次の持ち主にまでつなぐ、
こだわりのリペア

リペアをした家具たちがこれからまた、
50年60年と使われていくことのできるように、リペアを施します。
CONNECTが心がけているのは、
“必要以上に手をかけすぎないこと”

例えば、
ヴィンテージテーブルの、表面のチーク材の厚みはほんの僅か。
深い傷を新品のように削りすぎると、テーブルの寿命を急激に縮めてしまいます。
削りすぎは、近い将来、表面のひび割れの原因になることもあります。

そのため、CONNECTでは、数ミリ単位の繊細な削り作業をしています。
深い傷は家具の個性として残しながら、
家具の寿命を優先したリペアを行っています。

そのこだわりのリペア作業の様子を、一緒に見ていきましょう。

リペア前のサイドテーブル

リペア前のサイドテーブル

長年使いこまれて、コップの輪染みや色剥げが見られます。

1. 洗う

洗う

石鹸を泡立てた泡で、丁寧に汚れを落とします。

2. 点検

点検

がたつき、棚のレール滑り具合など、その家具の状態を点検します。
この時問題があると、調整を行います。
引き出しをあけると、前の持ち主の私物らしきものが発見されることも…

3. やすり掛け

やすり掛け

家具に張られたチーク材の厚みはほんの僅か。 そのため、表面を削りすぎると家具の寿命を急激に縮めてしまいます。
深い傷は家具の個性として残しながら、
出来る限り削りすぎないように調節する、という繊細な作業なのです。
長年使いこまれた家具の表面を、薄ーく1皮むくと、新しい木の表面が現れます。

4. オイル仕上げ

オイル仕上げ

オイル仕上げを選んでいる理由は3つ。

  • 木の自然な風合い
  • 汚れをはじいてくれる※こぼれた水は水シミになるのですぐ拭き取ってください
  • 将来的にも簡単にリペアすることができるから

こだわりポイントは、普通ならオイルを塗ってそのまま乾かすところを、
耐水ペーパーでオイルを丹念に塗り込む工程。
そうすることでマットですべすべな木肌が出来上がるのです。
また、人にも自然にも優しい100% 植物性のオイルを使っています。

5. 乾かす

乾かす

風通しの良い日陰で1週間ほどゆっくり乾かして完成!
ヨレッと古ぼけていたサイドテーブルが、立派に蘇りました。

作業場

作業場

デンマークから届いたヴィンテージ家具をそれぞれチェックしていると、
すでに前の持ち主がリペアした跡を見つけることもあります。
1台1台の状態を見ながら、その家具に合ったリペアを、
心を込めて行っています。