ | ● | ◯ | ◯ | ● |
トゥルーイエロー | ● | ◯ | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ● |
ライトベージュ | ● | ◯ | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ● |
ディープクレイ | ◯ | ● | ● | ● | ◯ | ◯ | ● |
オリーブグリーン | ● | ● | ● | ● | ◯ | ◯ | ● |
ラベンダーブルー | ● | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ● |
ダスクブルー | ● | ● | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ● |
ミッドナイトブルー | ● | ● | ● | ● | ◯ | ◯ | ● |
エバーグリーン | ● | ● | ◯ | ● | ◯ | ◯ | ● |
ブラック | ● | ◯ | ◯ | ● | ◯ | ◯ | ● |
ナイングレー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ● | ● |
ホワイト | ● | ◯ | ◯ | ◯ | ● | ◯ | ● |
デザイナーセレクションとは、16色のシェルと7色のベースの色の組み合わせの中でも、特に美しく調和する組み合わせとして、フリッツ・ハンセンのデザインチームがセレクトしたおすすめの組み合わせです。
木材の機能性を損なわない
塗装仕上げ
木の素材感を残した
カラードアッシュ仕上げ
カラードアッシュは、木の素材感を残しながらも、さまざまなカラーを楽しめるよう仕上げられています。ムラの出ない最低限の塗りをほどこし、あえて木目を残した仕上がりにすることで、やわらかでナチュラルな印象になっています。ビビッドなカラーを選んだとしても、どこか木のぬくもりを感じられるのがカラードアッシュの良いところ。床やダイニングテーブル、デスクやシェルフなど、おうちの中は木を使っている場合が多いため、木目が見えるカラードアッシュは、他の家具と合わせてもモダンになりすぎず、馴染んでくれます。
つややかで高級感のある
ラッカー仕上げ
木目を感じられるカラードアッシュに対して、しっかりと塗りを重ね、表面に木目が見えない仕上げです。下地を塗って木目を完全に消し、何度も塗装をくりかえし、凹凸のない滑らかな表面は、つややかで高級感のある仕上がりです。色ムラがでないよう、職人さんが多くの手間をかけて製作しています。
素材・構造は他のセブンチェアと同じ。木を使っているとは思えない現代的な雰囲気が、ラッカーの魅力とも言えます。もちろん、適度な「しなり」や包まれるような座り心地、木材の機能性はそのままに、インテリアをモダンに仕上げてくれる、ワンランク上のセブンチェアです。
天然の木目を楽しむ
ナチュラルウッド仕上げ
「ナチュラルウッド」のバリエーションは全部で10種類。天然の素材を使っていますので、ひとつひとつ表情が異なる一点ものになります。
ナチュラルな素材感のあるイスは、どんなインテリアにも合わせやすいですし、自然素材で統一されたお部屋でも、雰囲気を壊すことなく馴染んでくれます。
「樹種によって仕上げ方も少し異なり、どの仕上げにするかは、樹種の特徴や経年変化などを考慮して決められています。同じ木材とはいえ、樹種によって質感や経年による色の変化などが異なるためです。それぞれの個性を最大限いかすために、最も適した仕上げが選ばれています。
ー 納品事例 -
シーンを選ばない万能チェア
空間がすっきり見えるチェア
ソファにテーブル・・・と大きな家具を置くことの多いリビングダイニング。スペースに限りのある場合も、できる限りお部屋を広く見せ、ゆったりとした気分で過ごしたいですよね。
カーブしたシェル(座面)のラインと細くて丈夫なクローム脚の組み合わせによって、セブンチェアは空間全体を美しく、すっきり見せてくれます。
ダイニングなどに数脚並べたときにも、圧迫感がありません。イスだけを見ると、金属の脚が冷たい印象になってしまうのかな?と不安に思われるかもしれませんが、丸みをおびたシェルのラインとの組み合わせにより、お部屋全体がやわらかな印象になります。
どうしてもクローム脚が苦手、もっとあたたかい雰囲気のインテリアにしたいという方は、粉体塗装仕上げの脚のカラーを選んでいただくことをおすすめします。同じカラーのセブンチェアでも、クローム脚に比べるとマットな印象になるのでお部屋に置いたとき、よりやわらかい雰囲気になります。
どこから見ても美しい
シェルのライン
前、後ろ、斜め、どこから見ても美しいセブンチェア。とくに斜めから見るセブンチェアは、きゅっとひきしまったウエストラインから続く座面のふくらみのカーブに、色気を感じます。なめらかな曲線と丸みをおびた独特の雰囲気は、セブンチェアならでは。どこから見ても美しいセブンチェアだから、インテリアのアクセントとしてお部屋のコーナーに置いても、リビングのワークスペースのチェアとして置いても存在感があります。
SERIES 7には、スタッキングモデル以外にもアーム付やキャスター付き、好きな張地を選べるパディングタイプなど、幅広いラインナップ展開になっています。
世界中で多くの方に支持され続けているセブンチェアだからこそ、様々なラインナップ展開が実現した理由のひとつでもあります。
SERIES 7で揃えて組み合わせを楽しんだり、自分だけのお気に入りの1脚を選んでみてはいかがでしょうか。
理想を叶える
幅広いラインナップ
Item
組み合わせ
お部屋をシンプルにすっきり見せたいけど、こだわりのあるインテリアを組み合わせたい場合は、板座のセブンチェアと“フロントパディング”を組み合わせたコーディネートがおすすめです。“フロントパディング” はシェルのフロント部分のみ生地が張られており、自分の好きな張地を選べます。シェルは板座タイプのセブンチェアと同じなので、合わせたときに統一感を大事にしながら、張地でアクセントを楽しむことができます。