“たそがれ時の空の光”を完全再現⁉北欧ペンダント照明PH 5の美しい光
こんにちは、自転車通勤の帰り道の景色に癒される、スタッフのイトウです。
丸亀の夕焼けの景色は日本昔話のような、かわいい小お山がぽこっと浮かび上がってとてもきれいなのです。
“黄昏(たそがれ)時の空の光”
誰もが、眺めるだけで、ホッと癒された経験のある光なのではないでしょうか?
・黄昏(たそがれ)時とは、一日のうち日没直後、雲のない西の空に夕焼けの「赤さ」が残る時間帯のことです。
こんな心地よい光の下で、夕ご飯を食べたり、家族とおしゃべりをしたり、読書をしたり…… そんなことが、お部屋でもできれば良いと思いませんか?
“黄昏時の空の光”をお部屋で楽しめる、北欧デンマークで生まれた、PH 5クラシックというペンダント照明があります。
お店の照明を毎日眺めているうちに、PH 5クラシックの光と“黄昏時の空の光”が重なって見えたことがありました。
私がPH 5クラシックと“黄昏時の空の光”に見つけた、3つの共通点をご紹介します。
共通点1:沈んだ夕日がつくる山影
PH 5クラシックは、山影に沈んでいった夕日のように、電球がどこからも見えません。
器具の中央に電球が、すっぽり隠されてしまっているからです。
ギラギラした太陽の光が山影に沈むと、一気に目の緊張がゆるみますよね。
“眩しくない”光が目に心地よいのです。
中央の大きなシェードは、黄昏時の空に浮かび上がる、山影のようにも見えます。
光だけでなく影も視界に入ってくると、ホッとさせられることに気がつきます。
共通点2:夕日の赤色と空の青色
“黄昏時の空の光”は無条件に心が落ち着くような、不思議な色味ですよね。
このような光の色をつくるために、PH 5クラシックはシェードの色が工夫されています。
↓写真は、電球が入るシェードの内側の部分。
夕日をイメージできる赤色に塗られています。
次に、外側部分の中央にある反射板は、空の色をイメージできる青色に塗られています。
なぜ、わざわざ、この2色に塗られているのか、この写真を見ていただくと分かります。
↓PH 5クラシックのデザイナーのポール ヘニングセンが、白熱球のスペクトルをスケッチしたものです。
出展: 「Light Years Ahead」 ルイスポールセン刊
コレだけ見ると、なんだこれ?と思いますが、簡単なので、一緒に見てみましょう。
まず、黄色と緑の部分は、人の目が強く刺激を受け取る光、だと覚えてください。
次に、上から順に、青、赤、むらさき、と光に色を足す実験をしています。
黄色と緑の部分が一番少なくなっているのが、青と赤を混ぜた、むらさき色のときでした。
さらに、むらさき色を加えたときは、目への刺激が弱い赤と青の光が高まっています。
夕日の赤色と空の青が混じる、むらさきがかった黄昏時の空の色。
その色に目の安らぎを感じるのには、これが関係しているのかもしれません。
共通点3:黄昏時の空のグラデーション
黄昏時の空に見入ってしまう理由は、夕日の赤から空の青へとなめらかに変化する、空のグラデーションの美しさです。
PH 5クラシックも、美しい光のグラデーションが特徴です。
この光の秘密は、巻貝のカーブと同じ“対数螺旋(たいすうらせん)”と言う数学的な形が照明の傘(シェード)に応用されているから。
このカーブを照明に応用したことは、ポールヘニングセンの天才的なひらめきともいわれています。
対数螺旋のカーブは、↓下図のように、光がどの角度から当たっても同じ角度で反射します。このしくみにより、なめらかな光のグラデーションをつくることができるのです。
出展: 「Light Years Ahead」 ルイスポールセン刊
まとめ
“黄昏時の空の光”とPH 5クラシックの光の3つの共通点は、・沈んだ夕日が作る山陰・空の青色と夕日の赤色・空のグラデーションでした。
この3点により、PH 5クラシックの光は“黄昏時の空の光”のようにみえるのです。
PH 5クラシックで、お部屋の中なのに“黄昏時の空の光”のある、心地よい夜の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
目には優しく、机の上はしっかり明るく照らしてくれるペンダントライト。
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CONNECT
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