Case 10 AZABU HILLS RESIDENCE
【AZABU HILLS RESIDENCE】は、東京の邸宅街として知られる南麻布の高台に立地するマンションのリノベーションプロジェクト。敷地は閑静かつ緑豊かな自然に恵まれた良好な環境であり、北側向きの住戸ですが、眺望がよく日中は安定した柔らかい光で満ちています。
芦沢啓治建築設計事務所がインテリアのリノベーションを行い、これを構成する要素として数点のテイラーメイド家具を制作しました。欅をキーマテリアルとして、インテリアは古民家と、モダンな住宅が合わさったような不思議な感覚を作り上げています。都心の住まいとして、包容力を持ち、住み手を優しく包み込む空間となっています。
芦沢啓治建築設計事務所
2005年、東京にて芦沢啓治建築事務所を設立。建築設計にとどまらず、家具・照明デザイン、金物製作など建築空間にかかわる多くのものを手掛けています。
素材との対話を通じて、特性を最大限引き出す「正直なデザイン」が特徴。空間からデザインを考え、理論だけでなく、そこで暮らす人の生活をイメージし、現場での様々な気付きを大切にしています。
【AZABU HILLS RESIDENCE】では、「東京という巨大な都市の真ん中にある住宅だからこそ、ホッとできるホーム感が大切です。落ち着きや静けさを意識し、そのための環境を作るうえでインテリアのデザイン、家具や照明、アートの選択を慎重に行っています。」と語り、A-S02等の家具を生み出しました。