実用的でありながらオブジェのように美しいコーヒーテーブル
フィン・ユールが1948年にデザインした「アイテーブル」は、ユニークな三角形の天板が特徴のコーヒーテーブルです。その名の通り、目のように見える形が印象的で、46ソファとの組み合わせを想定してデザインされました。ソファの横に置けば、まるで一体になったかのような美しい空間が生まれます。
46ソファとの相性は抜群ですが、他の家具とも合わせやすく、お部屋のアクセントとしても活躍します。
コンパクトなサイズながら、その存在感は抜群。上質な素材と洗練されたフォルムは、どんなインテリアにも上品さを添えてくれます。
丸形より見た目すっきり、三角形より天板を広く使える
▲ウォルナット材のアイテーブル(リノリウム仕様ブラック(ツヤなし))
アイテーブルの天板は、三角形に近い形ですが角が緩やかな目の形なので、カップや本を置きやすく、天板を広く使うことができます。
緩やかな曲線は、動線を遮らない
▲ウォルナット材のアイテーブル(ホワイトラミネートトップ)、ペリカンソファ、ポエトソファ
三角形のような形は、足元の動線の確保がしやすく、テーブルを挟んで向かい合わせにソファを置いても広々と使うことができます。
実用的な構造だけ考えるのではなく、彫刻家のような心構えで家具を形づくる
▲EYE TABLE(アイテーブル)/ ウォルナット材・オイル仕上げ / サイドテーブル
フィン・ユールは、使い勝手の良さなど実用的な構造はもちろんのこと、見た目の美しさにもこだわってデザインしました。すっきりとした3本脚のデザインに注目してみましょう。脚は先細りで軽やかに、脚と脚をつなぐ貫にも美しい曲線が見られます。全ての貫が曲線になっていないところもまた彼のこだわりでしょう。
▲EYE TABLE(アイテーブル) / ウォルナット材・オイル仕上げ・ラミネート天板(ホワイト)/ サイドテーブル
直線のシンプルさと、曲線のエレガントさを合わせ持ち、フィン・ユールらしい優雅さが表現されたテーブルです。
天板の仕様について
▲ハイグロスラミネート仕様ホワイト(ツヤあり)
▲脚と同仕様ウォルナット材(オイル仕上げ)トップ。その他、オーク材、チーク材がお選びいただけます。
▲ウォルナット材のアイテーブル(リノリウム仕様ブラック(ツヤなし))
サイズや素材の詳細について
サイズ:W900×H500×D560(約mm)
素材(樹種について):ウォルナット材、オーク材、チーク材からお選びいただけます。
素材(天板について):ラミネート天板ホワイト・リノリウム天板ブラック・ベニヤからお選びいただけます。
デザイナー:FINN JUHL(フィン・ユール)
ブランド:HOUSE OF FINN JUHL(ハウス オブ フィン・ユール)
※素材の詳細や、お選びいただく際は、スタッフがサポートさせていただきますのでお気軽にCONNECTまでお問合せ下さい。
Finn Juhl(フィン・ユール)とは
1912年デンマークのコペンハーゲン生まれ。1914年生まれのハンス J.ウェグナーやボーエ・モーエンセンと同世代のデザイナーです。フィン・ユール独特の発想と造形力を評価され、数々の素晴らしい作品を生み出したデザイナーであり『デンマークモダンの父』とも称されています。
彼は、幼い頃から美術に興味を持ちますが、父親から芸術の道に進むことを反対され、建築家になるべくコペンハーゲンの王立芸術アカデミーの建築学科に入学しました。そこで建物の設計やインテリアデザインを通じて現代美術への関心を持ち、独自の発想をもとに家具デザインを手がけるようになりました。
大学在学中に、建築家のヴィルヘルム・ラウリッツェンの事務所に勤務したフィン・ユールは、1937年の家具職人ギルド展示会で出展したのがきっかけになり、のちに自身のデザインスタジオを設立しました。
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)とは
HOUSE OF FINN JUHL(ハウス・オブ・フィンユール)は、2001年フィン・ユールの夫人ハンネ・ヴィルヘルム・ハンセンにより、フィン・ユール家具の製造と復刻生産に関する権利を与えられました。デザイン当初に意図されたのと同じ価値と品質、フィン・ユールらしさである特徴的な仕上げと繊細な造形の実現を大切にフィン・ユールの家具を製造しています。
まとめ
いかがでしたか?小さなコーヒーテーブルであっても繊細で、細かなところまで美しく、そして機能的なデザインは、さすがはフィン・ユールですね。丸型よりもすっきり見えて、テーブル周りの動線も確保しやすい目の形をしたアイテーブル。ぜひフィン・ユール家具と合わせていただきたい一品です。