フィン・ユールで常に人気!53チェアは、つい座りたくなるアームチェア
53チェアは、1953年のコペンハーゲン家具職人展で紹介され、フィン・ユールデザインの中で常に人気の作品の1つです。もともとは家具職人のニールス・ヴォッダーのためにデザインされました。フィン・ユールらしいエレガントで彫刻的な表現が特徴です。53チェアは、さまざまなテキスタイルとレザーがあり、脚はウォールナット材、オーク材、チーク材からお選びいただけます。
▲1953年の53チェアを描いたフィン・ユールのオリジナル水彩画。
写真提供: Pernille Klemp, Designmuseum Danmark
フィン・ユールデザインの真骨頂、浮遊感とアームの美しさ
▲53 CHAIR / ウォルナット材・オイル仕上げ / Hallingdal 110(ハリンダル)/ラウンジチェア
53チェアの浮いているかのように見えるアームや座面部分は、フィン・ユールデザインの特徴を見事に表現しています。しかし今回は、椅子に軽やかでエレガントな表情を与えるために、より洗練された方法で分離を実現しています。
張地がまったくない後ろ脚は、床から突き出ているかのようです。そして途切れることのなく方向転換し、一気に肘をかける部分へとつながります。そのようにしてできたアームは有機的で、まるで動物のような形をしています。
つい座りたくなるアームチェア『53チェア』
▲ウォールナット材の53チェアは、カラー「01-100」の「ブランズ」張り、カラー「01-140」のクッション付き
室内装飾品をも包み込むユニークで有機的なフレームは、無垢材を巧みに使用して作られており、空中に浮遊しているかのように緻密に形作られています。
▲ウォルナット材の53チェアには、カラー「0533」の「Helia」テキスタイル張り
アームは、丸みを帯びた形からシャープな形へとなる繊細な変化が、木目の独特のパターンを引き立て、つい触りたくなるほど美しくなめらかです。
▲ウォルナット材の53チェアには、カラー「0001」の「Moss」テキスタイル張り
また、座面は広々としており自然と座るように誘います。さらに包み込むような座り心地をかなえるクッションは、オプションで注文可能です。詳しくは、お問合せ下さい。
サイズや素材の詳細について
サイズ:W710×H730×D775(約mm)
座面の高さ:SH375(約mm)
素材(樹種について):チーク材、ウォルナット材、オーク材からお選びいただけます。
素材(張地について):レザーまたは、ファブリックから色をお選びいただけます。
デザイナー:FINN JUHL(フィン・ユール)
ブランド:HOUSE OF FINN JUHL(ハウス オブ フィン・ユール)
※張地につきましては、多くの種類がございます。素材の詳細や、お選びいただく際は、スタッフがサポートさせていただきますのでお気軽にCONNECTまでお問合せ下さい。
Finn Juhl(フィン・ユール)とは
1912年デンマークのコペンハーゲン生まれ。1914年生まれのハンス J.ウェグナーやボーエ・モーエンセンと同世代のデザイナーです。フィン・ユール独特の発想と造形力を評価され、数々の素晴らしい作品を生み出したデザイナーであり『デンマークモダンの父』とも称されています。
彼は、幼い頃から美術に興味を持ちますが、父親から芸術の道に進むことを反対され、建築家になるべくコペンハーゲンの王立芸術アカデミーの建築学科に入学しました。そこで建物の設計やインテリアデザインを通じて現代美術への関心を持ち、独自の発想をもとに家具デザインを手がけるようになりました。
大学在学中に、建築家のヴィルヘルム・ラウリッツェンの事務所に勤務したフィン・ユールは、1937年の家具職人ギルド展示会で出展したのがきっかけになり、のちに自身のデザインスタジオを設立しました。
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)とは
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)は、2001年フィン・ユールの夫人ハンネ・ヴィルヘルム・ハンセンにより、フィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する権利を与えられました。デザイン当初に意図されたのと同じ価値と品質、フィン・ユールらしさである特徴的な仕上げと繊細な造形の実現を大切にフィン・ユールの家具を製造しています。
コレクションの背景にあるハウス オブ フィン・ユールの「生産と職人技」
フィン・ユールの彫刻的な家具を制作するには、膨大な量の作業を要します。しかし、一つ一つの細部は、昔の家具職人の工房から来たかのように繊細で純粋でなければなりません。
また、私たちの次の世代も長く家具を楽しめるように耐久性のあるものでなければならず、最高級の素材を厳選することが、ハウス オブ フィン・ユールの最大の焦点となっています。
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まとめ
フィン・ユールの作品の中でも特に人気がある53チェアは、いかがでしたか?もともとは家具職人ニールス・ヴォッダーのためにデザインされ、エレガントなフォルムと彫刻的な要素が上手く調和したデザインが特徴です。
空中に浮遊しているかのように緻密に形作られたフレームは、なめらかで自然と体の曲線に馴染み、広々とした座面が座る人に快適さを提供します。