自分で育てる
ヴィンテージ家具
ステップ2
新しい住まいには、新しい家具選びがついてきます。
「どんな部屋にしよう」「あれもこれも置いてみたい」など、
ワクワクと自分が理想とする暮らしへの夢がふくらみますよね。
しかし、いざお店に行ってみると、山のように家具があります。
安いモノ、高いモノ、素材違いのモノ、デザイン違いのモノなど、
「あれもいいこれもいい!」と目移りしてしまいます。
ところが、気に入って買ったつもりだったのに何ヶ月かすると、
「このデザイン飽きちゃったな……」
「なんだか使いづらい……」
「買った時は良かったのに部屋に合わない気がしてきた……」
など、家具選びの悲しい失敗はよくあります。
そこでつまずいてしまっては、1台の家具を大切にヴィンテージに育てることはできません。
今回の記事では、2つのステップに分けて、
デンマークに学んだ、長く使うことのできる家具選びのコツを伝授します!
ステップ2
愛着を持って、長く使うことのできる家具の4つの共通点
大きく分けると、
選んだ家具には2つどちらかの運命があると思います。
①使うほどにちょっとづつ傷や汚れも合わさって、魅力がなくなってきて、
いいものがあれば買い替えたい…と思ってしまう家具。
②使うほどに傷もつくけれど、お、なんだかよい味出てきた?と感じ、
手入れをしながらずっと使えたらなぁ…と思える家具。
お店で並んでピカピカ真新しい時には、どちらの家具もけっこう魅力的に見えます。
しかし、使っていくうちにこんなに大きく差が開いてしまうのです。
その2つの運命を見分けるポイント。
愛着の湧くヴィンテージ家具に育ってくれる家具には、4つの共通点がありました。
1. 脚元がスッキリ細い
何十年と時間が過ぎても見飽きず、
見た目の気持ち良い家具に共通することは、
“脚がスッキリ細い”という見た目の理由がありました。
そんなこと?と思ってしまいますが、
大きな家具は、脚が太いだけで、
すぐに、重たい野暮ったい雰囲気になってしまうのです。
脚が細いと、お部屋の見通しがよくなり、
部屋が広々、美しく見えるのです。
しかも脚元が細い家具にはもう1つ良いことが!
脚が細い家具って実際持ってみると、本当に軽いのです。
日常の出し入れ、お掃除など軽いってすごく快適なのです。
2. 見た目だけじゃない、使い心地のよさ
見た目の良い家具って使い心地は良くないのでは?と思われることが多いです。
でも、見た目のよさと機能を兼ね備えた家具はちゃんとあります。
例えば、Yチェアは、体の曲線に合わせた柔らかいカーブが
座り心地の良さと、見た目の美しさを兼ね備えた椅子です。
照明も、電球の不快なまぶしさが隠してあるのに、
手元はしっかり明るく照らしてくれるものがあります。
家具は毎日使う暮らしの道具でもあります。
使い心地が良いからこそ、たくさん使いたくなるし、愛着が湧くものです。
3. すぐに汚く朽ちてしまわない、良い素材を使っている
数年で汚く朽ちてしまうような素材は選ばないようにしましょう。
使っていくうちに魅力的な経年変化をするのはやっぱり自然素材。
そこで、自然素材は手入れが大変なのでは?というのもよくある質問です。
確かにメンテナンスフリーのモノより手間はかかりますが、
やり方を覚えて日々の掃除の一部にちょっと足してもらうだけで、
そんなに難しいことはありません。
それ以上に、素材自体が呼吸をするので、蒸れたりせず快適。
触れ心地もよくて、ホッと癒されます。
自分の身体や生活にしっくりと息づいてくれるようで、愛着が湧いてくるのが特徴です。
お手入れの仕方はただ今、少しずつCONNECTWEBサイトで公開しているのですが、
わからないことがあれば気軽にご質問ください。
4. 傷付いたり、破れてしまったりしても、簡単にメンテナンスできる
長く使いたいと思っても10年20年経ったとき
修理したいと思って調べると、買ったほうが安いということも。
自分でも簡単にメンテナンスできるものを選べば、
無駄な出費もなく、いつでも清潔で美しい状態を保つことができます。
ちょっとした日々のメンテナンスも結構楽しいものです。
例えば木材だと仕上げがとても重要で、メンテナンスしやすい順にいうと
ソープ仕上げ、オイル仕上げ、ラッカー仕上げです。
ソファだとカバーリングの仕様になっている。など、
長く使っていく中で簡単に修繕の利く仕様か、事前にチェックしましょう。
まとめ
愛着を持って、長く使うことのできる家具の4つの共通点は
- 1. 脚元がスッキリ細い
- 2. 見た目だけじゃない、使い心地のよさ
- 3. すぐに汚く朽ちてしまわない、良い素材を使っている
- 4. 簡単にメンテナンスできる
この4つをポイントに選ぶことで、
愛着を持って、長く使うことのできる家具を
自分でヴィンテージに育ててみませんか?